2008年01月31日

Albums Of 2007 GC Choice: Spin-Off

すっかり忘れてたけど今月の6日でこのブログ4年目に入ってしまいました。
意外と長く続くもんですね。とりあえずまだやめる気皆無です。
いつもコメント書いてってくれる皆様に愛を。


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ベスト選考番外編。コンピレーション1枚。ていうか特に順番を付けてみて1番でした、とかじゃないんだけど、これリリースの時から記事にしようしようと思ってて結局延び延びになっていたのです。spin-offって言葉をこういう意味で使えるのかどうかは正直分からない。




Super Chample
V.A. / Super Chample Dancer's Collection

1. Super Chample Opening Jingle
2. Incredible Bongo Band / Apache (Super Chample Mix)
3. Jimmy Castor Bunch / It's Just Begun
4. James Brown / Give It Up Or Turn It A Loose (Remix)
5. Johnny Pate / Shaft In Africa [Addis]
6. Arthur Baker / Breaker's Revenge (Freestylers Remix Edit)
7. The J.B.'s / The Grunt
8. Super Chample Mid Jingle
9. Ollie & Jerry / Breakin'...There's No Stopping Us
10. Hot Steak / Body Work
11. Cybotron / Clear
12. Cameo / Rigor Mortis (Edit Version)
13. Cameo / Be Yourself
14. The Gap Band / Early In The Morning
15. Lyn Collins / Think [About It]
16. Kool & The Gang / Open Sesami
17. The Temptations / Glasshouse
18. Rufus feat. Chaka Khan / Dance Wit Me
19. The Commodores / The Assembly Line
20. Isaac Hayes / Disco Connection
21. Super Chample Ending Jingle
22. Polysics / I My Me Mine


中京テレビ(名古屋の日テレ系地方局)発の深夜のダンサー番組「スーパーチャンプル」の企画CDなんだけど、たかが民放の企画コンピだと軽く見てたら大間違い!俺もう選曲見た時点でこれは買いだ!と確信しました。実は一回発売がちょっと延期していてやきもきしてたんだけど無事昨秋にリリース。



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2008年01月29日

Albums Of 2007 GC Choice #1

Disco Romance N America.jpg

#1 Sally Shapiro 『Disco Romance』(Diskokane/Klein/Paper Bag)


うーん、こんなのを今年の1位に選んでよいものかとも思うのだけど(iTunes再生回数の並びがあまりにポップすぎだったのでアルバムまでRihannaを1位にするのは意地でも避けよう的なバイアスがかかってる?)、アルバムトータルでっていうことならこれが一番ぐっと来たんです。エレポップとかユーロビートと言った方が分かってもらいやすいんだろうけど、正確に言い表すのであればイタロハウスと呼ぶべきダンスアルバム。ただし産地はイタリアじゃなくてスウェーデン。

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2008年01月27日

Albums Of 2007 GC Choice #2

Good Girl Gone Bad.jpg

#2 Rihanna 『Good Girl Gone Bad』 (Def Jam)


ここ最近の、R&Bベースのアーバンポップ隆盛のスタート地点はどこであるか。いくつか回答はあると思いますけど、チャート的なインパクトを重視して自分はGwen Stefaniの1st以降、と答えます。その「Gwen以降」の2000年代中盤の流行の音は一体どんなだったのかと何年か何十年か先の若者に問われたら、この1枚を聴かせるだけでほぼ全てが把握できてしまうだろう。最初にこのアルバムを聴いたときにそう思いました。それくらいここ数年の流行りの音を包括し、そしてこの作品以降にもまた新たな流れを作り出した、まさに今の時代の音の見本市のようなアルバム。

同じ全米1位獲得でも初めて獲った「S.O.S.」の時とは放たれるオーラが10倍ぐらい増幅したような今の彼女ですが、ここまで一気にトップに駆け上がる原動力となった「Umbrella」は彼女のエキゾチックな魅力を十二分に活用した構造で(これについてはサイコさんが「民族楽器のような声」とレビューで書いてたのを見てから気がつきました)、かつ後の音にも影響を残し(代表例が同じThe Dream製のJ.Holiday「Bed」なのはここ見てくれてる人には言うまでもないですよね)、ついでにビデオも完璧というマルチな最強ソング。というか自分はビデオ見るまではあんまり印象に残んない曲だなあと思っていたからビデオの貢献度も大きかったか。

もちろん他の曲も「Umbrella」の足を全く引っ張ることがないレベルで揃えてあるのでこれでは文句のつけようがありません。ビジュアル面での大化けっぷりも見事だし、StargateにTimbaland/JustinにNe-Yo、と連れてきたメンツも間違ってない。つけるとしたら、内容に見合わず伸びきらなかったセールスですかね。ちゃんと「名ポップ盤」として後世に残っていってくれるといいんだけど。ちなみに2枚組のDance Remixiesは全体的にどうでもいいのが多かったです(笑)
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Albums Of 2007 GC Choice #3

It Wont Soon Before Long

#3 Maroon 5 『It Won't Be Soon Before Long』(Octone/ A&M)


自分たちがなんであんなに売れて、そして今自分たちに何が求められているのか。なんか綿密な市場調査でもした上で作ったみたいなものっそい「あーそうそうコレコレ」感満点なアルバムですね。事実「Can't Stop」みたいな、こんなの誰がMaroon 5にやって欲しいのよっつう曲はきっちりどうでもいい仕上がりになってたりしてて(Arctic MonkeysとかBloc Partyにカヴァーさせたらものすごくカッコよくなる気がするけどMステであんなヘナいパフォを晒した彼らにこういうスリリングな展開の曲は無理でしょ)、「Nothing Lasts Forever」とか「Won't Go Home Without You」とか、素直に市場のニーズに従いましたという感じのAAA的なやつがフツーにいい。和む。

それプラス「売る気」を満々に込めたディスコロック「Makes Me Wonder」は見事全米シングルチャート制覇、と実に分かりやすい結果もついてきております。アルバムの中では最初目立たなかった「Wake Up Call」をシングルとして切っておいたのも、R&B的な粘っこさを大事な“ウリ“にしてる彼らとしては大事な選択だったのだなあと今さらながら思ったり。

で、ところどころに入ってる変な曲をチャラにして、アルバムとしての印象を非常に良くしたのがラスト(ボートラ除く)に据えられた「Back At Your Door」。ライヴの大ラスで歌うために作ったとしか思えない超ベタベタのバラードで、一歩間違えばオーディションアイドルのデビュー曲にありがちなただの噴飯ソングですが(ブレイクアウトに出てきたら「イントロだけで最下位確定」とか書かれてそうだ)、このアルバムのシメとして入ってるとむちゃくちゃ気持ちいいんですよ。つーかラストのバラード2連発による「さあこれから大団円に向けて収束させて行きますよー」な展開が分かりやすすぎてたまらん。予定調和万歳。こういうこと恥ずかしげもなく堂々とやれてしまうキャラって今の時代には結構貴重だよなあ。Justin TimberlakeもRick Rubin曲で同じことやろうとしてたけどあれ大失敗してたもんな。終わりよければすべて良し。
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2008年01月26日

Albums Of 2007 GC Choice #4

Graduation.jpg

#4 Kanye West 『Graduation』(Roc-A-Fella/ Def Jam)


アルバムがどうこうというよりは自分的には「Good Life」に全てを持っていかれた感じ。とにかくこの曲のビデオを見たときにすごく感動した。ビデオ自体の出来もさることながら、2006年のMTV Video Music Award EuropeでJustice vs Simian「We Are Your Friends」に賞を攫われ、怒り心頭で受賞者スピーチの壇上に乱入したKanyeが、まさにその時マイクをひったくった相手、「We Are Your Friends」のビデオ制作者であったED BANGERのアートディレクターSo-Meを自身の新曲ビデオに抜擢した、というエピソードに。だって、欧州ダンスシーンの影響が、こんなに目に見える形でアメリカのメインストリームど真ん中に落とし込まれた実例を、自分は初めて経験したから。それもラジオ局が面白がってヨーロッパのダンスヒットを流したんじゃなく、アーティスト同士の交流が生まれていた、という形で。

そして気がつけばSo-Me製のもう一つの名作ビデオ「D.A.N.C.E.」(Justice)もグラミーのベストビデオにノミネート。いつの間にやらあの閉鎖的なアメリカがヨーロッパ(というかフランス産)のダンスミュージックにかぶれてきてるんか!?と思うと、隠れフレンチタッチ教徒(表立ってはあんまり名乗れないの、詳しく突っ込まれると困るから)としては、もう。

それが最もわかりやすい形で示されたDaft Punkのモロ使い「Stronger」は見事英米のシングルチャートを制覇。昔けいさんがThe Killersデビュー時の英米同時ブレイクに際して、それまで別々だと思われていたシーン(この場合はもちUSロックとUKロックね)が繋がったかのようなインパクトを感じるみたいなことをレビューで書いていたのを覚えているけど、僕はこのアルバムに、USヒップホップとフレンチエレクトロという予想もつかない組み合わせの二つのシーンが突然繋がったかのようなインパクトを感じたのです。実のところ、全曲シンセサウンドばりばりなアルバムではないけどね。
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Albums Of 2007 GC Choice #5

祝☆ネット環境復活!
今日からはもうすごい勢いで即レスしまくんよ。
みんなのサイトも油断してると俺の書き込みだらけにしてやんよ。
でもじゃあ自ブログの更新をばすばすやるかっていうとそれは微妙だ!俺だし!

そんなわけで停滞していたアルバムベスト先行再開。
もう2月になっちゃうのでぱっぱと終わらせましょう。
もう10枚選んだ時の感覚失いかけてるしw
capsuleとChromeoは逆のがよかったなーとか。



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We Are The Pippetes (Menphis Industry Editon)We Are The Pipettes Universal Edition

#5 The Pipettes 『We Are The Pipettes』(Memphis Industries/ Interscope)


このアルバムはそもそもが2006年発売であり、それを理由に今年の選考から外したって人もおそらくいるんじゃないかと。元はサカキさんが2006年ベストのうちの1枚として挙げていたのがきっかけなんですよねえ。そこで紹介されていた「Pull Shapes」の底なしのヒッピーハッピーぶりにいたく感銘を受けてわざわざUKからアルバムを取り寄せたのが確か3月頃だったか。この曲や「Your Kisses Are Wasted On Me」がUK Top40入りした週の記事ちゃんと書いてたのに(てかよく毎週やってたなあんなこと)当時まったくのノーマークでした(笑)。

そんなわけで一部音楽マニアだけが聴いていたであろうこのアルバムを自分は半年遅れくらいで春の日差しとセットで楽しんでたわけですが、気がつけば天下の大メジャーUNIVERSALからUSデビューにサマソニ来日、そして秋には日本盤も発売されてドラマタイアップ付くわコンビニでも流れるわの予想外の展開。そんな周りの状況も手伝ってほぼ丸1年近く常に自分の意識から離れなかったんですがやっぱり何よりサマソニです。Pipettes参戦の報が出た時点ではサカキさんと俺しか喜んでなかったサマソニ。道に迷って30分遅れで着いたけどちゃんと一緒にぷるしぇいぷす!ってでけたサマソニ。やっぱりメガネの子が可愛かった。

とまあなんか個人的な思い出ばっかりが先行する(そしてサカキさんとの縁無くしては語れない)盤なんですが(笑)、ちょっとはレビューめいたものも書こうとするならばやっぱり彼女たちとLucky Soulに代表されるレトロポップ・リバイバルですよねえ。まあブームと呼べるようなレベルの現象になってるのか怪しいところですが、個人的にはいつまで経っても終わらない80'sリバイバルへの反動みたいなのがあるのかな、みたいなことを漠然と感じています。ポップスの参照元としての80年代音源がいい加減に枯渇してきたんだろう、とか。

Christina AguileraとかAmy Winehouseみたいなのも含め、そういうタッチの音がただマニアに愛でられるだけとどまらずチャートやラジオにまで進出し始めている、というのはちょっと今後の展開が面白そうです。日本にだけ限定して言えばThe PipettesやLucky Soulってそういう80'sへの反動だとかは全然関係なくて、Pizzicato Fiveあたりの渋谷系を背景にした90年代回帰なんでしょうが。


写真左がオリジナルのUK盤、右がUS/日本盤。日本盤やっぱり買っておけばよかったかな。US進出時に全曲リマスタリングしたようで、自分はHMVの恒例シリーズ『Playlist』コンピに入ってた「Pull Shapes」しか持ってませんけど格段に音がかっこよくなってますよね。



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ところで本筋と関係ないんですが、自分がmeantimeのサイトを見つけて以来=チャートを追っかけるようになって以来必ず1年に1枚、meantime周りのどなたかが年間ベスト投票に挙げていたアルバムに1年遅れでハマる、という現象が起きております。2004年はmeantimeスタッフのしんかいさんが年間1位に選んでいたKeane、2005年はけいさんの年間1位Nickel Creek、2006年はサカキさん経由でハマったこのThe Pipettes。というわけで2007年分も誰かのベストにひっかかるんじゃないかと。順番から言ったらそろそろはまべさんかサイコさんあたりだろうとずっと思ってるのですが(笑)
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2008年01月13日

Albums Of 2007 GC Choice #6

Play

#6 安室奈美恵『Play』(Avex Trax)


Suite Chic以降ふっきれたアーバン路線の集大成。よくぞここまで。有能なプロデューサーに巡り合えたのも大きいけど、昔ほどではないにしても今なお一定のセールスを求められる立場にあってこういう“冒険”を貫き通すのにどのくらいの苦労や下地作りが必要だったか、と思うとやっぱり凄い(たぶん周囲の理解にも恵まれているのだろう)。

既出シングル「Can't Sleep, Can't Eat, I'm Sick」が出た時、ダウンロードで伸びていたのは両A面扱いのNokkoのカヴァー「人魚」だったのでこりゃ今後舵取りが大変だろうなと思った。その舵取りに苦労しているから、なまじ分かりやすいバラードでスマッシュヒットが出てしまったCrystal KayやAIはその後のキャリアの積み上げ方にとても苦労しているわけで。

ところが彼女の場合は、その「人魚」をぶった切ってしまい、ついでに前作『Queen Of Hip-Pop』の後に出たやけに線の細いバラード「White Light」もアルバムに収録しないで放逐。自分の記憶では桑田圭祐とミスチルくらいしかいなかった「アルバムの雰囲気に合わないからヒット曲だろうがなんだろうがあのシングルは入れない」という我を通せるレベルに彼女もなったのか、と思うとなんだか感慨深いね。売れ始めのころから知ってると(スーパーモンキーズの一部だった時代は知らないが・笑)。

しかもただJ-Pop路線を唾棄するだけじゃなく、折衷案と思しき「Baby Don't Cry」なんて曲をちゃんと用意してこれがまた聞き手の属性を選ばない見事な出来栄えでロングヒット。小室時代の自分を自らに降臨させてTimbaland / Danja系のビートを乗りこなしたみたいな強力なリードトラック「Hide & Seek」でジャケやビデオとのイメージの連動も含めてアルバムの作品性を明確に打ち出す、という洋楽的なプロモーションを徹底してオリコン2週連続1位という結果(というか前例)を残せたのも大きいと思います。他の曲だとJanet、J-Lo、Ashantiあたりの、ちょっと一昔前を思い出させるような感じなのが多いのもご愛嬌。むしろそういう曲ほどよく出来てたり。
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Albums Of 2007 GC Choice #7

Fancy Footwork

#7 Chromeo 『Fancy Footwork』(Vice)


ユダヤ人とアラブ人の呉越同舟コンビがカナダで80'sディスコをひたすら再現している、という事実が出オチ的に面白いChromeo。1曲1曲取り出して聴いてみておおお!っていうのは正直あんまないのですが(今回選んだ10枚の中で最も俺チャート上の成績が悪い)、DJ MehdiやCalvin Harrisのように80年代の音に自分なりの解釈やアレンジを施すわけでもなく、ただただ自分たちの趣味に忠実なそういう音をアルバム一枚に渡って徹底してやってるとなるとやっぱり面白い。その一貫したスタンスに笑い、そして、そうしていられることをとても羨ましく思った。

1stの時はN.E.R.D meets Daft Punkなどと呼ばれ、当時話題だったディスコパンク枠で評価されてしまって本人たちはとても居心地の悪い思いをしていたが、この2ndも現行のニューエレクトロ〜ニューレイヴという、やっぱりどこか落ち着かない形で受け止められることとなった。当の本人たちは時代の流れなどどこ吹く風で単に好きな音を出してて、それを無理やりその時々の流行になぞって理解しようとするもんだから結局周りがついて来れないんだよねえ。っていうあたりが、ビッグビートの変種としてしか評価されずに一度は時代にかき消されたLes Rythmes Digitales(=Stuart Price)っぽいな、と気がついてからなんか彼らの今後がちょっと楽しみになってきた。

ところでChromeoとは直接関係ないけど何と近々Zoot Woman(Stuart Priceの在籍してる3人組ニューウェイブバンド)の新作が出るそうで。時代錯誤ヲタたちの地下浸食は2008年も続くのか(笑)。
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2008年01月04日

Albums Of 2007 GC Choice #8

Sugarless GiRL.jpg

#8 capsule 『Sugarless GiRL』(Contemode/Yamaha)


この1年でどれだけ目にしたか分からない中田ヤスタカの名前も、この8thアルバムが出る以前はm-flo「Lotta Love」のリミックスでしか知らなかったのですが。これはねえ、こういうこと書くと怒りコメントが来るかも知れないけど、“偉大なる中二マインドが生んだダンスアルバム“ですよ。全然かっこよくねえよ。どミーハーじゃん。確かにシュガーレスですが、その代わり体に悪そうな人工甘味料がドバドバ入ってる感じ。

Vitalic「My Friend Dario」とDaft Punk「Technologic」を安直に足した以外マジで何もない「Catch My Breath」を許せるかどうか、これがアルバム全体を代表する踏み絵だ、って以前も同じ事を書いたが。中田本人は「音楽」を「ファッション」と並べて完全に等価として捉えていて、そんな自分に優越感めいた気持ちを抱いているらしい(何かのインタビューで、どちらかの良さしか分からない人を不思議に思う的な発言をしてました)というのもいかにもというか、オシャレの一環として音楽を好きな人特有の”底の浅さ“みたいなのがすごく出てんの。

”だけど”というよりむしろ“だからこそ”、Digitalismを聞いてはあ?何じゃこりゃ?と思ってた頃の俺にどストライクでした。初回盤付属のストラップも日本にいる間はずっと使ってたよ。その後の展開のあまりのめまぐるしさ及び早さに目を回した結果、年明けを待たずにリリースされた9枚目のアルバム『FlashBack』はノーチェックですが。フジテレビの番宣と同じで、本番に臨む前の段階で既にお腹いっぱいです、っていうね。
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Albums Of 2007 GC Choice #9

Deckstream Soundtracks

#9 DJ Deckstream 『Deckstream Soundtracks』(Manhattan/Lexington)


Nujabesとかと繋がりのあるジャジー系ヒップホップの日本人DJが(主に海外から)ゲストラッパー、R&Bシンガーを大挙召集させて作り上げた初のリーダー作。Adreana EvansとかMoka Onlyとかの通好みっぽいメンツの混じってるので自分的には一昨年聴いたスウェーデンのKollabo Brothersと比べてしまうのだけど、こっちのほうがさすが日本製、いかにも渋谷のレコ屋で飛ぶようにアナログが売れてそうな色気のある音というか、これは日本人みんな好きだよねっていう非常にきれいに作りこまれたトラックがキャッチーかつ素晴らしい。

m-floの「Let Go」を素敵にリミックスしていたこと以外予備知識もない状態でiTunes上にてリリースを知り、ちょろっと試聴しただけで名盤確信して翌日すぐにタワレコ店頭に走ったほど“初動”が大きかったんだけど、実際帰りの車の中でかけてみたところほとんど捨て曲らしい捨て曲もなく、一定水準以上の曲でアルバム全体を埋め尽くしてあるので統一感も充分あり、初めて聴いた時の満足感はかなり強かったです。

ただ何かあまりにも狙いすぎてるっていうか、それにまんまと自分も引っ掛かったわけだが、でもなんか真正面から絶賛するのもちょっと悔しいんだよなーって気持ちになる1枚。あとジャケ帯に載ってる頭悪そうな各曲コメントは何とかならんかったのか。
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Albums Of 2007 GC Choice #10

あけましておめでとうございます。
年明けからしばらくは年間アルバムベスト10枚。
ただ毎年のことなんですがアルバム単位でじっくり聞くことをあんまりしないので
なんか順位はあってないようなもんですね。特に下の方は。

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空はまるで

#10 Monkey Majik『空はまるで』 (Binyl)


この最後のひと枠はTimbaland『Shock Value』と迷ったんだけど、去年は彼らの前作をベストに選んでるし、すっかりファンなので(名古屋来た時ライブ行けばよかったと未だに後悔している)まあ義務みたいなもんだ。「シングル中心に突出していい曲が数曲あるけど、アルバムとしては別に…」というのが奇しくもTimとの共通点。

前作は突出した名曲がない代わりにアルバムの印象を損ねるような曲も全くなかったという感じで、今回は曲によって出来不出来が彼らにしては激しいような。あまりにもDef Tech化しすぎてるタイトル曲はじめ(あ、Def Tech案の定解散しましたね。入れ込んでたのが遠い昔のように急速に気持ちが冷めてしまったんで全然どうでもいいんだけど…)、世界が〜とか子供たちが〜とか言ってる曲が混じってきたのも原因かもしれません。

インディーズ時代の曲に見られる“君と僕”だけが向き合う小さな世界、それが前作『Thank You.』になると“君”の存在がやや薄れて“僕”の“君”に対する呼びかけやひとりごとのような歌詞が増えてくるのですが、飾り気のない、けれどどこか寂しげなメロディに載せて語られるそんな“僕(と君)の物語”がすごく好きなんだけどな。メロディに説得力のある曲が減ったってのもあるのかな。

まあそれでもアルバム30万枚売ったにしては劇的なセルアウトがあったたでもなく、インディーズ時代から培ってきた土台の上にしっかりキャリアを積み上げていることには変わりないのでまだまだ安心して見てます。ただ「Around The World + GO!空」(SMAP慎吾ちゃんのセリフ入りで死ぬほどウザい)みたいな真似はいくら企画シングルとはいえ金輪際やめていただきたいので、いっそインディーズ出戻りでも構わないのでAVEXから早く抜けてほしい。あ、でもSONYにいるよりはマシ?
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