2014年02月14日

ダメ曲その14: will.i.am feat. Mick Jagger & Jennifer Lopez

The Hardest Ever.jpg
will.i.am feat. Mick Jagger & Jennifer Lopez - T.H.E. [The Harderst Ever]
#36 US, #3 UK (2011)
Interscope




ヒット曲を連発するThe Black Eyed Peasの頭脳、
一部の名曲と大量の駄曲というものすごく偏ったディスコグラフィを持つ
打率2割のホームランバッター、will.i.am。
まじでこの人なんでこんなに当たり外れが大きいのかよく分からないんですけど、
外れの方でとりわけ印象深かったのがこれ。

BEPの「Boom Boom Pow」がまさにそうでしたが、こういうトラックを
メインストリームのチャートに放り込むのって本来すごい痛快なことだし、
これに敢えてMick Jaggerを載っけちゃうのも「最高にロック」とか評価されても
全然おかしくないのに、なぜかこういうことになっちゃうのがwill。
「豪華なのにナンセンス」という普通両立できない属性を持ったフィーチャリング人選だけで
おなか一杯になるんですが、僕はこの曲のリリースにまつわる裏話がもう大好きで大好きで。




BEPのウィル、新曲のミック・ジャガー参加は冗談のつもりだった (bmr.jpより)




>新曲を所属レーベルの長、ジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)に聴かせた際、「ジミー・アイオヴィンは“ヤバい出来だね。で、誰をゲストに迎える気だい?”」


ぎゃははははは!いつ読んでも笑えるJimmy Iovineの即断「で、誰をゲストに?」
実際この曲が一応ヒットしたのってほぼこのゲスト人選の話題性のみが理由なので
業界の重鎮さすがとしかいいようがない。
さらに、



>特にゲストを迎える気のなかったウィルは「実現不可能な」ミック・ジャガーの名前を冗談のつもりで挙げたという。

これはwillなりの「抵抗」だったんじゃないかと思わせるものがあるね(笑)
Jimmyさんもこんな無茶ぶりこなすとはよっぽどこのままじゃ売れないって思ったんだな。
この曲って1年以上遅れに遅れて出たアルバム『#willpower』の
リードシングルだったはずなのに結局収録されなかったし、willは気に入ってないんだろう。
2枚組デラックスエディションの日本盤にすら入ってないってどんだけ。
つうか、気に入ってないならこんな不名誉な話を自分で語るなよwill!
あと、いくら分かっちゃいることとはいえ「あの人はミックのヴォーカル録ってきたんだぜ」って
サラっと他人が録ってきたって言っちゃうか。それコラボやない、許諾や。



>J・ロー、彼女も素晴らしい。

取ってつけたように一言だけ言及されるジェニロペww




ちなみにMick Jaggerはこの少し前にスーパーバンドSuperHeavyに参加、
翌年はストーンズ40周年ベストの中で新曲も発表していますが、
どちらもシングルはまともにヒットしなかったため
(前者の「Miracle Worker」はUK136位、後者の「Doom And Gloom」はUK61位、どちらもUSではHot 100圏外)
うっかりするとこれが「Mick Jagger存命時最後のヒット曲」になりかねないのですが、
ストーンズファンそこちゃんと分かってるんでしょうか。
今Mickが死んだら「晩年まで現役のヒットメイカーぶりを貫いたMick Jaggerさん」
とかニュースで言われてバックにこれが流れるんだぞ。いいのか。




posted by Skedge at 00:00| Comment(2) | ダメヒット伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする