2008年11月28日

Comme L'eau Qui Coule 〜ウタイツグウタ〜




なんかすっかり時期を逃しましたが一応小室ファミリー祭り記事にしておきます。
例によってYouTube動画をばしばし貼るだけだが。
自分の巡回ブログでも何人かやってましたが、僕はもうメジャーどころしか貼らないですよ。
知らないもの。やれ大賀埜々だ天方直美だRingだL☆ISだとお前ら何記憶力選手権だ。
小中学生とかの年齢でこんなマイナーなところ普通に聞いてたとかマニアック過ぎますよ。
こちとらMステのシングルランキング10位以内に入ってこない曲なんて見向きもしなかったっつの。
(それもまたある意味かなりのマニア気質)


僕は元々父親がかけてたレコードから=洋楽から入ってはいるのですが、
周りに自分よりかなり年上の中高生とかがいて彼らにテープを録音してもらったり、
ダブルデッキラジカセを買ってもらってからはテープを貸してもらって自分でダビング(半死後)したりして
断続的に邦楽も聞いてはいたわけですよ。
ただ一時期ぱったり音楽に興味を示さなくなった時期が1年か2年くらいあって、
その興味が復活したきっかけがたまたまTVで見たMステの94年の年間シングルランキングベスト30。
ビデオに撮って繰り返し見てたのに未だに部分部分覚えてるもんな。
30位は奥田民生の「愛のために」、29位はNokkoの「人魚」。(←本題と無関係)

で、ここに入ってる曲みたいなのが欲しい!と騒いだところ、
当時母親のパート仲間にいたヒット曲好きの女子大生(僕と面識は無し)に
適当に94年ヒッツのテープを作ってもらうことに。それの1曲目が、




trf - Boy Meets Girl (1994)

これだったのですよ。初小室はこれです。
TMNの「Get Wild」のような気もするけどこっちということにしておく。
くれたテープにはアルバムヴァージョンで入ってたので、後年ベストアルバムで聴くまで
シングルヴァージョンと違うものを聞いてたことに気付かなかったのですが。
ちなみにこの次に入ってたのが「Survival dAnce」でした。
確か件のMステ年間チャートでは「Boy...」が15位、「Survival...」が8位。
(ちなみに1位はミスチルの「Tomorrown Never Knows」)

で、その貰ったテープで完全に「目覚めて」しまった僕がその一本で満足するはずもなく、
ほどなくしてこの世にCDレンタル屋というものがあることを知るわけです。
それまでの音源入手方法は誰かに録音して/させてもらうか、ラジオのエアチェックのみ。
エアチェックといっても子どものやることなので、適当にチャンネル合わせて
よさげな曲が流れてきたら録音ボタンを慌てて押すだけ、ってな感じで。
だから「自分の好きな曲が」「曲の始まりから終わりまで」「高音質で」録音出来る
レンタル屋の存在を知って大興奮なわけですよ。何で誰も教えてくれなかったんだか。
で、喜び勇んで会員証を作って最初に借りたのが





trf - Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜 (1995)

やっぱりtrf。
洋楽から入った、それもStingとかDire StraitsとかGenesisとかかなり渋いとこを
歯が生えるか生えないかの時期から聞いてた僕が
何故かその後ダンスミュージックに傾いてくのは
もう全部trf・小室が根っこなわけですよ。足向けて寝れない。
ちなみにこれ1枚だけ借りたのではなく、
他に借りたのは「Crazy Gonna Crazy」「Masquerade」...ってやっぱりtrf。
ちょうど3ヶ月連続リリースしたときだったんだな(3枚ともミリオン。今考えると凄い)。
実はもう1枚East End×Yuriの「MAICCA」も借りたけど
それは特に今の嗜好に影響はない(笑)

ところでこの曲、今聴いてもサビの部分は洋楽っぽい洗練されたメロだけど
平歌になると歌詞もメロディもいきなりド・歌謡曲というか
すんごい生活臭が漂ってくるんですね。
当時まったくそんなこと気にしてなかったわけだが、改めて聴き返すとこのパターン結構多い。
「EZ Do Dance」なんかはむしろサビが歌謡曲のパターンですけど。




trf - Silver And Gold Dance (1993)

で、これなんかは歌謡曲臭が全然ない、平歌部分もダンスミュージック然としたやつ。
この曲は後追いなわけですがかなり好きでした。
しかし93年の時点でこういう曲既にやってて
なんでglobeの時に2 Unlimitedを意識、とか言う話になるのか謎。
そこら辺がまあTKの真骨頂でもありますか。




TRF - Hey! Ladies & Gentleman (1996)

この曲から大文字のTRFに改名。既に人気のピークは過ぎちゃった頃。
「Overnight Sensation」とアルバム『dAnce To Positive』出したあと
ツアーをやってて半年間くらいTV露出がなく、
次の「Brand New Tomorrow」が出る95年終盤には
安室・globe・朋ちゃんが出揃って追い抜かれて行ったと。
しかしこれなんかは最初のイントロ1分なんか今でも使えそうなくらいトラックがカッコいい。
誰かリエディットしてイマドキのエレクトロなセットに組み込む猛者は居ないか。




TRF - Silent Night (1996)

これなんかはモロに90年代のNYハウスの影響ありありですよね。メロもかなり洋楽っぽい。
逮捕時結構この記事が各所でネタになってましたが、
こういう音作りをしてた人がDavid Moralesすら知らなかったってのはさすがにありえないんじゃないか。
ソロシングルにShep Pettiboneを起用してる前科まである人ですよ。
それともこの記事の時点で知らなかったってだけか。
まあ決して洋楽・ダンスミュージックに造詣の深かったわけじゃないんだな、というのは
今こうして色々聞き返してみれば理解出来ますけど。良くも悪くもミーハーなんだろうなあ。

つか、仮にガラージだハウスだってのを本当に全然分かってなかったとすると、
それはそれでShep Pettiboneだのなんだのを入れ知恵してたのは誰なのかものすごく気になる。




安室奈美恵 - How To Be A Girl (1997)

今一番iPodに投入したい曲はこれだ。カッコよすぎて死ぬ(当時も充分好きだったが)。
まあ2年前のライヴ映像ってこともあるかも知んないけど。
この曲もそうですけど、やたらイントロが長かったりとかサビメロまでトリッキーだったりとか、
ときどき凄く野心的な構造の曲があるんですよね。
(上のライヴではイントロ短く切ってます)

誰だったか日本のプロデューサーかミュージシャンかで、
「イントロからいきなりハデにデーデレッデッデレッデーと始まって
ビヨンセの第一声が“オッオーオッオー”だったりする、それで全米1位独走出来るとかやっぱ凄い、
そんな曲を日本でも大ヒットさせてみたい」とか言ってた人がいましたが、
それで言ったらこんなのがフツーにばかばか大ヒットしてた小室時代もよく考えたらぶっ飛んでる。
当時小室サウンドをただの売れ線と軽んじてた人はそういうこと全然思わなかったんだろうか。
少なくとも「万人に分かりやすい(≒安っぽい)ポップス」では全然ないんだけど、これ。




globe - Joy To The Love [globe] (1996)

2ndシングル。Lil Flip「Game Over (Flip)」と並んでサブタイトルの必要性が謎な曲としても有名(?)。
これも平歌が歌謡曲化するタイプの曲ですね。あと微妙にジャングル。
しかし当時飛びぬけて好きだったかというとそうでもないのにフツーに歌詞覚えてるな。
当時ほんと繰り返して聴きまくってたんだなあ…(遠い目)。



H Jungle with T - Going Going Home(1997)

しかし小室でジャングルといえばやはり。
別に当時から好きじゃなかったんだけど3曲あるシングルから1つ選ぶならこれかなあ。
DJ Mizutaさんのブログで「レゲエを2倍速でプレイしたところから出来たのがジャングル」というのを
知っておおおお!とか思ったのはだいぶ最近のことですが、
それを知るとこのジャングル+ピーカンレゲエって組み合わせは面白い。
そのまんまやん。




内田有紀 - Only You (1995)

これもジャングルですか?ジャングルですね。そうじゃなくてもそういうことにしておきます。
ラップ部分のカオスっぷりが凄い。
こればっかりは子ども心にも「これは無理だ」と思った覚えがあります。




dos - Baby Baby Baby (1996)

後年慰謝料をふんだくる人とカマキャラでタレントとして大成する人が後ろで踊っていた結果
変に記憶に残るグループになってしまいました。
しかしトラックは割としっかりしてるんだけど、なんだか全体的に大味というか
おおざっぱな印象なのは何なんでしょうか(笑)
パっと見よく出来てるようでよく見ると色々と綻びのある、
アジアの道端で売られてる偽ブランド品のようなバッタモン感に溢れています。
まだこの頃はR&Bっつって何のことか分かる日本人が居なかったんだもんなー。
時代を感じます。




TK presents こねっと - You Are The One (1997)

TK版「We Are The World」。これ、マイベストの1曲に選んでたサイコさんには悪いけど
全然好きじゃないや(笑) 当時も今も。
当時のガキの感性で既に”こねっと”ってユニット名のダサさに耐えられなかった記憶があります。
YouTubeコメに書いてる人がいたけど、
この中に当時の彼女と未来の嫁×2が同居してると思うとものすごく不健全な団体くさい(笑)。
あとなんで観月ありさがトリに配置されているのか未だに分からない。




華原朋美 - I Believe (1995)

芸名のイニシャルを恋人に合わせてORUMOK RECORDS(←逆から読むとKOMURO)からデビューした人。
とにかく高い声が出ることをウリにしてはいたものの、
高音部分はとりあえず出るってだけで聴いてて辛いものがあるので
その点この辺の曲は自然なキーで歌ってるんでいいですね。
たぶん彼女の曲で当時一番好きだったのはこれかデビュー曲じゃないかなあ。




鈴木あみ - All Night Long (1998)

この人は今に至るまで1曲も好きになったのがないのですが敢えて選ぶならこれかな。
ガキの頃からこういうちょっと暗いダンストラックが好きだったんだなあ…。
菊地成孔が言うところの「プロトゥールス以前の世界の最後の住人」。
そして今はオートチューンの世界のど真ん中在住。
ある意味極端な舵取り変更ですね。




globe - Faces Places (1997)

何故かこの頃はロックなことがしたくなっていたglobe。
僕このテの曲の、ちょっと退廃的な歌詞好きですね。
「どこかに泊まるのと街を彷徨うのと どっちが悪いなんて誰が決めるの」みたいな。
曲的には「高い声が出せること」を無条件に是としていた小室プロデューサーの極地。
これ、僕原キーでカラオケトライしたことありますよ。何とか一番高いとこまで届いた。
ただもはや歌唱ではなく競技とかそういうレベルだったので、
同席していた友人はさぞかし迷惑だったと思います。




globe - Freedom (1996)

つかglobe好きな曲多いなー。たぶんリアルタイムで一番好きだったのはコレ。
間奏が好きなのにこれライヴ用にカットされちゃってるな。
アルバム先行だったからチャート的にはそんなに売れてないけど、知名度はいかほどなんだろうか。




globe - Love Again (1998)

これも好きだったわ。やっぱりアルバム先行。
このあたりからだんだんマークが可哀そうになってくる頃ですね。
つかこの曲での扱いは酷い。



安室奈美恵 - Respect The Power Of Love (1999)

実はこれ、僕が「小室サウンド」に見切りをつけた曲です。
見切りをつけたというか、ここまでいいと思えない曲も今までなかったかも、という感じで
なんか一気に「冷めた」んですよねー。今でも全然いいと思わないけど。
これ以来小室及び安室を全くチェックしなくなった、というわけではないんですけど
(安室だと「Love 2000」とか結構好きだった)
なんか僕にとってはひとつの区切りになった曲だなーと思います。
ちょうど宇多田がデビューしてR&Bがどうたらとか本格的に大騒ぎし始めた時期のリリースか。
そら比べたら見劣り(聞き劣り?)して当然か。本当に時代の転換期だったんだなあ。




ほかにも思いつく曲は色々あるけど書くことがなくなってきたので終了。
やっぱりTKは最高ですね。


posted by Skedge at 00:00| Comment(6) | 音楽ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トップに書いてある人間のバイブレーション〜のくだり、ウケタww
なんか結構適当な部分ありますよね、彼の詞って

自分は彼の全盛期の曲、メロディー自体は好きなものが多いんですが、なんかやたら何度も繰り返したり、長ったらしいのが微妙でしたね。これはYOSHIKIにも同じことがいえます(笑)
Posted by チャオ at 2008年11月28日 13:23
ジャングルはレゲエというよりダブの早回しという解釈じゃなかったっけ(その極端なのがμ-ziq)。で、小室氏がジャングルに見切りをつけてブレイクビーツにいったのが「How To Be A Girl」だったような。

TMネットワークがデビューした頃から好きだったんですけどね。音楽で償いたいというのならちゃんとしたベスト(「Get Wild」は2ヴァージョン、忘れられがちな「Kiss You」とかも入れて)を最新リマスターで出してほしいです。5億くらいすぐ回収できるって。

globeは「departures」が一番好きかなあ。
Posted by けい at 2008年11月29日 00:26
>チャオさん

>なんか結構適当な部分ありますよね、彼の詞って
まあなんのこっちゃな歌詞は時代問わずいくらでもありますしね。トシちゃんの「ニンジン娘」を歌の大辞テンで聞いたときは衝撃だった(笑)。

YOSHIKIといえば一瞬globeに入って何もしないうちにいつの間にか居なくなってたけどあれは一体何だったんでしょう?結局1曲もタッチしないままだった気が。


>けいさん@メキシコから??

>レゲエというよりダブの早回し
ううん、記憶が曖昧でよく分かりません…あ、でもMizutaさんはジャンルとしてダブという言葉を使わないみたいなので(あくまでレゲエ)、そういうつもりでそう書いてあったのかも。つか「How To Be A Girl」ってこれブレイクビーツだったんだ。。。

>5億くらいすぐ回収できるって
カラオケの印税収入だけで左うちわじゃないのかと思ってただけに、今回の転落劇は本人の浪費癖か、あるいはここらへんのヒットの利権がもう全然本人に行ってないかのどっちか(両方?)なきがするので、ベスト盤とかでひと稼ぎしても本人がどこまで潤うんでしょう…。

>「departures」が一番好き
意外にベタな選曲ですね(笑) 僕は当時からアップテンポの曲が好きだったので上にはないですが、バラード系で好きだったのは「Perfume Of Love」ですね。(「Faces Places」ってバラード?)


あ、ちなみにけいさんのが通算1000件目のコメントでした。これからもどうぞよろしくお願いします。
Posted by Skedge at 2008年11月29日 10:10
YOSHIKIは確か一曲だけ作曲してたと思いますよ!

でも、TKの歌詞ってやはり発送が常人のそれとは違いますよね。華原のセカンドあたり凄まじい歌詞があったような気が…
Posted by チャオ at 2008年11月29日 15:02
おお!待ってましたよ!!

>「どこかに泊まるのと街を彷徨うのと どっちが悪いなんて誰が決めるの」
私もこの歌詞好きです。この曲以外でも、小室は「都会の孤独な女の子」を題にした歌詞が多いですよね。そういうのもすごく90年代的な感じがします、今思えば。
小室の歌詞って、パッと聞くと「はあ?」みたいな、意味不明なものも多いんですけど、時々ふっと琴線に触れるフレーズがあって。彼に関しては、作曲能力あっての作詞活動だとは思いますが、その時代の空気感を切り取る能力はやはりあったと思いますね。

ところで私、結局まだカラオケ行ってないよ・・・歌いた過ぎる!
Posted by サイコ at 2008年11月30日 04:19
>チャオさん

あ、1曲やってるんですか(でも1曲って ^^;)。ちょうどトランス方面を突き進んでいた時期だったので何のための加入だかさっぱり分からなかった記憶がありますが。


>サイコさん

>>「どこかに泊まるのと街を彷徨うのと どっちが悪いなんて誰が決めるの」
>私もこの歌詞好きです。

絶対そうだと思いました。というかこの曲を好きだと書いててなんで歌詞について触れてないんだろう?くらいに思ってましたもん。今ならYUIあたりに歌わせてみたいフレーズです。

思ってみればglobeってこういう歌詞多かった気がします。割とまともなの多いですよね。安室なんかは反対に女の子の陽の部分を歌ったような歌詞だし、TRFはバブル時代を引きずった感触のものが多い。今さら気が付きましたけど割と作風の使い分けをやってたんでしょうかね。

ところでサイコさんとこの書き込みでネタふりをしていたフランス語は気付いてもらえましたか?(笑)
Posted by Skedge at 2008年11月30日 07:46
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