2009年03月31日

織田無題

なんか色々音楽関係の雑念。


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The Prodigy新作のよさが全く分からなくて困っています。
周りみんな絶賛してるのにこの置いてけぼり感。
Digitalismの1stを聴いた時に似てるな。
自分がオリジナルレイヴを全く通過してないのだけが原因なんだろうか。
前にも書いたことがあるかも知れませんが、90年代前半の音楽シーンは僕にとってずっと謎であり続けています。
何がどうなってたのか、何が起こってたのかさっぱり分かってなくて。
日本史で言うところの「空白の4世紀」状態。


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The Ting Tingsから始まる音楽の旅(その1)(その2) (from 衣食住音)
The Ting Tings / We Started Nothing (from SAICISH)

何故か今頃、と書くと失礼かもしれないけど、
去年の話題作が先月、今月と立て続けに巡回先でレビュー。
これが、同じ音楽の切り取り方がこうも違うかという感じですごく面白かったので勝手に紹介。
mizutaさんの指摘したBlondieとの共通項も、
サイコさんの指摘した「女子特有のイライラ・ムズムズを相反するように陽気なサウンドに載せている」という点も、
自分では全く思い至らなかったので読んでてはーっとなってしまったよ。
こういう文章書ける人同士がお互いのレビュー読んだらどう思うのか凄く知りたい(笑)
自分に見えていないものが見えている人に対する憧れ。


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Chris Cornellの新作レーベル表記がMOSLEYになってて「え?」と思ってたら
プロデュースまでまるごとTimbalandなのね。
(MOSLEYはTimboの名字から名をとった彼のオウンレーベルです)
さっきWaste Of Popsに書いてあったから試聴してみたけど凄い迷作っぽい。
あの声であのサウンドです、ええ。


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赤裸々セクシービデオがイケるだの下品だのJustin Timberlakeはやっぱり氏ねばいいだの色々言われながらとりあえずやっとこさのヒットにこぎ着けた感のあるCiara新曲ですが、
個人的には今のところ50 Centの「Ayo Technology」と同じ嫌なテンパリっぷりしか感じられない。
いや、好きなタイプの曲だけどさ、新作からの先行シングルだと思うとこのサウンドどうにも周回遅れ感が。
『FutureSex/LoveSounds』にfeat. Ciara名義で入ってたら絶対褒めてたんだけどな。
あんなに出来の良かった2ndの商業的失敗はホントに惜しい。
「Like A Boy」とか音もビデオも時が経つほどカッコいいのに。
あんときもっとちゃんと評価しとくんだった。


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Doman & Gooding - Runnin'

POSITIVAのニューリリースがすごくはまべさん向けだった(笑)
去年はHED KANDIからこんなのも出てたし。
ジェニロペみたいなことしてるなみんな。
好きだけどもうちょい工夫してー


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Calle 13 - Electro Movimiento

Calle 13と言えばNelly Furtadoの「No Hay Igual」(の中南米向けシングルヴァージョン)で客演していた人ですが、彼の新曲がなんか凄いことになっている。
エレクトロと言っても、ロック方面でも人気のピキピキバキバキなアレではなく、
出嶌孝次先生が言うところの「ケツ振りブーティー仕様」からも微妙に違う、
オリジナルエレクトロ→ラテン・フリースタイルの脈に連なる恐ろしくチープな音。
Hugh Grantのコレみたいなビデオは輪をかけて以下略
「ビデオ見てくれりゃ分かるけどさ、ワザとなわけよ、ワ・ザ・と」
なんて言い訳をしようにもそれを許さない、Calle 13本人から溢れ出るこのB級臭!


posted by Skedge at 00:00| Comment(5) | 音楽ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Calle 13最強説。

これ昨年の曲ですけど、自分も最近知りましてん。フリースタイル愛好家として、あまりの興奮で失神しかけました。早くも今年ベスト候補になりそうな悪寒。

ちなみにCalle 13は個人名ではなくデュオです。
Posted by ちっぺえ at 2009年03月31日 07:54
Doman & Gooding、何気にyou don't know meネタなんですよね。
しかも、これ12インチのリミックスをsouth rakkas crewがやってて、相当謎でも、むしろ嬉しいという感じです。
positivaの12インチのリミキサーは相変わらず侮れないですわ。
Posted by mats3003 at 2009年03月31日 10:31
SAICISHさんのレビューは、歌詞メインなんですね。詞の価値って、いきつくところリスナーの経験とどこまで合致するかに依存する部分が大きいく、結果的に置いてけぼりになる読者が多数生まれそうなので、僕は歌詞をレビューしてないんですよ。その一方で、曲のアレンジや演奏技術を語っても理解できない人が沢山いるのも事実で、矛盾しちゃいますが、歌詞をレビューする方が実は多くの読者を獲得できるのかもしれないんですけどね。

もちろん、僕にも好きな歌詞、嫌いな歌詞がありますよ。歌詞の命は比喩だと思ってます。次点で“韻”かな。2000年以降の音楽は、欧米も日本も比喩に乏しい気がして、感動した歌詞は少ないです。いずれにせよ、サイコさんみたいに上手くレビュー出来ません(笑)

それから、'90年代前半の話ですが、「あの時代は良かった」とか「特別な時代だった」とか、特に理由をつけるわけでもなく、安っぽく語っている方もいて、逆に「引いて」しまう人を生んでいるような気がします。以前バレアリックの記事を書いた時にも心がけたのですが、客観的かつ体系的なテキストが不足していると思います。
Posted by dj mizuta at 2009年03月31日 19:45
置いてけぼり感というのはThe Prodigyの新作のことかな、それとも全盛期の頃?

後者については、90年代前半のシーン云々よりも単純に「The Fat Of The Land」ってそんなに面白いか?というのが個人的な感想。リリース前は「これ絶対アメリカで1位とる」と盛り上げてたのに(その通りにはなったのですが)。ライブでもあまりのつまんなさに途中で帰りました。

The Ting Tingsも何が良いのか全然わかんないモノのひとつで。知り合いに「The Ting TingsやAlphabeatが好きだと思われるのって不本意なんですよねー」と言ったら「それは日頃の行いが悪いからですよ」と返され、それを家に持ち帰り「日頃の行いが悪んだってさ」と家族に言うと「私もそう思う」とトドメを刺されたり。
Posted by けい at 2009年04月02日 00:03
>ちっぺえさん

「ちっぺえさんの意見が聞きたいです」と本文中に書こうかと思ってたら書かなくてもやっぱり(笑)!絶対好きだと思いましたよ。僕はこの曲、映像込みでの評価なので音だけ聞いてる分にはアレなのですが。しかしデュオとは気づきませんでした。「No Hay Igual」のときは男の方だけが客演してましたよね?



>mats3003さん

「You Don't Know Me」自体がCarrie Lucas「Dance With You」ネタなわけで、こういうのってHeldenにはクリアランス料とか一切入らないんですよね。あまりにもまんまなのでどうかという気もするのですが。South Rakkas Crewって分かんなかったので検索したらジャケ者には見覚えありました。「MAD DESCENTからリリースのダンスホールアクト」ってすごくイマっぽい。



>dj mizutaさん

歌詞にフォーカスしたレビューを書かないってのは以前も記事にされてましたよね。僕はもっと読んでみたいですけどねー。「詞の価値は受け手の経験に依存する」っていうのは僕もそうだなあと思うのですが、それを題材にしたレビューとなると、詞本体にリンクしない価値観の持ち主にとっても別の意味が出てくるので、僕は歌詞を取り上げたレビューも好きです。

Ting Tingsの例にしても、「思春期女子特有のイライラ・ムズムズ」を表現した歌詞自体には僕個人の経験と照らし合わせると全く価値はないんですが、ボーっとしてたらそこにアクセスできない立場だからこそ、それを指摘した文章を読むことには大いに興味をそそられます。サイコさんは、そういうことを域外の人間にも伝わる文章を書くのが本当に上手なので。

90年代前半に関してはリアルタイム経験者のノスタルジーに後追い世代がドン引き、ではなくて、僕個人がうっすらと覚えている90年代前半の記憶からくる「ダサい」という先入観のせいじゃないかと思っています。僕の覚えている90年代前半の芸能関係の記憶と言うとジュリアナだのT-Backsだの、年越し番組の野球拳でハッスルするヤマグチミエだのといった「バブル浮かれモード」であり(全部下半身関連なのは偶然です)、やがて中古CD屋通いをするようになって、夢から醒めたオトナたちが大挙して売り払ったMC Hammerの山から出る負のオーラを目撃して「アーリー90'sはアンタッチャブル」というイメージを膨らませていったような気がします。浮かれすぎたバブル時代を「こっぱずかしい過去」としてブックオフに売り払った大人たちの情念を、100円コーナーを通じて僕も仮想体験してしまったというか。The Prodigyが日本にはジュリアナテクノの一環として輸入されたことと、ベスト盤で聴いた初期Prodigyに対する「なんじゃこのくるくるぱーなテクノ…(汗)」という僕の印象は、たぶんリンクしてるんだと思います。


>けいさん

「置いてけぼり感」というのは新作のことです。Kelly Clarksonの新曲に個人的な興味は全くありませんが、あれが売れる理由はなんとなくでも後付けでもとにかく理解は出来てるつもりです。でもThe Prodigyを周りが絶賛してる理由は自分の好み云々を差し置いても分からなくて、それを「置いてけぼり感」と言ってます。

全盛期の頃に関しては、初めて「Breathe」や「Smach My Bitch Up」を聴いたころはベタベタのユーロポップに塗れていたこともあっていわゆる”デジタルロック”全般がさっぱり分かりませんでしたが、後追いで好きにはなりましたよ。それ以前のオリジナルレイブ期の印象はmizutaさんへのお返事でも書いた「くるくるぱー」、新作は「???」で、誰も評価していない前作は「マジ「Spitfire」にはイントロだけでもうシビれた!「Girls」は今聴くと当時よりもっとイケてるね」な高評価、という不思議な人になりつつあります。えーと。

>The Ting TingsとAlphabeat
けいさんが好きと言っても嫌いと言っても「何か分かる気がします」と答えてしまいそうな。それよりも、お知り合いやご家族の方が言うところの「日頃の行ない」が具体的に如何様なことになっているのか、という点の方が僕の下世話な興味を惹きそうなのでご注意ください。いやほんと「普段どういう暮らしをしてるんだろう…」的なことを思うことしきりなので、けいさん。
Posted by Skedge at 2009年04月02日 01:54
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