
1. Original 4:47
2. Eric Prydz Remix 6:04
3. Dub 5:12
4. Erol Alkan's Deaf Disco Re-Vised 8:55
5. Plasticman Remix 5:36
6. Earl Shelton Remix 4:18
7. Radio Edit 2:30
8. Alter Ego Video Edit 3:10
Area: UK
Label: SKINT
Code: SKINT103CD
Release: Dec. 2004
Chart Pos.: UK #32
僕がこの曲を知ったのは彼らがKylie Minogueの「Giving You Up」をリミックスした頃のことなのでシングルはとっくに売り切れてしまい、もうこのSKINT盤は手に入らないと思ってたのですが昨年末、タワレコ渋谷で大量に並んでるの発見。ありがとうタワレコ渋谷店のバイヤーさん!
WIREやエレグラでも一晩に何度もプレイされたテクノアンセムで、「Alter Ego以前、Alter Ego以降」なんて表現する人もいるほど。微妙に僕の好きな領域とは外れますが、ここまでメジャーな曲となると確保しておかないと落ち着かないのでヨカッタです(^ ^;
この曲がウケたのはフック部分とそれ以外の部分がハッキリしてるというか、落差がすごいところなんですよね。フックに突入した瞬間のアドレナリンだばだばな感覚が快感です。このメリハリスタイルが「以前/以降」と言われる所以で、これ以降にCoburnの「We Interruped This Programme」とかVitalicの「My Friend Dario」みたいな同じパターンの曲が立て続けにヒットしてるます。ちなみにこれ、タイトルこそ「Rocker」だけどギターサウンドを取り入れてるわけでもなければビッグビート的なロックさでもないのでそういうのは期待しないで。
ハウス好きとしてはEric Prydzのリミックスも聞きたかったしね。「Call On Me」が全英1位を独走したのを知ってる人はあのバカビデオしか印象にないかもしれませんが、この人は才能あるクリエイターだと思いますよ。ああいうディスコ系の作品だけじゃなく、エレクトロ色を出すことも出来まして、この曲もそっち系。欲を言えば、この曲をやるならちゃんとアゲるところでもっとはっきりアゲてくれよ、ってのはあるんですけど出来はなかなかいいです。
オリジナルはいかにも学校で友達のいないオタク君が自宅のコンピューターで音いじりして作りました、みたいな閉鎖的な雰囲気のする音なんですけど、MyloやSoulwaxの才能をいち早く見抜いたことでも知られるキプロス系UK移民2世のDJ、Erol Alkanのリエディットはオリジナルを2倍近くに引き伸ばして、クラウドの歓声を入れてみたり爆発一歩手前でジラしてみたりととても高揚感のある作りになってます。わかりやすーくスタジアムテクノな感じでグー。んー、この曲でみんながはしゃいでる姿が想像できます(笑)
でもある意味一番の聴きものが、リリース当時はこのCDシングルのみに収録されていたという6曲目のEarl Shilton Remix(後にアナログ化もされました)。リミックスっていうか殆どカヴァー。このEarl Shiltonって人はBolt Throwerというイギリスのデスラッシュ(デスメタル+スラッシュ。そんなジャンルがあったのか・・・)バンドの元ドラマーだそうで、このリミックスは全部生演奏で「Rocker」を再現したメタルヴァージョン。めっちゃ熱いですこれ。こういうことを思いついた時点でカッコよすぎ。これメタルリスナー的にはどうなんだろう。
ちなみにAlter Egoってすごく心理学用語っぽいよなぁと思って検索してみたらやっぱりそうだった。なんか勝手に「抑圧された(本人に自覚のない)願望」って意味かなーとか思ってたんだけど、当たってんだかどうだかよう判らん。
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Listen It!
Video
テクノのビデオに綺麗なお姉さんが出てくるのはなんだか珍しい気が。
Earl Shilton Remix
一番おいしい部分がちょっとしか聞けないッ!