2006年02月16日

5回目のきまぐれ: 実は初めて全米チャートを取り上げてみる

先週のBillboard HOT 100は1位のBeyonceと3位のNelly以外Top10内8曲が赤丸点灯で時期No.1がまるきり読めない、ということでものすごい興奮して見てたのですが、今週も引き続き面白いので、ホコリかぶってたこの「きまぐれチャート観察」カテゴリ使って今日はBillboardの記事に挑戦。




で、上位が面白いとか言っときながら自分的に一番の注目点は「The Frayキターーーー!」なわけです。


The Fray.jpg

昨年末にレビューを書いた名盤『How To Save A Life』からの1stシングル「Over My Head (Cable Car)」が今週98位初登場でぱひぱひ〜!!去年の時点では「2年後とかにひょっこり売れる!絶対売れる!」とか言ってたんだけど、ちょっと前にR&RのCHR/POPのGoing For Addsリストでこの曲を見かけて、こりゃ意外と早くポップにクロスオーバーしてくるかもなあと思ったんだけど(ていうか今週分ではNew & Activeになってんじゃん)、早々に100入りしてくれたかぁ。今のところダウンロードセールスのポイントは全然付いてないし、ロック系のチャートでもまだ全然出てきてないので、アダルト系とポップ系のエアプレイのみでの登場の模様。Billboard Adult Top40で現在11位。微妙・・・。頑張って欲しいわぁコレ。上手く波に乗れれば20位以内あたりまで行けると思うのだけど。バンドや曲の事に関しては以前に書いたこの記事を参照していただけるとグラシアス。Videoもそっちに貼ってあるから見といてくださいなー。ちなみにこの曲、僕は最初iTMSのフリーダウンロードで入手したので、とりあえず毎週分DLだけはしてるって人は自分のPC内を検索しる。


で、下の方だけ見てて騒いでてもアレですので、大激戦のTop10を。


1 (1) (15) Beyonce feat. Slim Thug / Check On It
2 (2) (16) James Blunt / You're Beautiful
3 (3) (15) Nelly feat. Paul Wall, Ali & Gipp / Grillz
4 (4) (14) Mary J. Blige / Be Without You
5 (5) (9) T-Pain feat. Mike Jones / I'm N Luv (Wit A Stripper)
6 (9) (10) Eminem feat. Nate Dogg / Shake That
7 (6) (12) Ne-Yo / So Sick
8 (18) (6) Sean Paul / Temperature
9 (7) (9) Chris Brown / Yo (Excuse Me Miss)
10 (8) (13) Jamie Foxx feat. Ludacris / Unpredictable


今週も見事に1位3位以外は赤丸付きで上位5位が膠着。あまりに混戦すぎて、ホントだったらもっと目立っておかしくないはずのChris BrownやJamie Foxxの影が薄すぎて哀れ。


ずらっとブラックが並ぶ中で一人イギリスの白人が2位、てのも凄い光景だなぁと思うんだけど、今週1位取れなかったのは正直やばいな。一瞬でもいいからとっとと1位になっとかないとMary J.に抜き返される。R&Rではジェーブラが21位でMaryが16位なのでまぁポップ局のエアプレイは概ね互角なんだけど、Maryはポップ局でのオンエア回数に比例してこれまで低迷してたDLセールスもいよいよ伸びてきてます。かたやジェーブラがこんなに上にいるのはひとえにDLでの圧倒的な強さによるものなので、もたもたしてると彼のアドバンテージが消えちゃう。そうなったらリズミック系でも稼ぎまくってるMaryの方が、アダコン系で稼ぐジェーブラより上に行くのは火を見るより明らか。ああなんてスリリングなチャートバトルでしゃう。僕はもうこの曲すっかり飽きましたけど、せっかくだからジェーブラにも1位取って欲しいな。

ちなみにジェーブラのこの曲、もう知ってる人も多いでしょうがドラマ「小早川信木の恋」の挿入歌に使われてます。が、一回このドラマ見たんですが、正直主題歌のナナムジカの方が印象的だったような・・・。全然関係ないけど、唐沢寿明って「白い巨頭」でエリート意識の塊みたいな医者の役やった後で今回は同じ医者でも上昇志向ゼロっつう真逆の役柄、なのに全く違和感がないってのが凄いと思った。役者だ。


閑話休題。


先週いきなり12位から5位にすっ飛んで来たT-Painも不気味。さすがに1位はないとは思うけど、この人どうもタレント性と言うかスターのオーラみたいなのに欠ける気がするので、この曲が「I'm Sprung」以上のヒットになってること自体が既に驚きだわー。一発屋だと思ってたのに。あと1位が確実視されてたNe-Yoはここで詰まり気味だけど、彼の場合はデジタルセールスのポイントが全くない状態でこの位置なので、仮に今iTunesにこの曲がアップされようものならGreatest Gainer / Sales付けて1位にジャンプアップするのは確実です。だから次の1位は先行ジェーブラ、差しMary、追込Ne-Yoの3択。全部BeyonceやNellyやD4Lなんかよりよっぽど1位に相応しい曲だと思うんだけどなぁ・・・。


Sean Paulも動きの読めない人ですねぇ。今週いきなりDLがめちゃくちゃ伸びて、この込み合うTop10に強引に入ってきた感じ。都会の出勤風景のようだ。「Ever Blazin'」が入ってこなかったときは「いきなり落ち目か?」とか思いましたが、全然絶好調やん(ただアルバムはあんま売れてないんだよな)。この曲調、あんまり売れ線っぽくないけど、そこは「Gimme The Light」を1位にしちゃった彼のこと、さっきの3択が上位争いを繰り広げた後にひょいっと行っちゃうかも分からんですね。

それにしてもこんな激戦期にキメ曲が当たっちゃったNatasha Bedingfield(今週11位赤丸付)は不憫だなぁ。通常ならTop5の快挙も達成可能だったろうに、先週の10位をピークに落ちてっちゃうかも。でも白人ポップシンガーのTop10ヒットなんて最近Kelly Clarksonくらいしかやってないからこれでも凄いわな。Ashleeで20位台止まり、ヒラダフは一瞬で圏外に消えてってLindsay LohanはTop40にも引っかかんねぇ、という本国アイドルたちよりはるかに立派な戦績。

ところで前から気になってしょうがないんですが、↓これ↓のどこをどういじったら

UKで活躍してた04年頃のご尊顔


↓こう↓なってしまうのでしょう。劇的ビフォーアフター。


いきなり欧州っぽい洗練されたイメージに



上位がこんななので11〜20位のエリアはKanyeとかPCDとかFall Out Boyとか、ちょっと前のヒットの溜まり場みたいなことになってるんですが、どういうわけかDem Franchize Boys(23位→12位)とCascada(27位→19位)という色物臭い2組が躍進。DemなんかAirplayのGratest Gainer付いてるし。このグループとD4Lの間にビーフがあると聞いた時は笑った。どっちもどっちやん。


ちなみに僕は、ブラックだらけのTop10より、何でもアリなTop40国境付近を見るのが普段は楽しみにしてる人なのですが、今週この辺を見てみたら、Kelly Clarkson(41位→33位)、Jack Johnson(73位→38位)、Brad Paisley feat. Dolly Parton(43位→39位)の3曲が晴れて関門通過。ケリクラはこれで『Breakaway』から5曲目の40ヒットです。凄まじい。ちなみにR&RではもうTop10入ってました。Jack Johnsonはずーっと『In Between Dreams』が売れ続けのでヒットメイカーとしてのイメージがもう出来てたんですけど、多分シングルのTop40ヒットは初めてですよねコレ。こういう人がこの位置につけてくるのが意外な気もするし、でもこの人に今までシングルヒットがなかったことの方が意外な気もするし、なんか変な感じ。今週アルバム1位取ったサントラとの相乗効果での急上昇でしょうな。

去年のチャート改変以降カントリー勢がおとなしくなった中で、ブラペは割と安定して上に来ますね。Keith Urbanやこの人あたりは周りが強いか弱いかでTop40に入れるかどうかが決まるような気が。最近のカントリー勢はほんと40位すれすれのトコに溜まってるよなぁ。そしてカントリーと言えばTrace Adkinsの「ホンキートンク馬鹿ドンク」(37位)は結局あのバカ100%なVideo Version(驚愕のダンスリミックス)は発売しないままなんかなぁ。もったいない、iTMSに出してればTop20進出だってありえたのに。ていうか買いたいんですけど、あれ。41〜50位あたりの次期Top40ヒット候補エリアはいまいちつまらんメンツなので割愛。Biggieは結局ギリで40ミスに終わりそうで残念。I hope she swallowとか言ってる曲はそりゃラジオではかけにくいわな。


あと今週のThe Fray以外の初登場なんだけど、女版EminemみたいなことになってるP!nkのバカ女ディスソング「Stupid Girls」が24位でHot Shot Debutなのは前々から分かってたこととして、Daniel Powterが来るとは(55位)。ジェーブラに続いて昨年UKで大ブレイクしたSSWが彼に続いてUS進出成功なるか?ちなみにDanielはカナダ人。よく見たらiTMSのチャートで30位台にこっそりいるじゃん、まったく気が付かんかったよ。

まぁこの2曲は両方DLセールスの好調さによるロケットスタートのはずなのでしばらく上には行かずに停滞でしょうな。しかしジェーブラにDanielとこうも上手くUSで売れるのなら、「老けたAshlee Simpson」((c) けいさん)ことKT TunstallもUSデビューさせてみたらいいと思った。むしろこの人こそ北米マーケット向きだろ(みんな言ってるけど、カナディアンっぽい音)。あとは、昨年の「Summer Nights」が絶品だったチカーノラッパーのLil Rob(100位)もちょっと気になるところ。



今日もバカ長くてスマソ。もうちょっと見やすいフォントサイズならいいのにね。
posted by Skedge at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | きまぐれチャート観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ビルボードについて触れるのは初めてだったとか、なんか意外です! The Frayについては全然知らなかったので、あとで記事を参考にさせてもらいますね〜。

Sean PaulとT-Painのこの曲、「ホントになんでこんなにヒットしてるの?」って感じですね。ショーンポーは大好きなんですが、どうして2ndシングルがコレなのかがワケワカメ。

James BluntよりDaniel Powterがヒットしろ〜〜〜!!!

そういえば、KTさんは今週47位にひっそりとアルバムが初登場してますよ。もうちょっとアメリカで大きくプロモーションするのかと思ってたんですが、それほどではなかったみたいですね。(「Suddenly I See」しか聞いたことないなんて言えないなぁ。)
Posted by kino at 2006年02月17日 16:54
The Fray、やっぱりレビュー書かれてましたか。
おかしいと思ったんですよ。自分がこんなバンド知ってるわけないのに、なんかバンド名に聴き覚えがあるから(笑)。いちいち調べなくても、すけっじさんとこのレビュー見ときゃ早かったのかぁ(笑)。めんどくさいことしてしまった(^ ^;)

でもどっちにしろ、昨日はメンテ中で見れなかったけど(笑)

しかし、素晴らしい先見の明ですね!
座談会ん時におっしゃってた通り、Coldplayとかじゃナヨすぎ!って人には持って来いかも。
Posted by サカキ at 2006年02月18日 02:29
>kinoさん

実は初めてなんですよー。UKチャートの記事で、UKそっちのけでUSのチャート成績に言及してたりとかはありましたけど。来週の動きを予想しながら書けるのは楽しいですね、これ。

kinoさんはDaniel派なんですね。なんとなく、両方知ってる人の間ではちょうど人気が二分されてる感じがします。Top40入りもひょっとしたら・・・?

KTのアルバムリリースは気付いてませんでした!amazonでUS盤何故か引っかからなくて。UKの新人のUS上陸盤としてはそこそこの順位じゃないでしょうかー。今後順位上げて来そうな来もしますし。(僕もぶっちゃけ「Suddenly I See」しか覚えてません^ ^;)


>サカキさん

メンテ長過ぎでしたね(笑)

>素晴らしい先見の明ですね!
何気にセルアウトな趣味してますからね( ̄ー ̄;) まぁ、Coldplayはヤワで嫌だとか言ってる人はどうぞ!と勧めつつ、僕自身はFrayとKeaneとJames BluntはOKでColdplayやFive For Fightingあたりに興味ない奴なのでいい加減なもんですが・・・。
Posted by Skedge at 2006年02月18日 19:12
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