2006年04月09日

[No.113] LMC vs New Radicals / You Get What You Give

You Get What You Give.jpg[HOUSE / DANCEPOP]

1. Radio Edit 2:54
2. Extended Mix 6:09
3. Raul Rincon Remix 7:54
4. Mark Picchiotti Remix 9:16
5. Red Kult Remix 7:50
6. Discode Remix 6:04
7. Riffs & Rays Remix 7:18
8. Melody Masters Remix 5:06
9. KB Project Remix 5:51

Area: Australia
Label: CENTRAL STATION
Code: CSR CD5 0509
Release: Mar. 2006
Chart Pos: #30 UK



U2の「With Or Without You」をサンプリングし、Whitney Houstonの「How Will I Know」を歌いなおして組み合わせたマッシュアップ的なダンスチューン、「Take Me To The Clouds Above」(LMC vs U2名義)で2004年に全英1位を記録したLMC。ダンスポップレーベルとしてUKで随一の勢力を誇るALL AROUND THE WORLD(AATW)史上初のNo.1ヒットということで結構なインパクトがありました(つっても同年DJ CasperとFrankee(Eamonのアンサーソング歌ってたあの胡散臭い女ね)が立て続けに1位になるんだけど)。リミキサーとしての仕事はこの曲の前にも後にも色々やっているけど、自己名義の曲としては2年ぶりにリリースされた2ndシングルでも同じような手を使い(笑)、New Radicalのデビューヒットネタで登場(カヴァー?原曲知らんので分からん)。UKでは1月にLMC feat. Rachael McFarlane(←前回も今回も歌ってるのはこの人)名義で30位を記録してます。

今回僕が買ったのはオーストラリアのダンスポップレーベルとして有名なCENTRAL STATIONのライセンス盤。UK盤にしかないMixもあるけど、トラック数が多いほうがいいいに決まってるのでこっちをゲット。オーストラリア盤はそうそう日本に輸入されないので入手がちょっと難しいですが、トラック数の多いシングルが結構あるので見かけたらチェックは欠かせません。しかも現地では400円かそこらで売られてるので(アルバムは日本並に高いのに)、まとめて注文するなら直接HMV.auから取り寄せてもUK盤やUS盤をamazonとかで買うよりも安く上がります。送料自体も他国に比べて格段に安いし。


AATWと言うと4〜5年前はFlip & Fillを筆頭にトランスヒットを連発してたのでそのイメージがまだ強いのかもしれないけれど、ここはそもそも90年代初頭のジュリアナテクノ系の音が流行った時にはLove Decade、90年代半ばのネオディスコ期にはN-Tranceといった具合に、その時々のダンスシーンの流行を上手くポップチャートに持ち込んでヒットを作るという社風なので、別にトランスレーベルでも何でもありません。たまたまトランスブーム期に複数のアーティストが次々とTop10に喰い込んで、レーベルの存在感が増したというだけのことで。で、トランスが完全に下火になった現在では主力商品はディスコ系のハウスポップ。AATWがLMCで当て、DATAがEric Prydzで大ヒットをモノにした2004年以降はこの傾向が顕著になった気がします。Freeloadersの「So Much Love To Give」とか、Dancing DJs vs Roxetteの「Fading Like A Flower」あたりはモロにその流れの上でのリリースでした。


そんなわけでこの曲もポップ色強めのハウスチューン。出だしの"1 2, 1 2 3 Aww!"って掛け声が直球すぎてちょっとハズカシかったり(笑) このダンスポップっぽさのおかげで(要はチージー)”正統ハウスリスナー”(?)的にはAATWってちょっと手を出しにくかったりするんでしょうが、今回のはリミックスがかなりクラブ方向に舵切ってますね。イタロハウス風にばしばしピアノリフを絡めたりとか明らかにエレクトロハウスを意識してたりとか、AATWにしては全体的にかなり洗練されてて聴き応えのある内容。個人的には、リミキサー命に反してスムースなHED KANDI風オサレダブ、Discode Remixあたりにどうしても気を惹かれてしまいます。唯一のトランスリミックスであるラストのKB Project Remixは、途中にかなりIQ低そうなリフが出てくるには出てくるんだけど全体的なテンションが中途半端で、あんまり需要はなさそうかな。


あとこのレーベルと言えば、リミックスの多くがレーベルメイト達によって作られ、またAATW所属のメンバー達自身もソトシゴトは少ない、という自給自足体制も大きな特徴だったんですが、今回のリミキサー陣はそれを覆す人選。Raul Rincon、Mark PicchottiはAATWも含めて様々なレーベル作品で手腕を振るってきた人たちだし、Red Kultもおそらく外の人。はっきり内部の人間だと分かるのはRiffs & RaysとKB Projectだけ、という身内率の低さは異例のことのはずです。Ice CubeやKhiaといった畑違いのアーティストを半ば強引にリミックスするわ、Vervaliciousや元Atomic KittenのLizなんかは真っ向からR&B風ポップス歌うわと、かつてのAATWでは考えられなかったリリースが相次いだことで耳目を集めている点も併せて考えると、これはAATWが新しい血を積極的に取り入れて一つの変革期を迎えつつある兆候なのかもしれませんね。



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Listen It!

Video


posted by Skedge at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | Singles | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおこれはすごい。
New Radicalsの「You Get What You Give」といえば99年のBreakoutでも大人気だった曲(たしか2位を記録)。iTMS UKでちょろっと視聴しましたがいい感じですね。ちょっと大人しめか・・。

それより、「Take Me To The Clouds Above」のほうがいいじゃないですか。これも聴いたことがなくてさっき視聴してかなりツボにはまりました(汗)
Posted by はまべ at 2006年04月11日 00:50
ビデオ貼るの忘れてたんで貼っときました(- -;

へー、これUSでもヒットしたんですか。世代的な影響か、どうも僕はUKヒットがUSに上陸したって聞くといちいち驚いてしまいます。「Take Me Clouds Above」は確か当時しんかいさんが好意的なコメントをしてたのが印象に残ってます。さすがにBRITsのベストシングルにノミネートされてるのを見たときはオイオイと思いましたがw
Posted by Skedge at 2006年04月11日 01:14
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