2006年02月13日

[UK#1-0603] Thunder In My Heart Again

Leo SayerThunder In My Heart Again
Meck feat. Leo Sayer


Apollo / Free 2 Air
Peak: #1 (2/13- 2 weeks)
6 weeks at Top10
[1, 1, 3, 6, 8, 10]






ダンス系の1位として見れば2005年のマドンナやクレイジー・フロッグがいるのでそれほど久々感は無いものの、クラブ系No.1という意味ではあのエリック・プライズ以来1年半ぶり。しかもこのメックという人はクラブシーンでもほとんど知られていない人だったために余計にインパクトがあった(というかこれが彼のキャリアにおける、アナログリリースやリミックスワークも含めての初作品だった節がある)。全英No.1を獲得してもなお日本ではクラブでもそれほどヒットしなかったこともあって未だに彼に関する情報は乏しい。本名をクレイグ・ディメック(Craig Dimech)といい、以前はどうもポルノ産業の世界で仕事をしていたらしいが判然としない。出身はイギリスだが、現在はLAに在住しており、この曲は中古レコードショップでたまたま見つけて気に入りハウスリメイクしたのだとか。

というわけで代わりと言ってはナンだけどレオ・セイヤーさんの方を(上の写真ももちろんレオさん)。この曲によって実に29年ぶりに全英No.1ヒットのリストに名を連ねることとなった彼は70年代に活躍したイギリス出身のロック系シンガーで、母国イギリスではTop10ヒットだけで10曲、アメリカにおいても「You Make Me Feel Like Dancing (恋の魔法使い)」(76年)、「When I Need You (はるかなる想い)」(77年)の連続No.1を含む8曲のTop40ヒットを持つ。今回こうして取り上げられた「Thunder In My Heart」は5作目のアルバムのタイトルチューンで77年英22位、米38位というマイナー・ヒット。このリメイクは彼にとっては前述の「When I Need You」に続く2曲目の全英No.1、チャート入りは98年に32位をマークした「You Make Me Feel Like Dancing」以来のこと。このヒットには本人もとても気を良くしているようで、自身のサイトには素直に喜びのコメントが出されていた。

さて、正体不明のメックことクレイグ・ディメック氏の方であるが、この曲のブレイクを受けて早速ミックスCDを発表しDJとしてのステップアップも試みている模様。個人的にはこのミックスCD、FREE 2 AIRレーベル音源のみを使用したレーベルカタログ的な作り(値段もやけに安い)なのがいかにも会社主導という感じがしてあまりいい印象は受けなかった。次は同様ちゃんと自分のキャラクターを押し出した選曲とミックスで改めて自己アピールをして欲しいところ。クラブ系の全英1位獲得者は一発屋傾向が大変強いが、それでも前後にきちんと多かれ少なかれクラブヒットを出しているのが常であることを考えると、肝心のアンダーグラウンドに全く根の張れていない彼の今後は正直言ってかなり心配だ。

(2006/05/13)


(→ブログ内記事リンク Meck feat. Leo Sayer / Tunder In My Heart Again)
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | UK #1's & Long Hits | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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