2006年09月29日

いきなり全曲レビュー: Dancemania Treasure編

2週間くらい前に下書きしてすっかり忘れてたネタをドロップ。
もうこういうコトしか書けなくなってますね、自分。


(※2008年8月23日追記)
この記事に何故か集中的に英語のスパムがつくようになってしまったために
コメント欄を閉鎖します。検索等でいらした方、コメントを頂けるようでしたら
別記事でもメールでも結構です。ご迷惑をおかけします。


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Dancemania Treasure.jpg


”編”とか書いてるけど単発企画です。
8月30日にリリースされたダンスコンピ『Dancemania Treasure』を
持ってもいないくせに全曲斬りたいと急に思いました。少し前の発売ですが。
だって10周年記念とかいう理由で超久々のリリースだし。
今は全然買ってないけど実はシリーズ数十枚持ってる死。(処分に困ってもいる)
最近はこういうの(嶋大輔・・・)とかばっかりだった中で久々の正式なシリーズ作品だし。
そしてオリコン最高18位とか微妙に売れてるし(Mars Voltaと同じくらいというのがまた)。
それに僕みたいなチャート系リスナー(?)の音楽サイトやブログで
こういうユーロポップが取り上げられることって珍しいと思うので
無闇に昔取った杵柄をぶん回してみたいと思います。
正直すごい恥ずかしい。
とりあえず「こんな文章ウチでしか読めねえぜ」とだけは自信を持って言えます。


【基礎DATA】
Title: Dancemania TREASURE
Release: 2006年8月30日
Label: 東芝EMI
Price: 2980円
Discs: 2枚組



Disc1: Queen Side
一応女Vo.編と男Vo.編に分かれてるんですね。大まかにですが。
あるいは女子向けと男子向けと解釈すべきか。
このDisc1には、Dancemaniaのスペシャル系CDにはやたらと担ぎ出されていた
Faye Wongの「Eyes On Me」があえて外されてるのがポイントかね。
Strikeの「Inspiration」外しも脱マンネリの一環か。


1. Interface / You Raise Me Up
いきなりだけど未聴の曲です。や、タワレコで少しは耳にしたと思うんだが全く憶えてない。どーせSAIFAM系列発のユーロカヴァーでしょ、はいはい、っつー。それに僕この曲はフィギュアがどうとか以前になんか嫌いなんすよね。ところでどうしてWestlifeはこの曲で日本殴り込みをかけてこなかったのかなあ。

2. Cascada / Everytime We Touch
なんと今年のダンスポップシーン最強ヒットと言えるこの曲を他レーベルから強引に拉致。しかもオリジナルミックスで収録とは・・・。やっぱり凡百のユーロダンスものと並べてみると明らかに完成度が違うね。

3. Julia / Heaven Is A Place On Earth
オリジナルは元Go-Go'sのBelinda Carlisleの、85年の全米No.1ヒット(←検索で来たトランスっ子のための解説☆)。ここらへんの80'sスタンダードはユーロビートにもトランスポップにも一通り転生してる感じですね。僕が曲だったらこんな輪廻は御免被りたいですが。オリジナルは普通にいい曲だけど、このカヴァーは単にやっすいだけで何の魅力も感じません。それにこの曲のカヴァーならどっちかと言えばイタリアの誇る激安の殿堂、DJ Lhasaの方が有名な気もします。イタリアのダンスポップって詳しくは知らないけど軒並み恐ろしいですよ。ドイツやデンマークあたりの比じゃないと思う。

4. Morgana / Another Night (DJ Tora Vocal Mix)
MorganaもSAIFAMの人ですね。ダンレボに使われた「Never Gonna Make」はかなりのナイスポップでしたが、これはReal McCoyのカヴァー。Real McCoyと言ったらはまべさんがやたら好きなイメージしかw リアルタイムじゃないし、今でも全然曲知らないし。まあこの曲は普通によく出来た曲ではあるよね。最近急にこの曲カラオケに新曲登録されてたりとかしてたのはこのカヴァーがヒットしてるのが理由(たぶん)なのかと納得。

5. Misa / Banzai (Dank-One vs 4 Skips Remix)
初めて2000年ごろにこの曲をラジオで聞いたときはポンキッキの曲かなんかかと思いましたが。別にユーロビートじゃないのにユーロビート枠でパラパラな人たちに支持されていたイタリア発邦人ユーロダンス。別にユーロビートじゃなかったことが逆に良かったのか、ユーロブーム亡き後も勝手にトランスと勘違いされてトラパラ期にまで延命。この曲がそうやって勝手にロングヒットを続けていた数年間、イタリアに在住していたはずのMisa嬢は何をしてたのかさっぱり分からんが、今年に入っていきなり復活してアルバムまで出しやがった。しかも「噂の着うたアイドルぅ〜、Misaぁ〜」とかいうありえねー宣伝文句を伴って。結局売れたのかなあ、アルバム。ちなみにこのシングル、何度かリミックスを加えたりとかして再発されてますが、ここに入っているリミックスは去年リリースのCDSに収録されたトラパラ対応型です。一番最初(確か99年)にインディーから出た盤を持っている自分は死んだ方がいいですね。10円だったんだけどね。高校生の頃だったしね。それに今となってはレアになっちゃったMisa嬢のご尊顔も拝めるんだよ。すっげえシケた表情で写ってます、ジャケ写。

6. ヒョンヨン / 恋のマイアヒ 〜コリアン・ヴァージョン〜 (Club Mix)
これアルファベット表記が分からん・・・。7月にシングルリリースされた「エロカワ・コリアン・ヴァージョン」だそうですが、少なくともエロくは無いです。断じて。何気にAVEXの知的財産を二つも流用しようと試みてますね。それにしても何故今さらこんなヌルい企画が通ったのでしょうか。

7. Smile.dk / Butterfly
普通に良く出来た曲やと思いますよ。ものっそいこの曲好きだった過去を何とか肯定したがってるだけな気もしますが。ユニットとしてはデンマーク発ですが、2人の出身国はスウェーデン。ちなみに今年の夏にヒットした(でも例によって名古屋圏限定な気がする・・・)CalitoのバックコーラスがSmile.dkでは?との憶測もあるようですが、ついでにCalitoはDr. Bombayと同一人物では?との憶測もあるようですが、みんなよくSmile.dkとかDr. Bombayとか憶えてるなあと思います。

8. Me & My / Dub-I-Dub
90年代の北欧ダンスブームにおける最大の成功者はAquaで、最も長命だったのはPandora。それはいいのですが、最もクリエイティヴだったのはMe & My、と言っても誰も分かってくれないのよね。皆さん、Mステにも出演したこの曲はじめ、本人出演CMソングだった「Touch Of Love」やら「Baby Boy」やら、馬鹿売れした(確か200万枚くらい)1stのイメージしかないはずなのでしょうがないのですが、2ndではMiquel Brown(Sinittaの母親)のハイエナジー・ディスコ「So Many Men, So Little Time」を、Kylie Minogue「Can't Get You Out Of My Head」のプロトタイプを思わせるようなヒネりの効いたアレンジでカヴァーしてみせたり、3rdでは超正統派のエピックトランスに挑んだりと、アルバムごとに芸風を変えてきた恐るべきユニットなのです。大体北欧ユーロ勢でアルバム3枚以上出したのは化け物級のPandora以外ではSmile.dkくらいですが、2ndで止まったAquaも含め、皆さん作品ごとの変化も進化もビタイチなかったわけですから、やっぱりMe & Myはその点が別格。もっと2枚目、3枚目を評価しよう。とここまで熱く書いておいて、自分は3rdしか持っていませんがね。

9. Papaya / Hero
MadonnaのかつてのオウンレーベルMAVERICKとアルバム3枚の契約をした、という信じがたい話題を提供してくれたMs. Papaya。結局アルバムは1枚しか出てないわけで、あの話はなんだったんだろうと未だに腑に落ちないです。で、この曲はDancemania的にはMe & My、Smile.dkの前2曲と並んで”3大北欧ダンスポップアンセム”な認識をされてるような気がするんですが、世間お知名度っつーか、この曲ってどのくらいヒットしたのかすごい謎。どうでもいいがこれもシングルを持っていたりする。半年くらい前にブクオフで輸入盤が100円で落ちてた。スルー出来なかった自分が嫌になる。

10. Creamy / I Do! I Do! I Do!
邦題は「アイ・ドゥ! アイ・ドゥ!」。気合が掛け声1回分落ちたせいか、ぐるナイタイアップなども功を奏するはずもなく撃沈したデンマークの女子2人。まあ日本デビューした2002年ごろともなるともうこのテの音って日本でも全く需要がなかったし、それに時代が4年前倒しになっててもそんなに売れなかったと思うな。曲的に。その割に「人口500万人のデンマーク国内で50万枚のトータルセールスを誇る」っつう売り文句が本当だったのならすごいことだ。日本換算なら1300万枚。こんなヤツラが。だからあの国は侮れないんだ。ちなみにLimahlの「Never Ending Story」をカヴァーしてUKデビューもしていますが結果はご推測の通り。

11. Stacie Orrico / Stuck (Thunderpuss Radio Remix)
3年前のブレイクを律儀に憶えている人が多かったようで新作も程よく売れたっぽい織り子のデビュー曲。これThunderpussの最後のリミックス作品という話があるのですが、この曲がリリースされたのが大体2003年の秋ごろで、サンパスの解散が2003年8月だったと思うので時期的にはあってるんですよね。これ何気に結構好きなリミックスでした。Editサイズに関しては織り子のアルバムにボートラ収録されてたりとか手軽にゲット出来ます。フル尺はUK盤シングルにて。

12. Abigail / Let The Joy Rise (Thunderpuss Club Mix)
こちらはサンパスの代表作にして大ゲイアンセム。というかゲイ云々関係なくクラブアンセムか。実際これはハードハウス系の中でもメロがきちんとしてていい曲だと思いますよ。日本だとアナログやらCDSやらの値段が高騰してましたが、未だにそうなのかな。ただしこの人気ぶりは国内限定のようで、USのクラブチャートではTop10そこそこのヒット(米クラブチャートはオリコン並に回転早いので10位っつってもそんなに大した規模ではないと思う)。

13. Kylie Minogue / Can't Get You Out Of My Head
なぜこの流れでこの曲が。現状で言っても経歴で言ってもMadonnaに次ぐ世界的ダンス・アイコンなのは間違いないと思うのですが、このDancemaniaにはどうにも不向きな曲ばっかりですね。一応何度も登場して入るのですが、毎回目立たないポジションに甘んじちゃってます。選曲する側としては妹の方が万倍使いやすいだろうな。この曲も彼女の代表曲には違いないですが、日本での人気は(人としても曲としても)イマイチだし、しかもこの流れでそもそもDancemaniaなんだから、変に気負わずに「Your Disco Needs You」とかでよかったと思いますが。

14. Wildside / Superstar
未聴。Jameliaのカヴァー?WildsideもSAIFAM発のカヴァー多めユーロダンスユニットですが、一番人気はやっぱりスパガ「2 Become 1」のカヴァーか。あれ出来良かったしね。あと完全日本側主導企画で矢井田瞳の「My Sweet Darlin」もやってるんですが、これが意外とよかったりする。

15. In Deep / Hung Up
もちろんMadonnaのカヴァー。これもきっとSAIFAMだろうな。このコンピ、タワレコでほんとにチョビっとだけ試聴したのですが、その時の記憶によれば、「原曲に忠実かつ凄まじい劣化コピー」。

16. Radiorama / Beautiful Man
こ、これは・・・。今回の選曲、ちょくちょく隠れ名曲的なのが入ってるのですが、このセレクトは凄いな。今回の選曲は投票によるそうだけども。Radioramaは80年代終盤から90年代前半にかけて「ABCD」とかのユーロヒット(日本限定)を出してたイタリア産ユニット。これは確か98年ごろの復活作だったと思うのですが、確かに変に印象に残ってる曲ではあります。

17. Up / TK
まるきり分かりません。小室?

18. Helen / Toxic
ブリのカヴァー。それ以上でもそれ以下でもない。つーかよく知らん。

19. Jenny Rom / www.blondie.girl
っていうかこの無駄なSAIFAM率の高さは一体なんなんだろうか。これはなんかロリ声ダンスポップ。シリーズにはハピコア風高速Remixで収録されてやけに人気があったらしい。ダンレボにも入ったしな。昔何かの間違いでJenny Romのファンサイトを名乗る場所に迷い込んだような記憶があるが、活動内容は霧の向こう。

20. E-Rotic / Do It All Night
ほぼ全曲に喘ぎ声とSEXという単語が出てくる、ドイツの誇るキチガイダンスユニット。しかも恐るべきは94年の自国デビュー以来約10年に渡って、メンバーを変えつつも活動し続けたという点だ。今はどうだか知らんが。日本でも東芝時代とAVEX時代合わせてオリジナルアルバムだけでたぶん7、8枚は出てる(意外なところではAbbaのカヴァー集もあり)。僕はこの人たちが、喘ぎ声がどうとか以前に音がゴテゴテで大嫌いだったのだが、初めていいと思えたこの曲はちょっと落ち着いたアダルト路線。いや、まあそうは言ってもユーロポップなんですけど。彼らの曲は対訳が面白いので、何でもいいので1枚アルバムを買ってみると良いです。個人的におすすめなのは初期の曲「Help Me Dr. Dick」。”僕はどどどどドクター・ディック! / 君の悪いところを直す方法を知ってるよ / それはセックス! セックス!” ←どういう育ち方をするとこういうラップ詞を思いつくのだろうか。そしてそれを録音してしまえるのか。

21. Missing Heart / Moonlight Shadow
Mike Oldfieldの哀愁ユーロカヴァー。かなりいい出来で、後年Groove Coverageのトランスカヴァーが出たときも「Missing Heartの方が全然いい」とかよく言われてたのだが、このユニットが実はE-Roticと全く同じプロデューサー陣で作られているという事実は。ていうかヴォーカリストもE-Roticの歴代ヴォーカリストとカブったり替え玉だったりとかいう話もあるので、事実上のサイドプロジェクト/別名義みたいなもんか。チンコ先生とかしか知らないととても同じ人間のやってることとは思えないトランスポップが展開されるアルバム『Missing』は何気にこのテのものとしてはかなりいいと思います。ちなみにこのプロデューサー陣、女子ロックグループのVanilla Ninjaもやってるというから驚き。

22. Micky / Nothing's Gonna Stop
Samantha Foxのカヴァーっぽいタイトルだけど別物。ていうか一般的なユーロダンスものと比べても出来が悪いのではっきり言って聴けたもんじゃないです。人気あんのか、これが。

23. E-Rotic / Willy...Use A Billy Boy
ドイツでのデビュー曲は「Max Don't Have Sex With Your Ex」ですが、日本上陸は95年のコレ。リアルタイムではよく憶えてないけど、えらいヒットしてしまった模様です。凄まじくIQの低そうなシンセリフ&喘ぎ声という、この後10年延々と続くE-Roticサウンドの雛形的楽曲。この曲のテーマはサビで歌われる"Oh baby, sex is joy but use a billy boy"に尽きる。要はゴム使えと。この曲にも"長いバッコンバッコン バッコンバッコンにはさ ビリーボーイが必要だよ"という素晴らしいラップ詞が登場します。長くなくても必要だと思うけど。

24. Smile.dk / Boys (Y & Co. Euro Remix)
Smile.dkの正統派北欧ユーロポップをかなり大胆に派手なユーロビートに仕立て上げたリミックス。この辺の音に詳しくない人はリミックス前の音もリミックス後の音も両方まとめてユーロビートって呼びがちですが、そこらへんは語りだすと無駄に長くなりそうなのでやめときます。

25. Misa / イチニチ (Mark Farina & The Factory Team Remix)
上述したMisaのアルバムからの先行シングルカットを、80年代後期から約20年に渡って日本を毒し続けるイタリアンユーロ界のドン、Mark Farinaがリミックス。このミックスは未聴。たぶん「Boys」の後につないでんだからハデなんでしょう。Mark Farinaはさっきから散々連呼しているイタリアン・カヴァーレーベルSAIFAMの首領ですが、それ以前にKing Kong & D. Jungle Girls「Boom Boom Dollar」やCoo Coo「Upside Down」のプロデューサーです、と言えばあああの曲ねと分かってくれる人もいるかと。いて。



Disc2: King Side

キングがどうとか以前に、すでに25曲分で疲れ果てている僕ですよ。
あと25曲・・・。
こっちサイドでいなくてビックリなのはBus Stopですな。
代わりに元メンバーのFlip & Fillがいるけど。
前にも話題にしたことがありますが、Bus Stop = Flip & Fill + Daz Sampsonですよ。
DazはUniting Nationsのメンバーでもあります。知ってても人生を1ミリも豊かにしてくれない知識。


1. Crazy Frog / Axel F
一応Cascadaと並ぶ本盤の目玉のはずなのですが、見事にこのカエル、日本市場ではスルーされた感があります。アメリカでさえこの曲、一応50位まで上がってる(Hot100)ことを考えるとこの上ない冷遇ですね。残念でした。名古屋圏でのみ、ZIP-FMの力で昨年秋ぐらいの段階ではすっかり浸透してたのですが。結局日本盤は、UK初回盤を持っている自分が知らない曲が偉い勢いで並ぶことになりましたが、一体何曲持ち歌あるの、こいつは。
あと関係ないですが、そんなバカダンス先進地区名古屋では今こんなのが流行っていて、僕のところにも問い合わせがありました。両親から。半ば苦情に近かったですが(マイアヒが日本一早くヒットした時も同様に僕個人に親からの苦情が)。とりあえずUNIVERSALはこれでSchnappiのリベンジを目論んでいるようです。いい会社だ。

2. Belinni / Samba De Janeiro
98年のワールドカップでやたらかかっていたサンバ・ダンス。この曲はなんかDancemaniaにとってよほど特別らしく、ものすごい勢いで再収録の嵐です。まあいい曲には違いないのですが。しかもパラパラが流行ればユーロビートに、廃れればトランスに、マラカス振るゲームが出ても新ヴァージョン登場、とリサイクルも凄まじかった。オリジナルアルバムが1枚しかないのにベストアルバムが2枚出ている、というのは世界的にも類を見ない例なのでは。

3. 2 Unlimited / No Limit (RM Remix)
2UNの代表的なヒットの2001年Remix。これ聞いちゃうとオリジナルが弱っちくてやってらんないです。ド派手。

4. Aquagen / The Summer Is Calling
この曲は何気に以前Singlesのコーナーで取り上げたことがあります。ジャーマントランスの生んだ最高傑作のひとつ。たぶん。しかし世間的な人気はChicago「Hard To Say I'm Sorry」の方が高いようで遺憾です。あれ超キモいのですが。しかも声はPeter Setera本人なんだよ。それでトランスなんだよ。吐き気がするよ。

5. Flip & Fill / I Wanna Dance Somebody
元Bus Stopの音作りの2人がトランス方面に行くことにした後のユニット名。この名前で数々のUKチャートヒットを放つことになるのですが、最大のヒット「Shooting Star」(Bangのカヴァー)やら「True Love Never Dies」(Airscapeのリフをモロパクリしてるらしい)といった僕のフェイヴァリットを差し置いて、日本ではこのWhitneyのカヴァーなんですね。吐き気がするよ。僕がトランスに見切りをつけ始めたきっかけの一つみたいな曲。

6. DJ Miko / Sky High (DJ Kaya Mix)
へぇ、「What's Up 2000」(4 Non Blondsのカヴァー)を外してくるんだ、と思ったらDJ Kaya Mixがあるからこれ選んだだけか。何だ。もちろんJigsawのカヴァー。DJ MikoもSAIFAM発の、カヴァーばっかりやってた奴らですが(この名前にして実は男女ユニット)、彼らのカヴァーは単にユーロダンス化するだけじゃなくてきちんとアレンジを変えてきてたんですよね。そういうトコは結構好きでした。たぶんSAIFAMの人で国内盤アルバム出てるのってDJ MikoとWildsideくらいじゃねえかなあ。

7. Rolence / Bad Day
ダニパのカヴァーなんでしょうね。

8. Machoman / Wookie Wookie (Overhead Champion Mix)
邦題「ウキ☆ウキ」。知らなかったんですがこんな特設サイトが!これまたウチ近辺ではすごい勢いでエアプレイされてたのですが、全国的には絶対ヒットしてねえな。一時期弟2号がやたらウキウキ歌ってたよ。Calitoもやたら歌っていた。

9. Ultimate Heights / Total Recall
隠れ名曲その2。いやーこれを選んでくるとは。Chic「I Want Your Love」ネタのネオディスコ/ヒップハウスもの。ちょっと都会的な雰囲気も継承しててすげえカッコいいです。Ultimate Heightsの曲では一番好き。でもSCORCCIOレーベルからのセレクトがこれ1曲と思うと微妙な気もする。「Highs Off You」とかじゃないんだねえ。

10. X-Treme / Wonderland
何気にこれアナログ持ってますよ。EW & F「Boogie Wonderland」ネタのこれまたアグレッシヴなネオディスコ。X-Treme一時期やたら好きでしたね、僕。

11. Pyroclastic / Be My Lover
隠れ名曲その3。ていうかこれは都内のアナログショップなどでは話題になったイタリア産フィルターディスコで、これ僕もアナログ買いました。いつか取り上げようとは思ってたのだが。よくDaft Punkを引き合いに出されてましたが、僕は”男性版「Love At First Sight」”だと思います(Kylieの)。これは本当に名曲。なんか最近新曲がどこぞの国内盤ハウスコンピにフル収録されてるのを見た気がするがなんてタイトルだっけなあ。

12. Pet Shop Boys / New York City Boy (The Almighty Definitive Mix Radio Edit)
David Moralesをプロデューサーに迎えたこの曲をさらにゲイクラブ御用達のALMIGHTYレーベルのスタッフによるリミックスで収録というカマの3乗みたいなトラック。まあこれは普通にオリジナルの方がいいと思います。日本ではあれだけ大ヒットしたのに、UKでは14位だったんですよね、意外なことに。そしてALMIGHTY関連作品はこれ1曲きりか。Dancemaniaって毎回のようにALMIGHTYからの曲を収録しまくってたくせに。ALMIGHTYはヒット曲を次々安いダンスカヴァーに生まれ変わらせる永遠のB級レーベルとしてカヴァー曲マニアの間でも有名みたい。何気にAlmighty MixってジェニロペとかUsherなんかもやられてたりするのですがそれでもB級はB級。

13. Angelica / She Will Be Loved
Maroon 5のカヴァーなんでしょうね。Angelicaは「Doesn't Really Matter」のカヴァーしてた奴とたぶん同じ。

14. Opera Trance feat. Emma Shaplin / Spente Le Stelle (Yomanda Mix)
これまた激シブ。これUS盤シングル持ってます。元々はオペラ歌手のEmma Shaplinのアルバムに収録されてた曲なんですが、どんな企画だったのかこれをYomandaことPaul Mastersonが仰々しいトランスにリミックス。でもクラシックとトランスって相性いいと思うんですよね、僕は。これは普通に大好きだった曲です。ちなみにPaul MastersonはYomanda名義で「Synth & Strings」のUK Top10ヒットを持ってるほか、Hi-GateやCandy Girls、Amen UK!などの別名義でもヒットがあるのでチャートマニアの方々もきちんと覚えておきましょう。テストに出ます。

15. DJ Kee / L'esperanza
誰のカヴァーだっけ。確かCyber Trance系の誰かのカヴァー。Safri Duoだっけなあ。

16. DJ Rasputin / Katjusha
ホントにロシア産だったかは忘れたが、この曲で憶えておくべきトピックは、明らかに曲中で「バリアフリー!!」と絶叫している空耳ネタ。

17. 2 Unlimited / Twilight Zone (R-Control Mix)
何度聞いてもオリジナルの方がいい。前述の「No Limit」同様、2001年にリリースされたリミックスアルバムに収録。

18. Loud Force / Rock Beat
やたら何度もシリーズに登場して来たわりには全然人気出なかった感じのLoud Force。メタル出身のシンガーがダンスビートに載せてシャウトするイタリアのユニットです。これだからイタリアは凄いんだ。

19. Next Age / Paradise
Loud Forceと同じプロダクションだかプロデューサーだかが関わっていたユニットの曲。やたらアッパーな女Vo.のラテンソングです。ちなみにこのプロダクション一派の中に「Look At Us」の大ヒット(@日本)&小ヒット(@米国)で知られるSarina Parisも含まれているそうで。芸風全然違うなあ。

20. Captain Jack / Together Forever
「No.1ミリタリー・ダンス・ユニット」という、確実に2番手のいないジャンルでの頂点を名乗っていた男女デュオ。E-Roticと同じドイツ出身で、ダンスマニア2枚看板のうちの片方でしたけども、色物度はだいぶこっちのが低いです。これまた5枚ほどオリジナルアルバムを日本でリリースしてる長命ユニットでしたが、ユニットの顔であったFrankie Gが昨年40代半ばにして急逝し解散となった模様です。RIP。ちなみにこのFrankie(キューバ出身の黒人)は米軍在籍経験があり、プロレスラーとして来日したこともあります。で、この曲は確か2枚目のアルバム収録で、誰がどう聞いても「ミッキーマウスマーチ」のモロパクリなのですが、どうしてこの曲がディズニーに告発されなかったのかとても不思議。単に知られてないだけ?ちなみに後に白雪姫の7人の小人のテーマソングをネタにした曲も出てます。

21. Joe Rinoie / Synchronized Love (Red Monster Hyper Mix)
あれです、武富士のCMソング。あれの高速ユーロビートリミックス。いやー、こりゃまたIQ低いねー。この曲で変に有名になってしまったジョー・リノイエは平井堅のデビュー曲を編曲してたりとか裏方業を結構重ねてます。

22. Captain Jack / Captain Jack
またCaptain Jack。これはデビュー曲で、コンセプトどおり軍隊風の掛け声なんかが出てきます("company attention, forward march!"とか)。まあこのコンセプトも初期だけで、後半は普通のユーロダンスユニット化。オリジナル曲の他、J.Giles Bandの「Centerfold」、Madonnaの「Holiday」、KCの「Give It Up」など分かりやすいカヴァーもちょくちょくやってます。ただやっぱりこのユニット最大の好カヴァーはThe Village Peopleの「In The Navy」。ゲイソングとしてじゃなく軍隊モノっつう切り口でこの曲を自分色のカヴァーにできるグループは彼らを置いて他には無いわな。

23. Fireman / Super Hero (2001 Remix)
オリジナルはレイヴィーな曲だったんですが、これはパラパラなシャキシャキ音に。馬鹿みたいな曲だけどキャッチーでよく出来てると思います。たしかメンバーにマンガ家がいた気がする。

24. Flashman / Flash In The Night
明らかにFiremanと並べてみたかっただけだろなアーティスト名ですがこれもコテコテのユーロビート。今一体2000何年だと思ってるんだ、みたいな。なんか特撮ヒーロー番組の主題歌みたいなメロ運びなんすよね、これ。ホントにガイジンが作ったのかっていうくらい。

25. Italo Speed / Don't Stop Me Now
シメの曲なのに知らん。たぶんQueenのエセハッピーハードコア風カヴァーだと思う。



・・・。

以上。無駄に濃かったですね。
本当はいつかClub Classicsシリーズをとりあげたいとずーっと思ってるのですが。
正直この辺のユーロポップってもう聞く気しないんだけど、Dancemaniaってサブシリーズがまた無駄に濃くて、そこからの方がはるかにデカい影響を受けとるのですよ、僕は。Club Classics、ヤバいですよ。僕が年の割に妙にSALSOULがどうとか言うのはモロこのCDのおかげですから。

(そういやそのSALSOUL、版権が今度は東芝からVICTORに移ったようですね。
急に何枚もまたコンピが出まくっている。もういいよ・・・)


posted by Skedge at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
すごい!今この時代にこんなネタでこんな長文書ける人はSkedgeさんだけですよ!!

>Ms. Papaya
そういえば自分が初めて買った輸入盤がこの人のアルバムだったかもしれません。
マヴェリック契約の話は何だったんでしょうね。ちなみにこの人と僕のHNとは何の関係もありません。

>Thunderpussの最後のリミックス作品
Hilary Duffの"So Yesterday"のリミックスもそう言われていたような……。

>Kylie
"Can't Get You〜"はこの流れでいくと相当浮きますよね。
どうせなら典型的北欧ダンスポップな"On A Night Like This"の方がいいかも。

>E-Roticの歌詞
うわーーー頭悪う。当時は歌詞の内容が全く分らなかったので(本当に!)普通に聴いてましたよ。あー恥ずかし。

>Mark Farinaのプロデュース曲。
あああの曲ね(笑)"Boom Boom Dollar"はダンレボやってた時家族全員が出来る曲として重宝しました(譜面が単純なので)。

>Crazy Frog
確かオリコンだと100位辺りをうろうろしていましたが世間的にはスルーされたんでしょうね。
そういえばSchnappi(シングル)買いました。DVDは未だに怖くて見てません。

長文コメントすみません。すごく面白かったです!(と同時にすごく恥ずかしかった(笑)
なにはともあれ、本当にお疲れ様でした。
Club Classics、今度ブクオフで漁ってみますね。あとMe & Myも(笑)
Posted by papaya at 2006年09月29日 23:24
どもどもーお久しぶりでーす!
うははー、こんなネタに反応してくれる人もいたもんですね!!さすがpapayaさん。Ms.Papayaとは関係のないHNだったのですね。しかし初めて買った輸入盤がPapayaというのも素敵な古傷ですね♪

>サンパスの遺作
あっ、言われてみればDuffのような気がしてきました。あれも時期的に合致しますねー。

>Kylie
まあどこに入れても浮くのですが。「On A Night〜」ってPandoraのカヴァーなんですよね。初めて知った時驚きました。

>E-Roticの歌詞
また文字にすんなよって感じですよねw 僕も意味は分からずとも、音だけでうっひゃー頭悪ぅとか思ってたので慣れるまで時間がかかりました。そうは言ってもCaptain JackはOK、っていうレベルだったので僕も十分頭悪かったわけですがw 偏差値30と35の戦いです。

>Boom Boom Dollar
右と左しか出てこないあのサビはウチの弟sたちにも大好評でした。

>Schnappi
何故か近所のブクオフシングルコーナーで邦楽の棚に。しかも例の曲じゃなくて「横浜のラマ」の方だったので超びびりました。

楽しんでいただけたようで本望です!
Club Classicsはこれとはまた違った濃さがあるので今度はマジメに語り倒したいです。Summers(後期)とWintersもネタにしたい。ああネタにしたい。
Posted by Skedge at 2006年09月30日 00:47

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