2013年02月28日

US/UK Singles (1st week of Mar. 2013)

Billboard Hot 100 (Mar 2, 2013)

01 (ne) (01) Baauer - Harlem Shake
02 (01) (20) Macklemore & Ryan Lewis feat. Wanz - Thrift Shop
03 (57) (02) Rihanna feat. Mikky Ekko - Stay
04 (03) (12) will.i.am & Britney Spears - Scream & Shout
05 (05) (18) Taylor Swift - I Knew You Were Trouble.
06 (04) (37) The Lumineers - Ho Hey
07 (02) (20) Bruno Mars - Locked Out Of Heaven
08 (09) (09) Bruno Mars - When I Was Your Man
09 (08) (06) Justin Timberlake feat. Jay Z - Suit & Tie
10 (63) (02) Drake - Started From The Bottom



先週のUKチャートにいち早く入ってきた話題の「Harlem Shake」、
なんと初登場で1位を獲得してしまいました。
これ、既にあちこちで言われていますが、今週分からチャートのポイントに
YouTubeでの視聴回数を算入することになったため。
なんでも公式のビデオクリップ以外にも、素人投稿のビデオとかも対象らしく
当然ながらこの曲で踊った30秒のビデオもカウントされたそうで
その数1週間で1億回以上!そりゃこうなるわな。

この新ルール、いろいろと気になることがあるのですが
最大の疑問は「その1億回ってアメリカ国内だけの話じゃないよね?」という点。
どこの国からのアクセスなのかを峻別できるものなのでしょうか。
出来ないのであれば、Hot 100が「アメリカの」ヒットを反映するものでは
無くなってしまうと思うのですが(まあこっそりUSのiTunesストア使ってる人がいる以上
既に厳密な意味ではそうなってないわけだけど)、一体どういう線引きしてるんだろう。
他国からのアクセスも含めてカウントしてしまうのであれば
極端な話松崎しげるの「愛のメモリー」を全米1位にしてしまうのも可能なのでは?
と思って2chで焚きつけようとしたんですがふだん書き込みしてないので
スレ立てすら出来ませんでした。誰かやってくれ。

まあさすがに「愛のメモリー」では祭りを起こしてもビルボードではしげらないと思いますが、
たとえばきゃりぱみゅみたいなUSでも一部からは注目されてる人だったら?
あるいは既に小ヒットしてるUSの新人なんかをわざと選んだら?
どうなるんでしょう。超実験したいんですけど。
かつてUKチャートがダウンロードセールスを算入すると発表した時に
ラジオDJがダウンロードの影響はどのくらいなのか実験しようとか呼び掛けて
Billieの過去ヒットがTop20に突如チャートインしたことがありましたが、
僕と同じようなことを考える人は世界中にいると思いますので、
ひょっとしたら今後変なチャートアクションが見られるかもしれないっすね。


ちなみに僕が巡回してるいくつかのサイトでこの初登場1位を取り上げてましたが、
「素人の投稿ビデオ」という部分に全く触れてないところもちらほらありますね。
そんな理由でもなきゃこんな特殊な曲が突然1位になるわけないじゃんよー。
まあ僕もtwitterやってなかったら気付かなかったかもしれないけど。
Hot100初登場1位は21曲目だそうで、そのうちチャートデビュー曲が
初登場1位になったのはアメリカンアイドル勢を除くとBaauerが初とのこと。そりゃそうでしょうね。
ここまでのハイプが出るかは分かりませんが、今後こういう事例は増えそうです。

ちなみに「チャートデビューが初登場1位」に該当するアメアイは
Clay Aiken、Fantasia、Carrie Underwoodの3人。
ん?意外と少なくね?
初代のケリクラは初登場での1位じゃなかったし
2代目のRubben Staddardは優勝したけどチャートではClayに負けて2位だったから分かるが
Taylor Hicksは?と思ったら彼の場合はNo.1ヒットの前に
オーディションで歌った曲が先に一瞬下位に引っかかっとるのですね。なるほど。
(「Takin' It To The Streets」、69位)


まあそんなチャート改正の影響もありガっとチャートが動きましたね。
先週Top40にも入ってなかった曲がBauuer含め一気に3曲もTop10入りです。
ただしこれがYouTubeのポイントの影響によるものかというと実は微妙で、
3曲とも今週になって突然ダウンロードセールスが爆発的に伸びたので
この改正がなくても3曲ともTop10前後にはエントリーしてきたでしょう。


3位は『Unapologetic』からの3曲目のヒットとなるRihanna。
UKでは先行ヒットしてましたが、アーバンステーション向けの「Pour It Up」とは別に
ポップステーション向けにこのピアノ一本のどバラードでUSでも勝負を仕掛けてきました。
これはBruno Marsの新曲と並んで、MumfordやLumineersのルーツ志向とはまた違う
「メインストリームポップの中におけるポストアデル」な空気感をひしひしと感じるし、
EDMというタームがバズるよりもはるか前(『Rated R』の時)にもう脱EDM的な志向を見せてた
Rihannaサイドの戦略的一手と見てよいと思います。
前作でも「Talk That Talk」や「You Da One」で脱EDMっぽいことを図って微妙にスベり、
あとから「Where Have You Been」をTop10に入れて格好がついたみたいなとこがあったんで
今回のアルバムにもGuetta製ダンスナンバーの「Right Now」が保険っぽく入ってますが、
今回は「Diamonds」「Pour It Up」「Stay」と全部当ててきてるので
「Right Now」の出番は最後までないかもしれんなこれ。

「Stay」に関してはエアプレイの開始とグラミーでの歌唱、ビデオクリップの公開を
ほとんど一斉にたたみかけていきなりピークを作ってきたので
ここからさらにポイントを積むの結構大変だと思うのですが、
とりあえずインパクト的な意味では大成功じゃないですか。
客演しているMikky Ekkoが無名の新人という点でも結構バクチだったはずですが。
グラミーのステージではあまり歌唱力に優れないと思われていたRiRiたんが
堂々とこの曲を歌い上げていてファンながら見直しました。衣装とかも可愛かったしなー。
まじでこの子のバックについてるブレーンは何者なのですか。


10位はDrakeの新曲。これもビデオ解禁に伴ってかダウンロードがドンと伸びました。
いやーしかし地味だな、Drakeもすごい好きですが相変わらず参っちゃうな。
毎回アルバムから最初のシングルはかつてのストリートシングルっぽく
わりととっつきにくいのを出してくるのでリアクション困るんですが、
過去2作の「Over」「Headlines」が後々じわじわ来たのに比べても
これは地味っつうか単調過ぎでは。ほとんど同じヴァースの繰り返しだし。
(『Take Care』からは「Marvins Room」も先行リリースされてヒットしたけどやっぱ地味)
なのでこれがここまでの大ヒットになってるのはちょっとびっくりです。
DrakeのリーダークレジットによるTop10は「Best I Ever Had」、「Forever」、
「Find Your Love」、「Take Care」に続いて5曲目ですが、
他4曲は曲調や話題性でヒットポテンシャル高かったのでこれだけ異色です。
逆に言うとこれがこんなに売れるなら次のアルバムどんだけの数字を叩き出すのか。



20 (43) (07) fun. - Carry On
24 (ne) (01) Justin Timberlake - Mirrors



Top40初登場5曲のうち3曲もいきなりTop10に入る派手な週となりましたが
それ以外の2曲もまたなかなかの大玉ですね。
まず20位にこれまた一気に上がってきたのは先日のグラミーでも2冠を達成したfun.の
3曲目のヒット「Carry On」。2曲目の「Some Nights」が割と早い段階で話題を集めて
下位にずっと入ってたのに対してこちらはごく最近になってチャートインしてきました。
またしてもQueenライクな曲ですね。スケール感あるのでグラミーのお偉方としても
何か選んでおきたい存在だったんだろうな。
個人的にはなんでイケメンのFoster The Peopleが一発屋なのに
○○○○(自主規制)のfun.がこうもヒット連発出来るんだ!と不思議でなりませんが、
楽曲自体のポテンシャルと、よく伸びるヴォーカルの力量には異論ないです。

24位は、これいずれ正式なシングルになるのでしょうか、
来月発売の新作『The 20/20 Experience』から2曲目の先行リリースとなるJustin。
「Suit & Tie」に比べると前作のTimbalandサウンドをほぼそのまま継承してて
あれ意外と「進化」という点に重きを置いてないのね今作は?という感じなのですが、
その代わり8分もある大作です。いずれRadio Editを出すつもりのようですが、
こんな長い曲のTop40入りはMetallicaの「The Day That Never Ends」(08年)以来か?
伝わってくるところによると今回のアルバムはこんな長尺曲がゴロゴロしてる模様。
僕は当然アルバム待ちでまだフルで聴いてないんで、Radio Edit出たら買うわ。



ちなみにTop40内の情勢ですが、やはりYouTube効果でPsyが大幅に持ち直してたり
逆にビデオ効果が薄そうな面々が今後の苦戦を予感させるチャートアクションなのですが、
Rihannaの「Pour It Up」がR&B系のみのエアプレイのはずなのに
やたら順調にランクを上げてる(34位→22位)のが気になります。
逆に調子が悪いのがKe$haの「C'mon」(29位→35位)で、これこのままだと最高27位と
「Die Young」(最高2位)の失敗を取り戻すはずがダダ滑りに終わりそうなのですが大丈夫か?



45 (ne) (01) One Direction - One Way Or Another [Teenage Kicks]
77 (ne) (01) Ace Hood feat. Future & Rick Ross - Bugatti
84 (ne) (01) P!nk feat. Nate Ruess - Just Give Me A Reason
91 (ne) (01) J. Cole feat. Miguel - Power Trip
96 (ne) (01) Joe Budden feat. Lil Wayne & Tank - She Don't Put It Down
99 (ne) (01) Krewalla - Alive
100 (ne) (01) Alabama Shakes - Hold On



ワンダイのこれは後述のUKチャートで初登場1位の新曲。
何事?と思ったらこの時期恒例のイギリスのチャリティ、コミック・リリーフの曲でした。
毎年アイドルが過去のヒットをちょちょっとお手軽カヴァーしたみたいな(笑)
音楽的には良くも悪くも肩の力を抜いて楽しむべき企画ものですが、
これはBlondieとUndertones(知らない)のマッシュアップ・カヴァーだそう。
しかしコミックリリーフ関連音源のUSチャート入りって初めて見たぞ…。恐るべしワンダイ。
ファンはオリジナル知らずに普通に新曲として接してるんでしょうね。僕もだが。

グラミー効果でアルバム売れてるAlabama Shakesがシングルでも初のHot100入りです。
1位の曲と100位の曲で100年くらい違って聞こえるな(笑)。
P!nkは「Try」が1週でTop10落ちしたと思ったら、fun.のNate Ruessという
強かな人選の曲で早速次のカットを送り込んできました。これも売れそう。
J. Coleの新曲はめちゃめちゃカッコいいのでなんとか売れてほしいなこれ。



Official UK Singles (2 Mar 2013)

01 (ne) (01) One Direction - One Way Or Another [Teenage Kicks]
02 (02) (07) Macklemore & Ryan Lewis feat. Wanz - Thrift Shop
03 (03) (02) Baauer - Harlem Shake
04 (28) (02) Justin Timberlake - Mirrors
05 (01) (02) Avicii vs Nicky Romero - I Could Be The One
06 (12) (20) Taylor Swift - I Know You Were Trouble
07 (07) (03) Bruno Mars - When I Was Your Man
08 (04) (13) Rihanna feat. Mikky Ekko - Stay
09 (190) (26) Ben Howard - Only Love
10 (09) (12) Emili Sande - Clown



というわけでUKではワンダイがNo.1です。
こっちではコミックリリーフの1位は毎年の恒例行事ですからね。
Aviciiはあっさり5位まで落ちましたが、これ、よく確認せずに買っちゃったけど
さすがにくだらなさ過ぎると思うので別に落ちていいや。
逆にDisclosureが2週でTop10から落ちちゃったのはちょっと残念だなー。

注目のBaauerは3位にとどまりました。デビュー曲での英米制覇はさすがにないか。
しかしヒットしたその瞬間に一発屋確定するのって本人的にはどんな気持ちなんだろう…
(もちろんアンダーグラウンドのクラブヒットなら今後も出せる可能性大ですが。Mr Oizoとかみたいに)
Justinの「Mirrors」はこちらでは先日のBRIT Awardsでパフォーマンスしたことで
本格的なヒットになっております。
Taylorたんの再浮上はグラミー効果ですかね。

9位に急上昇してきたBen HowardさんはBRIT効果組です。
British Male Solo ArtistとBritish Breakthrough Actで2冠を制した新人のフォーク系SSW。
知らなかったなあこの人。2011年のデビュー作がいつのことなのか4位のヒットになってるのですが、
シングルではこれで一気にTop10ヒットを手にしました。
(これに次ぐのは「The Fear」の58位なので大躍進)
新人ということで25歳の若手です。
UKはUS以上にDavid GrayとかJames Morrisonとかみたいなタイプの人に
常に一定のスポットが当たってて健全だと思いますわ。
posted by Skedge at 00:00| Comment(2) | Charts | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
長い曲と言えばカニエのrunawayだけど、ラジオエディットあったのかな?
Posted by mz at 2013年02月28日 07:52
>mzさん

ありましたね、忘れてた。Radio Editは存在しますが、少なくとも当時iTunes Storeでは売られてませんでした。
Posted by Skedge at 2013年02月28日 14:24
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