2013年05月07日

Daft Punk8年ぶりの新作に寄せて〜新生Daft Punkは「予定調和」か?




さっきtwitterでDJ MizutaさんとDaft Punkの新曲「Get Lucky」について
ちょっとやりとりしてたら、面白い言葉が出てきました。














天下のダフパンの新曲捕まえて「新鮮さに欠ける」だの「予定調和」だの
どんだけ不遜なんだ!というのはさておき。
そもそも僕は新鮮さどうこう以前に「Get Lucky」大好きだし、
ミズタさんは「予定調和」という言葉を決して悪い意味で使ってるわけではないので
別にダフパンdisではありません。(ミズタさんもたぶん)

そうではなくて、この「予定調和」という言葉を見たとき、
そもそも件の新曲は「予定調和」な曲と言えるのか?というのは
面白い切り口だなあとふと考えまして。


僕にとってもあれは「予定調和」と言っていい曲です。
フレンチタッチってのはファンクなんだよ!と僕が10年近く言い続けてきたのを
他ならぬDaft Punkがようやくバカ誰にでもわかる形で世に示してくれた、
非常に納得度が高い曲です。
Daft Punk、Thomasのソロ、ひいてはフランス産ダンスミュージック全般の
決して消えることのないディスコ趣味を知っている人にとっては概ねそうでしょう。

が、この曲、「・・・え?」って思った人もそれなりにいるっぽいんだよね。(主に若い子?)
まあ、さんざん”元祖EDM”とか祭り上げられてきたロボットの人たちが
こんなオヤジ趣味全開のタルい曲をやって納得できるかっつったら確かに無理だし、
逆にアンチEDMな方々からは「なんだダフパンも結局USの大物がゲストですか」みたいなね。
David Guetta & Ne-Yoのコラボと、Daft Punk & Pharrellのコラボを並列に見てる。

まあそりゃあここ最近はライヴ盤の『Alive 2007』(2007)にしても
『Tron Legacy』(2010)のサントラにしても割とバキバキの音を供給してきたわけですから、
(故DJ Mehdiの「Sigunature (Thomas Bangarter Edit)」なんかもそうよね)
ダンスミュージック全般がメインストリームに躍り出た今の時代に
レジェンドクラスの大物の新作にその進化形を期待する若いファンがいるのは当然です。
『Discovery』(2001)から12年ですから。そりゃ若い子は知らないよ。


ただじゃあ、今回の新作『Randam Access Memories』がディスコ全開かというと、
先行視聴会参加者のツイートを見てると、どうもそうでもないっぽいんだよね。
なんかもっとAORとかそっちっぽいような雰囲気がチラホラと…。
つまり、「Get Lucky」で、「ああこれこそダフパン!」とか言ってる僕みたいなのが
アルバム本体を聞いたときに「…え?」ってなる番(&盤)なのかもしれません。
シングルはすんなり「予定調和」として受け取れても、アルバムで崩される。


やりかねないですよね、彼らなら。
大体『Discovery』自体、先行シングルだった「One More Time」から想起されるほどの
分かりやすいポップアルバムだったかと言えば、断然、否、ですよ。


すごい覚えてるのが、当時、ロッキンオンだったか誌名は覚えてないけど、
『Discovery』を「2001年の金返せアルバム」とか書いた雑誌があったのね確か。
(微妙に記憶と発売年にズレがあるので、発売1〜2年後の記事だと思う)
僕はそれ見て、「音楽趣味の広さをアピールしたいロックファンが
シングルだけ聞いて買って、ついてこれなかったわけねwww」
みたいな感じで思いっきりバカにしてたんですが、
かくいう僕もぶっちゃけあのアルバム最初全然わからなかったんだよね…(←バカ

1stの『Homework』から知ってた人や、フレンチタッチ好きなら違ったんだろうけど。
方や当時のわたくし、「ハウス」というジャンルの存在すら最近知ったばかりの10代の田舎小僧。
ちょっと前までSmile.dk(笑)とか聞いてたガキには、もうインストってだけでも中々馴染めなくてさー。
「One More Time」や「Digital Love」は好きだったけど、
ああいう分かりやすい歌ものダンスナンバーが他にもあるかっつったら全然じゃん。
「High Life」とか、開幕0.5秒からいきなり「パーンが、ボーン!!!」とか
こんな空耳の延々ループ聴かされて俺にどないせいっつうのよ、としか思えなかったもんなあ。

フォロワーのJusticeの1st、先述の『Alive 2007』、そしてKanyeの「Stronger」が
次々に出た2007年あたりからDaft Punk自身の株が急速に上がって、
前年のBusta Rhymes「Touch It」も含め『Discovery』の曲が
次々アーバンシーンでサンプリングされ出したあたりから
ようやくあのアルバムの真価に気づきましたが、正直未だに消化しきれてません。
今作のサウンドに対して、『Discovery』収録の「Something About Us」が
引き合いに出されてるみたいなんですが、こんな曲の存在忘れてたしな。


先行カットが分かりやすいからって、アルバムはまた何かしら違うんですよきっと。
理解するのにまた12年かかるんですかねえ。とにかく楽しみです。
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 音楽ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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