2007年05月10日

7回目のきまぐれ: 多種類販売が多すぎる件について

えー毎度おなじみ流浪のカテゴリ「きまぐれチャート観察」です。
また邦楽ネタで行きます。
ただし今回は楽曲紹介をするつもりはありません。
オリコンも使いません。
今回はプラネットチャートを取り上げて、
「同一タイトルの多種類盤販売」の実態を垣間見てみようと思います。
初回限定盤がどうたら、とかいうやつね。


洋楽でも1年経った後にDVD付けてゴーカ盤だすビヨン様とか
色々やっていますが、邦楽の方はもうその比じゃないもの。
んでそんだけ色々出てても、オリコンでは全部ひとつに集計しちゃう
(というか、そういう風に各レコード会社から要請されてるみたいね)
ので普通にチャート見てても分かんないんですよそういうの。
レンタルでも普通は通常盤しか並んでいないので、
実はあのCDにはDVD付が存在する!とかはなかなか分かりにくい。
しかしプラネットでは「品番が違うものは全て別集計」というルールなので
初回盤と通常盤が入り乱れるヒジョーに歪なチャートが出来上がります。
ちょっと最近各社やりすぎなのでいつか取り上げようと思っていたネタなんですが、
今回はプラネットと絡めてやってみようかと。
今のパッケージCD市場、結構酷いよ。売れてる売れてないの問題じゃなく。


2007年4月30日〜2007年5月6日 プラネットチャート


○シングルチャート

01 (ne) 嵐 / We Can Make It! 【初回限定盤】
02 (ne) 嵐 / We Can Make It! 【通常盤】
03 (ne) 月島きらり Starring 久住小春(モーニング娘。) / ハッピー☆彡【完全生産限定盤】
04 (01) Kinki Kids / Brand New Song 【完全初回限定盤】
05 (ne) 橘慶太 / Friends
06 (08) 秋川雅史 / 千の風になって
07 (03) Orange Range / イカSUMMER
08 (15) コブクロ / 蕾 【通常盤】
09 (04) 小池徹平/ウエンツ瑛士 / My Brand New Way/Awaking Emotion 8/5
10 (05) 小田和正 / ダイジョウブ

11 (13) ケツメイシ / トレイン
12 (14) Seamo / Cry Baby 【初回生産限定盤/DVD付】
13 (02) Kinki Kids / Brand New Song 【通常盤】
14 (17) Infinity 16 welcomez 湘南乃風, Minmi, Moomin / Dream Lover
15 (12) DJ Ozma / 疾風迅雷 〜命BOM-BA-YE〜
16 (16) ウエンツ瑛士/小池徹平 / Awaking Emotion 8/5 / My Brand New Way
17 (ne) 堀江由衣 / Days
18 (22) 宇多田ヒカル / Flavor Of Life
19 (07) BoA / Sweet Impact 【CD+DVD】
20 (37) AAA DEN-O Form / Climax Jump


えー、どこを切り口にしたらいいのかよく分かりませんが(汗)
とりあえず上位で一番意味不明な3位から行きましょうかね。モー娘。の一員(もう誰も知っているメンバーがいない気がする)による一応ソロシングル?確かこれ2枚目だったかな。テレ東のアニメ「きらりん☆レボリューション」の主題歌らしいです。誰か知ってます?このアニメ。その主題歌で3位まで来れちゃうくらい、今のシングルCD市場って崩壊してるんですよね。まあ各社年度末の狂ったようなリリースラッシュを経て春にはあまり大きなリリースがないのが通例なので、今週も嵐以外は異様に低レベルの争いになっちゃったんでしょうがないですが。

てか嵐の通常盤が2位ってこれたぶん凄いことですよ。プラネットのチャートでは各CDのタイアップ情報や仕様解説までご丁寧に見れるんですが(これは便利!)、それによると今回の嵐の2種類の違いは、初回盤が3曲入り、通常盤が2曲+そのカラオケ2曲、という収録内容。初回盤にしか入ってない曲が1曲あるんですね。てことは普通に考えてどっちを買うかといえば間違いなく初回盤なわけで、通常盤を買った人っていうのはおそらく初回盤も買った上で通常盤も買ってしまう熱狂的なジャニファンくらいでしょう。まあ初回盤が週の途中でさっさと売り切れてしまい、予約をしてなかったがために泣く泣く通常盤を買って行った人が結構いたのかもしれませんが。来週になって初回の方がいきなりチャートから消えるようなことがあれば後者の説、通常の方が消えれば前者の説ですね。

で、「通常が消えれば前者の説」に該当すると思われるのがKinki Kidsの初回4位、通常13位。初回がまだまだ店頭に残ってるんでしょうね。それでも通常盤を買っていく人がまだこれだけいるのは、通常盤にしか入っていない曲があるからです。当然、初回盤にしか入っていない曲もあります。全曲揃えたければ2枚買ってくださいね。ジャニーズの常套手段。ところで嵐と違って初回の方に”完全限定”とあるのは何の意味があるんでしょう(笑)。たぶん、実物の帯とかに書いてある表記をそのまましっかり転載してるのでしょうが。


あと、すごく間違えやすいのですが、17位BoA、【CD+DVD】となっていますがこれは初回盤ではありません。だからこれは【初回】と表示されてるのと違って、廃盤にならない限りいつでもDVD付きで入手可能、という意味です。ただし【CD+DVD】も【CD】(28位にいます)もどちらにも初回プレス分にのみ1曲リミックスが追加収録されていますので、実質は【DVD付きリミックスあり】【DVD付きリミックスなし】【CDのみリミックスあり】【CDのみリミックスなし】の4種類があることになります。ちなみに品番はDVDつき・CDのみの2種類だけで、リミックスの有無によって品番が変わることはアリマセン。つまり通販とか取り寄せ注文とかで「リミックスあり」のを期待して頼んだつもりがリミックス無しのが来ちゃったよん、て可能性もあるわけです。だんだん頭がこんがらがってきたでしょ(笑)


こんな感じでみなさんすごい勢いで2種3種と同じタイトルのCDを出してるのですが、逆を言えば、タイトルの後ろに【  】がついてないのは1種類しか出してない真っ向勝負な奴かといえばそうとも限りません。9位と16位のWaTのソロ(と言っていいのだろうか、この形態)は例外。アーティスト/タイトル表記が逆になってるだけ、収録内容も順番が違うだけで曲自体は一緒、あとはジャケが裏表で違います。使ってる写真は全く同じで徹平とウエンツどっちが表になってるか、というだけのことです。だからこれは嵐やKinkiと違って筋金入りのWaTファンであったとしても2枚とも買う必要はあまり無く、どっちがより好きかで選べばいいのですが、品番が違えば別集計になってしまうプラネットでは二人の人気の差がこういう形ではっきり出てしまうのが世知辛いところです。僕の周りでは結構ウエンツ派も多いのですが、そういう人たちは大体男だったりとか、女子であってもアイドルのCDをわざわざ買わないような人たちなのでチャート上ではなんの戦力にもなってくれません。大変だなあ。

あと5位の橘慶太(w-inds.)も一応”初回モノ”になるのかな。初回出荷分にのみなんかオマケが封入されてるそうです。これもBoA同様、オマケの有無によって品番は変わりません。なんかどこで線引きされてるのかよく分かんないですけど、本来初回限定だ予約特典だっつーのはこれぐらいのオマケにとどめておくべきだと個人的には思います。



○アルバムチャート

01 (ne) mihimaru GT / The Best Of mihimaru GT 【初回限定盤】
02 (01) Avril Lavigne / The Best Damn Thing
03 (ne) mihimaru GT / The Best Of mihimaru GT 【通常盤】
04 (02) Ne-Yo / Because Of You 【期間限定特別価格盤】
05 (05) YUI / Can't Buy My Love 【通常盤】
06 (07) コブクロ / All Singles Best 【通常盤】
07 (09) オムニバス / R35 Sweet J-Ballads
08 (06) 大塚愛 / 愛 am Best
09 (03) 柴咲コウ / 嬉々 【初回限定盤】
10 (14) オムニバス / DJ Kaori's Block Party -Platinum Mix-

11 (08) Mr. Children / Home
12 (13) オムニバス / Dancehall Lover's Best
13 (18) オムニバス / DJ Kaori's Block Party -Gold Mix-
14 (04) Kat-Tun / Cartoon Kat-Tun II You 【初回限定盤】
15 (ne) The Pillows / Wake Up! Wake Up! Wake Up!
16 (16) 絢香 / First Message
17 (21) オムニバス / Disco R35
18 (10) 柴咲コウ / 嬉々 【通常盤】
19 (ne) 中川翔子 / しょこたん☆かばー 〜アニソンに恋をして〜 【CD+DVD】
20 (23) オムニバス / オーラ 〜美しい感動〜



こちらではmihimaru GTのベスト(いくらなんでも出すの早すぎるのでは)が1位・3位。初回がDVD付き、通常がCDのみという特にギミックの無いフツーな2種類販売、「DVD付きの方が欲しけりゃ早く買ってね♪」という分かりやすいタイプです。ただこのパターン、5位のYUIや6位のコブクロみたいに通常盤だけになっても売れ続ければカッコがつくのですが、昨年のオレンジレンジや福山雅治先生のよーにいつまでも初回盤が店頭から消えない場合はものすごい悲哀が漂います。DVD付きの方が単価が高いので、限定盤と謳っている盤の方が店頭に並んでる枚数が多い、っつーのが常態化してますが、いざというときにものすごくカッコ悪いです。売り切れてこその限定盤でしょう・・・

ちなみにファンなら「あれ?」と思いそうなのが8位大塚愛と11位ミスチル。この2作はそれぞれ
に”初回”が存在してるはずじゃん、とツッコまれそうですが、両方とも品番が変わらないんですね。シングルチャートの方で触れた橘慶太の封入特典やBoAのリミックス(ボーナストラック)と同じであくまで初回についてるのは”オマケ”扱い。当然価格も変わりません。そのオマケが大塚愛のほうは「”愛”印のハンコ」なのに対してミスチルは50分近いドキュメンタリーDVD。やることが大胆です。でもそこの収支はきっと先日出たB面ベストの分と合わせて考えてるんだと思います。トイズ恐るべし。

あと洋楽ファンにはおなじみの期間限定安価もちゃんとプラネットでは表示されるんですね。4位のNe-Yo。そういや前作の『In My Own Words』ってたしか最初の盤、『+3』、オリコンTop20との連動企画盤等3〜4種類出てたはずですがこれ全部別集計なんですよねきっと。その度に品番も変わって。それはそれでめんどくさいな。


ところで今回の記事では作品の内容にはほとんど触れずに来ましたけど最後にちょっとだけ、7位と17位の『R35』シリーズ。最初に出たこれがすごい勢いで各洋楽サイト/ブログでネタにされてた割にかなり売れてしまい、続編が次々と。7位の方のJ-Balladsとか洋楽編のアレに勝るとも劣らない酷いラインナップだと思うんですけどこういうの売れちゃうんですねえ。この世代にCDを買わそうっていうのは大いに結構なんだけどもうちょっとコンテンツ考えてくれ。「もう一度、妻を口説こう」ってキャッチフレーズも酷い。酷いと言えば20位のもタイトルから既に酷いですが(中身も今さらCeltic Womanの「You Raise Me Up」を1曲目に持ってきてるし)、これは東芝産なので今は何も言わないで挙げて欲しいと思います。必死だから。
posted by Skedge at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | きまぐれチャート観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども、お久しぶりです。

久住小春って2枚目どころかもっと出してなかったっけ?
オリコンでアルバム出てるのも見たし。
下手するとモー娘。本体よりも売れてるっぽい勢いだよね。


あと、ミスチルの初回限定DVDは50分あっても大したことないです。
桜井さんが延々と語る中にシングル曲+彩りのライブ映像(apフェスとか)が入るだけ。
語り長すぎてほとんどきーてない。
ファン失格かな(笑
Posted by にんぢん at 2007年05月13日 21:22
どもども。

>久住小春
ま じ か !
いや、知らなくてもちっとも恥ずかしくないけど。てかモー娘。が今何やってるのかもうさっぱり分からない。


>ミスチル
いやいや値段が変わらん「真のオマケ」であのDVDは充分豪華でしょう。ただあれ、壮大なライナーノーツって気もするが。あと『Home』より『B-Side』の方が聴いてて面白い気がするのは気のせいだろうかw

ミスチルに限ったことじゃないんだけど最近(主に外資系ショップやラジオで人気を集めるようなタイプの人の)アルバムに洋楽みたいな解説が載ってたり、中に入って無くてもフライヤーとして店頭に一緒においてあったり、なんかこう「音楽を、語る」(読点に特に意味なし)みたいな姿勢が各社出て来た気がする。CMで使われてるよ!カラオケで盛り上がるよ!イエー!!なその場限りの90年代J-POPノリな売り方への反省から来てるのかなあとかぼんやり考えております。Waste Of Popsさんとこから言葉を借りれば、「消費者」じゃなくて「リスナー」を増やす努力をしようとしてるっていうか。
Posted by skedge at 2007年05月15日 01:10
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