2015年12月31日

10 Songs Of 2015 GC Choice

アルバムに続いてシングル年間Top10です。
いつもなら再生回数順に並べるだけで済ませてたのに
(他サイトに投票するときは多少いじったけど)
今年は夏にHDDが飛んで再生回数記録がチャラになっちゃったので
考えるのが非常に面倒だった。
アルバム同様焦らす意味もないので1位から。
ちなみに「Peak」と「On Chart」はビルボードチャートじゃなくて
俺チャートの記録です。俺のブログだよ!
俺が俺のために書いてんだよこのブログは!









#1 A-Trak feat. Andrew Wyatt - Push
Label: Fool's Gold
Peak: #1 (8wks)
On Chart: 19wks


去年の暮れに出た曲だけど、年が明けてすぐに公開されたこのMVが良すぎて再生回数が跳ね上がった。この異常に金のかかった贅沢でヒップな映像のつくり(特に「最後の晩餐」を模したカットとか)を見るとこの人やっぱりKanye Westと気が合うか影響を受けるかしたのかなという気がする。僕の中でおしゃれダンスミュージックといえばFreeform Fiveの「No More Conversation (Mylo Remix)」だったんだけどこれからはこの曲が真っ先に思い出されることになりそうです。あとLifelike & Kris Menace「Discopolis」と並ぶ、”美しすぎて茶化す隙を与えないおっぱいビデオ”枠。Andrew WyattもMark Ronsonのアルバム参加にMiike Snow再始動と1年を通じてコンスタントに出番があって結構存在感強かったな。あとはそろそろ見たいぞDave 1(Chromeo)との兄弟共演。









#2 Disclosure feat. Sam Smith - Omen
Album: Caracal
Label: PMR / Island
Peak: #1 (5wks)
On Chart: 22 weeks+ (still on chart)
#13 UK, #64 US, #89 Japan


アルバムレビューでも書いたけど先行カット「Bang That」「Holding On」にハマれず不安ばかり高まっていた流れを一気に払拭したリユニオン・シングル。Sam Smithのファルセットはデビュー当時からやや苦手意識があったんだけどこの曲ではヴォーカル処理が巧いのかなんなのか、このミステリアスさがたまらん。陳腐化したディープハウスブームに微妙に乗っかることなく、フューチャーガラージの遅回しみたいなトラックで勝負賭けてきたクレヴァーさも、2回目のサビ終わりで「アーーーーーーメン」って一小節分伸ばす小技のベタさも両方好きよ。Saturday Night Live出演時の歌唱がすごすぎて遅ればせながらサムやんの実力に度胆を抜かれた(ほんとに遅い…)ので上のビデオもそれで。あとはもうちょっとまともにヒットしてくれたら言うことなかったんだけどな。










#3 Major Lazer x DJ Snake feat. MØ - Lean On
Album: Peace Is The Mission
Label: Mad Decent
Peak: #1 (5wks)
On Chart: 33 weeks
#1 US, #2 UK, #1 Denmark (Weekly/Year-End)

今年のスルメソング。というかSong Of The Year。もうあっちこっちで耳にしまくった。特にWireless Festivalでかかった回数の多いこと多いこと(これに次いで多かったのがFetty Wapの「Trap Queen」)。Diploのメインストリーム侵攻はM.I.A「Paper Planes」という前例こそあったものの、まあまさかJack Uだの「Bitch I'm Madonna」だのここまで派手に動くとは予想外でしたよね。MØがAviciiの「Dear Boy」(なぜか最後の最後までシングルカットされずじまいだった1st収録の名曲!)で歌ってた人だというのも知ってびっくりした。彼女の母国デンマークでは年間1位だそうです。おめでとう。ちなみにこれよく「Major Lazer feat. DJ Snake & MØ」とクレジットされてるけど、シングルリリース時はこういうDJ Snakeとの対等共演扱いだったのでこういう表記にするの個人的にこだわっていたりする。実際、「エレクトロ・ダンスホールを本場のスターと組んで作る」という当初のコンセプトがだいぶどうでもよくなってきてることを考えても、この曲のSnakeの貢献度を軽く見たくはないし。









#4 Todd Terje - Alfonso Muskedunder
Album: It's Album Time
Label: Olsen
Peak: #1(8wks)
On Chart: 18 weeks


2014年のカルトヒットだった『It's Album Time』が批評的に評価されたポイントって、あれが単なるコズミックディスコ作品集ではなくてこういうモンド・ラウンジみたいなトラックが絶妙に配置されたのが最大の要因だと思うんだけど、それを理解してはいても当時こっち路線はあまり気にしてなかった、というか全面ディスコでよかったのに、とすら思っていた。その印象が今年出てきたこのMVで一気に覆った(ベストビデオはこれとA-Trakで迷った)。Junior Senior「Move Your Feet」、Royksopp「Poor Leno」といったアニメMVを思い出したんだけど北欧には何かこういうのに一貫したセンスがあるんだろうか。変調子(7拍子?)初の俺チャートNo.1、こんなのをがすがす聴きまくる日が来るとは思いませんでした。この曲の真価をきちんと理解してれば去年のベストアルバムはこれにしたかもなあ。あとこれはリミックスシングル、特にMungolian Jetsetのラテンラウンジなリミックスと、それをTerje本人が改めてリミックスし直す(そんな手があるのか)うさんくささ全開のDubという12インチB面2トラックが素晴らしすぎてこれ(のどっちかというか両方)がRemix Of The Year。Dubの方はこないだPrins ThomasがBrixtonの箱で掛けてフロア大盛り上がりでした。あれは楽しかった。








#5 Zedd feat. Troye Sivan - Papercut
Album: True Colors
Label: Interscope
Peak: #1 (3wks)
On Chart: 15 weeks
#93 Australia


Zeddきゅんはミーハーなのかなんなのか、思いついた展開を1曲の中に全部ぶち込まないと気が済まないとでも言いたげな曲がちょいちょいあり、出世作「Spectrum」はそれが個人的には稚拙な印象だったんだけど、この曲では彼のその癖が全部プラスに働いた。ピアノソロのイントロに始まり、昨今のEDM基準で行くとかなり地味なプログレッシヴ・ハウス的な導入、2番AメロBメロの"break it down, down↓ down↓"って超ベタなヴォーカル処理や「ッターン!」っていうビートの抜き方(地獄のミサワがドヤ顔でEnterキー押す姿しか思いつかない)、2サビ終わりのなんちゃってダフトパンク(つうかこれどう聞いても「Aerodynamite」のパクリだけど訴えられないの?)、長い長いドラムブレイクを経て一気にイマいEDM展開でどかーーーーん!の全7分半。メタルか。普通にやったらどう考えてもトゥーマッチになるところなんだけど、ここで起用されたシンガーが今一番枯れたメロディをしれっと書く若手Troye Sivan(と思ったらこの曲のライティングには参加してない!超意外!)。彼の存在が絶妙に「引き」の方向に働くことで、こんな大作なのにどこをとっても無駄な印象のない引き締まった曲になりました。それこそMattew Comaじゃこうはいかなかったでしょう。曲の盛り上がりにとてもマッチした映像(ブレイク明けの火事のシーン!)を合わせてきたストーリー重視のMVも秀作でした。








#6 Disclosure feat. Lorde - Magnets
Album: Caracal
Label: PMR / Island
Peak: #1 (3wks)
On Chart: 12 weeks+ (still on chart)
#71 UK, #102 US, #8 US Rock Airplay, #2 New Zealand


Disclosure2曲目。LordeもSam Smithと同じく登場時に何で騒がれてるのか今一つ分かってなかった人で、印象が変わったのが彼女がメンターを務めた『The Hanger Games: Mockingjay - Part 1』サントラ、というか同作収録の「Meltdown」。このStromae製のベタっとしたダンストラックと彼女の質感がとてもマッチしてたのが好きだったんだけど、この曲もその路線だなと。サビの言葉の区切り方が独特なのも好き。あといつの間にかすごい色っぽくなったよな。といってもまだ18歳だし、そして18歳に「いい子ちゃんにはできない、知らないようなこと、あたしが教えてあげる」と歌われる背徳感がたまらん。山口百恵が「あなーたにー女の子のーいちばんー大切なーものをあげるわー」と歌ったときもきっと世のオヤジどもが同じ気持ちになってたに違いない。








#7 Jamie xx feat. Young Thug & Popcaan
- I Know There's Gonna Be [Good Times]

Album: In Colour
Label: Young Turks
Peak: #1(2wks)
On Chart: #14 weeks
#115 UK, #90 Australia


各メディアのレビューを見ると、このアルバムからのベストソングはこれと「Gosh」と「Loud Places」に見事にばらけてる(3曲とも挙げてたりするとこも多いが)けど、このアルバムを高評価に置いた人も低評価に置いた人もその理由がこの曲にあったりするんじゃないだろうか。それくらい良くも悪くもアルバム中で突出して目立つ。The xxからずっと聞いてきたような人は「この曲だけなんか違うんだよなー」とか思ってそうで。もともとJamie xxなんて僕のアンテナに引っかかるような人じゃなかったんで、アルバム買った理由はもちろんこれ。彼の名前をヒップホップリスナーにも知らしめたDrakeの「Take Care」は、彼がプロデュースしたというより、彼の作ったGill Scott Heron「I'll Take Care Of You」のリミックストラックがただ転用されただけという方が正確なんだろうと思ってたけど、こうしてあの曲の続編的な曲をソロアルバムのキートラックとして入れてきたのは「Drakeも俺の傘の下で息をしてるミュージシャンのひとりだ」という彼の主張だと受け取ったんですけどどうでしょう。いや、本人もさすがにそこまで考えてないだろうけど、それを別にしても、彼がアーバンミュージックを手掛けても抜群のセンスを持っていることを世に知らしめるには充分だった。ラッパーのみんなーこの人にトラックを依頼するんだーこの人をもっとこっちに引きずり込めー







#8 Years & Years - King
Album: Communion
Label: Polydor / Interscope
Peak: #1 (6wks)
On Chart: 16 weeks
#1 UK, #37 US Mainstream Top40, #88 Japan


うーん今年の尻すぼみ大賞。10年やってまだ2曲しかない「俺チャート初登場1位」ソングで、春先にはこれ以外にもOlly Alexander関連曲がわっさわっさエントリーしてきて軽く祭りだったんですけど(Clean Banditの「Stronger」とかThe Magicianの「Sunlight」とか)、ずるずるリリースを先延ばしにしたアルバムが散々待たせた割には今一つな出来だったんで年の暮れにはだいぶ印象が薄まってしまった。だからアルバムはアツいうちにちゃんと出せと…。とは言えインディーとポップのいいとこどりのようなセンスはFoster The Peopleが成し遂げかけて挫折しかけてる夢を引き継いでくれそうな期待を抱かざるを得ないし、「踊ることも泣くことも出来る曲を作ってる」という発言にも共感した。これ1曲だけでもUSで当たったらまた印象が違っただろうにな。ただ色恋沙汰に対してこんなに後ろ向きというか受け身な歌詞ばっかり書いてるよう(な生き方)じゃ若いうちは可愛く見えても20代後半からはツラいよOlly君(25)、とだけは今のうちから言っておこう。







#9 Adele - Hello
Album: 25
Label: XL
Peak: #1 (2wks)
On Chart: 9 weeks+ (still on chart)
#1 UK, US, #17 Japan


これももしかしたらシングルリリース時の盛り上がりがそのままピークになっちゃうパターンかもしれない。というのもアルバムがやっぱり(今のところ)ピンときてなくて。今年の10枚から外したのはあまり聴きこめてないゆえに「来年分に持ち越し」したってことなんですけど、さて…。いや、この曲自体は出たときはすげえ名曲だと思ったんですよ。あんだけバカみたいに売れまくって、次に何をやるのか文字通り全世界から注目を浴びる中で、カムバック初フレーズが「Hello, it's me」ですよ(このMVでイントロと同時にAdeleと目線が合う瞬間ほんとゾクッと来る)。このAdele母さんの胆力。これが経産婦の力か!あまりにも出来過ぎていて、他のポップソングとは存在感がかけ離れすぎていて、この曲の次に何をかけてもチープに聞こえちゃうってんでこればっかり帰路ずーっとリピートしたりしてました。彼女のソングライターおよびヴォーカリストとしての力量なんかもう分かりきってるからそこはさすがの一言だったけど、ほぼピアノ一本のAメロ〜1サビと、どかーんと盛り上がる大ラスの間にNoah "40" Shebib的な音の籠ったBメロ〜Bサビパート、このトラックメイキングの今っぽさに心の底から感心して、作ったの誰だと思ったらGreg Kurstin!とんだ嗅覚の持ち主だよねこの人も。








#10 Gorgon City feat. Jennifer Hudson - Go All Night
Album: Sirens
Label: Virgin EMI
Peak: #4
On Chart: 12 weeks
#14 UK

上位10曲のうちこれだけ週間チャートで1位取ってないんだけど(今年のNo.1ソング自体は15曲あるので11位以下にもある)、なんで4位どまりだったんでしょうこの曲。昨年の暮れにリリースされてmixmag誌で「2014年のベストソング!」とかなんとかさっそく書かれてたような記憶があります。Jennifer Hudsonが自身のアルバム『JHUD』(これは去年の年間ベストアルバム10選にちゃんと入れてるよ!)で志向したディスコ/ダンス路線はかつてのJocelyn Brownを髣髴とさせるものがあったけど、それが最も成功したのが90'sハウス愛(それはつまりダンスミュージックの歴史そのものに対する愛だ!)溢れるこの曲だったのではないかと。1サビが終わった後にず太いビートが入ってくる瞬間が失禁しそうなほど好きなんですけど、こんだけパワーのあるトラックにはこれくらいヴォーカルの強い人が載らないと負けてしまう、という意味で適任も適任でした。地味にDavid Guettaのアルバムにも参加しててダンスミュージック路線にちょくちょくコミットしてたJHUDのひとつの到達点だと思います。Wireless Festivalのラストでロングヴァージョンで演ってくれて(シンガーは別人だったけど)我を(主に疲れと、会場のほとんどが10代〜20代前半のヤングリア充であるという事実を)忘れたように踊り狂ったの、いい思い出になったよ。





下は100位までありますが書きません。
20位まで(+その他もろもろ)は今年もecrn awardに一票入れさせていただきましたので
見たい人はそちらで見れます。
それにしても今年は俺わりとちゃんと”ダンスミュージックリスナー”してたんじゃね!?と
自分のシングル・アルバム10選を見ながら思いました。
年内の更新は以上!
2016年もいい曲にたくさん巡り会えますように!
posted by Skedge at 12:07| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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