2015年12月31日

10 Songs Of 2015 GC Choice

アルバムに続いてシングル年間Top10です。
いつもなら再生回数順に並べるだけで済ませてたのに
(他サイトに投票するときは多少いじったけど)
今年は夏にHDDが飛んで再生回数記録がチャラになっちゃったので
考えるのが非常に面倒だった。
アルバム同様焦らす意味もないので1位から。
ちなみに「Peak」と「On Chart」はビルボードチャートじゃなくて
俺チャートの記録です。俺のブログだよ!
俺が俺のために書いてんだよこのブログは!









#1 A-Trak feat. Andrew Wyatt - Push
Label: Fool's Gold
Peak: #1 (8wks)
On Chart: 19wks


去年の暮れに出た曲だけど、年が明けてすぐに公開されたこのMVが良すぎて再生回数が跳ね上がった。この異常に金のかかった贅沢でヒップな映像のつくり(特に「最後の晩餐」を模したカットとか)を見るとこの人やっぱりKanye Westと気が合うか影響を受けるかしたのかなという気がする。僕の中でおしゃれダンスミュージックといえばFreeform Fiveの「No More Conversation (Mylo Remix)」だったんだけどこれからはこの曲が真っ先に思い出されることになりそうです。あとLifelike & Kris Menace「Discopolis」と並ぶ、”美しすぎて茶化す隙を与えないおっぱいビデオ”枠。Andrew WyattもMark Ronsonのアルバム参加にMiike Snow再始動と1年を通じてコンスタントに出番があって結構存在感強かったな。あとはそろそろ見たいぞDave 1(Chromeo)との兄弟共演。









#2 Disclosure feat. Sam Smith - Omen
Album: Caracal
Label: PMR / Island
Peak: #1 (5wks)
On Chart: 22 weeks+ (still on chart)
#13 UK, #64 US, #89 Japan


アルバムレビューでも書いたけど先行カット「Bang That」「Holding On」にハマれず不安ばかり高まっていた流れを一気に払拭したリユニオン・シングル。Sam Smithのファルセットはデビュー当時からやや苦手意識があったんだけどこの曲ではヴォーカル処理が巧いのかなんなのか、このミステリアスさがたまらん。陳腐化したディープハウスブームに微妙に乗っかることなく、フューチャーガラージの遅回しみたいなトラックで勝負賭けてきたクレヴァーさも、2回目のサビ終わりで「アーーーーーーメン」って一小節分伸ばす小技のベタさも両方好きよ。Saturday Night Live出演時の歌唱がすごすぎて遅ればせながらサムやんの実力に度胆を抜かれた(ほんとに遅い…)ので上のビデオもそれで。あとはもうちょっとまともにヒットしてくれたら言うことなかったんだけどな。










#3 Major Lazer x DJ Snake feat. MØ - Lean On
Album: Peace Is The Mission
Label: Mad Decent
Peak: #1 (5wks)
On Chart: 33 weeks
#1 US, #2 UK, #1 Denmark (Weekly/Year-End)

今年のスルメソング。というかSong Of The Year。もうあっちこっちで耳にしまくった。特にWireless Festivalでかかった回数の多いこと多いこと(これに次いで多かったのがFetty Wapの「Trap Queen」)。Diploのメインストリーム侵攻はM.I.A「Paper Planes」という前例こそあったものの、まあまさかJack Uだの「Bitch I'm Madonna」だのここまで派手に動くとは予想外でしたよね。MØがAviciiの「Dear Boy」(なぜか最後の最後までシングルカットされずじまいだった1st収録の名曲!)で歌ってた人だというのも知ってびっくりした。彼女の母国デンマークでは年間1位だそうです。おめでとう。ちなみにこれよく「Major Lazer feat. DJ Snake & MØ」とクレジットされてるけど、シングルリリース時はこういうDJ Snakeとの対等共演扱いだったのでこういう表記にするの個人的にこだわっていたりする。実際、「エレクトロ・ダンスホールを本場のスターと組んで作る」という当初のコンセプトがだいぶどうでもよくなってきてることを考えても、この曲のSnakeの貢献度を軽く見たくはないし。









#4 Todd Terje - Alfonso Muskedunder
Album: It's Album Time
Label: Olsen
Peak: #1(8wks)
On Chart: 18 weeks


2014年のカルトヒットだった『It's Album Time』が批評的に評価されたポイントって、あれが単なるコズミックディスコ作品集ではなくてこういうモンド・ラウンジみたいなトラックが絶妙に配置されたのが最大の要因だと思うんだけど、それを理解してはいても当時こっち路線はあまり気にしてなかった、というか全面ディスコでよかったのに、とすら思っていた。その印象が今年出てきたこのMVで一気に覆った(ベストビデオはこれとA-Trakで迷った)。Junior Senior「Move Your Feet」、Royksopp「Poor Leno」といったアニメMVを思い出したんだけど北欧には何かこういうのに一貫したセンスがあるんだろうか。変調子(7拍子?)初の俺チャートNo.1、こんなのをがすがす聴きまくる日が来るとは思いませんでした。この曲の真価をきちんと理解してれば去年のベストアルバムはこれにしたかもなあ。あとこれはリミックスシングル、特にMungolian Jetsetのラテンラウンジなリミックスと、それをTerje本人が改めてリミックスし直す(そんな手があるのか)うさんくささ全開のDubという12インチB面2トラックが素晴らしすぎてこれ(のどっちかというか両方)がRemix Of The Year。Dubの方はこないだPrins ThomasがBrixtonの箱で掛けてフロア大盛り上がりでした。あれは楽しかった。








#5 Zedd feat. Troye Sivan - Papercut
Album: True Colors
Label: Interscope
Peak: #1 (3wks)
On Chart: 15 weeks
#93 Australia


Zeddきゅんはミーハーなのかなんなのか、思いついた展開を1曲の中に全部ぶち込まないと気が済まないとでも言いたげな曲がちょいちょいあり、出世作「Spectrum」はそれが個人的には稚拙な印象だったんだけど、この曲では彼のその癖が全部プラスに働いた。ピアノソロのイントロに始まり、昨今のEDM基準で行くとかなり地味なプログレッシヴ・ハウス的な導入、2番AメロBメロの"break it down, down↓ down↓"って超ベタなヴォーカル処理や「ッターン!」っていうビートの抜き方(地獄のミサワがドヤ顔でEnterキー押す姿しか思いつかない)、2サビ終わりのなんちゃってダフトパンク(つうかこれどう聞いても「Aerodynamite」のパクリだけど訴えられないの?)、長い長いドラムブレイクを経て一気にイマいEDM展開でどかーーーーん!の全7分半。メタルか。普通にやったらどう考えてもトゥーマッチになるところなんだけど、ここで起用されたシンガーが今一番枯れたメロディをしれっと書く若手Troye Sivan(と思ったらこの曲のライティングには参加してない!超意外!)。彼の存在が絶妙に「引き」の方向に働くことで、こんな大作なのにどこをとっても無駄な印象のない引き締まった曲になりました。それこそMattew Comaじゃこうはいかなかったでしょう。曲の盛り上がりにとてもマッチした映像(ブレイク明けの火事のシーン!)を合わせてきたストーリー重視のMVも秀作でした。








#6 Disclosure feat. Lorde - Magnets
Album: Caracal
Label: PMR / Island
Peak: #1 (3wks)
On Chart: 12 weeks+ (still on chart)
#71 UK, #102 US, #8 US Rock Airplay, #2 New Zealand


Disclosure2曲目。LordeもSam Smithと同じく登場時に何で騒がれてるのか今一つ分かってなかった人で、印象が変わったのが彼女がメンターを務めた『The Hanger Games: Mockingjay - Part 1』サントラ、というか同作収録の「Meltdown」。このStromae製のベタっとしたダンストラックと彼女の質感がとてもマッチしてたのが好きだったんだけど、この曲もその路線だなと。サビの言葉の区切り方が独特なのも好き。あといつの間にかすごい色っぽくなったよな。といってもまだ18歳だし、そして18歳に「いい子ちゃんにはできない、知らないようなこと、あたしが教えてあげる」と歌われる背徳感がたまらん。山口百恵が「あなーたにー女の子のーいちばんー大切なーものをあげるわー」と歌ったときもきっと世のオヤジどもが同じ気持ちになってたに違いない。








#7 Jamie xx feat. Young Thug & Popcaan
- I Know There's Gonna Be [Good Times]

Album: In Colour
Label: Young Turks
Peak: #1(2wks)
On Chart: #14 weeks
#115 UK, #90 Australia


各メディアのレビューを見ると、このアルバムからのベストソングはこれと「Gosh」と「Loud Places」に見事にばらけてる(3曲とも挙げてたりするとこも多いが)けど、このアルバムを高評価に置いた人も低評価に置いた人もその理由がこの曲にあったりするんじゃないだろうか。それくらい良くも悪くもアルバム中で突出して目立つ。The xxからずっと聞いてきたような人は「この曲だけなんか違うんだよなー」とか思ってそうで。もともとJamie xxなんて僕のアンテナに引っかかるような人じゃなかったんで、アルバム買った理由はもちろんこれ。彼の名前をヒップホップリスナーにも知らしめたDrakeの「Take Care」は、彼がプロデュースしたというより、彼の作ったGill Scott Heron「I'll Take Care Of You」のリミックストラックがただ転用されただけという方が正確なんだろうと思ってたけど、こうしてあの曲の続編的な曲をソロアルバムのキートラックとして入れてきたのは「Drakeも俺の傘の下で息をしてるミュージシャンのひとりだ」という彼の主張だと受け取ったんですけどどうでしょう。いや、本人もさすがにそこまで考えてないだろうけど、それを別にしても、彼がアーバンミュージックを手掛けても抜群のセンスを持っていることを世に知らしめるには充分だった。ラッパーのみんなーこの人にトラックを依頼するんだーこの人をもっとこっちに引きずり込めー







#8 Years & Years - King
Album: Communion
Label: Polydor / Interscope
Peak: #1 (6wks)
On Chart: 16 weeks
#1 UK, #37 US Mainstream Top40, #88 Japan


うーん今年の尻すぼみ大賞。10年やってまだ2曲しかない「俺チャート初登場1位」ソングで、春先にはこれ以外にもOlly Alexander関連曲がわっさわっさエントリーしてきて軽く祭りだったんですけど(Clean Banditの「Stronger」とかThe Magicianの「Sunlight」とか)、ずるずるリリースを先延ばしにしたアルバムが散々待たせた割には今一つな出来だったんで年の暮れにはだいぶ印象が薄まってしまった。だからアルバムはアツいうちにちゃんと出せと…。とは言えインディーとポップのいいとこどりのようなセンスはFoster The Peopleが成し遂げかけて挫折しかけてる夢を引き継いでくれそうな期待を抱かざるを得ないし、「踊ることも泣くことも出来る曲を作ってる」という発言にも共感した。これ1曲だけでもUSで当たったらまた印象が違っただろうにな。ただ色恋沙汰に対してこんなに後ろ向きというか受け身な歌詞ばっかり書いてるよう(な生き方)じゃ若いうちは可愛く見えても20代後半からはツラいよOlly君(25)、とだけは今のうちから言っておこう。







#9 Adele - Hello
Album: 25
Label: XL
Peak: #1 (2wks)
On Chart: 9 weeks+ (still on chart)
#1 UK, US, #17 Japan


これももしかしたらシングルリリース時の盛り上がりがそのままピークになっちゃうパターンかもしれない。というのもアルバムがやっぱり(今のところ)ピンときてなくて。今年の10枚から外したのはあまり聴きこめてないゆえに「来年分に持ち越し」したってことなんですけど、さて…。いや、この曲自体は出たときはすげえ名曲だと思ったんですよ。あんだけバカみたいに売れまくって、次に何をやるのか文字通り全世界から注目を浴びる中で、カムバック初フレーズが「Hello, it's me」ですよ(このMVでイントロと同時にAdeleと目線が合う瞬間ほんとゾクッと来る)。このAdele母さんの胆力。これが経産婦の力か!あまりにも出来過ぎていて、他のポップソングとは存在感がかけ離れすぎていて、この曲の次に何をかけてもチープに聞こえちゃうってんでこればっかり帰路ずーっとリピートしたりしてました。彼女のソングライターおよびヴォーカリストとしての力量なんかもう分かりきってるからそこはさすがの一言だったけど、ほぼピアノ一本のAメロ〜1サビと、どかーんと盛り上がる大ラスの間にNoah "40" Shebib的な音の籠ったBメロ〜Bサビパート、このトラックメイキングの今っぽさに心の底から感心して、作ったの誰だと思ったらGreg Kurstin!とんだ嗅覚の持ち主だよねこの人も。








#10 Gorgon City feat. Jennifer Hudson - Go All Night
Album: Sirens
Label: Virgin EMI
Peak: #4
On Chart: 12 weeks
#14 UK

上位10曲のうちこれだけ週間チャートで1位取ってないんだけど(今年のNo.1ソング自体は15曲あるので11位以下にもある)、なんで4位どまりだったんでしょうこの曲。昨年の暮れにリリースされてmixmag誌で「2014年のベストソング!」とかなんとかさっそく書かれてたような記憶があります。Jennifer Hudsonが自身のアルバム『JHUD』(これは去年の年間ベストアルバム10選にちゃんと入れてるよ!)で志向したディスコ/ダンス路線はかつてのJocelyn Brownを髣髴とさせるものがあったけど、それが最も成功したのが90'sハウス愛(それはつまりダンスミュージックの歴史そのものに対する愛だ!)溢れるこの曲だったのではないかと。1サビが終わった後にず太いビートが入ってくる瞬間が失禁しそうなほど好きなんですけど、こんだけパワーのあるトラックにはこれくらいヴォーカルの強い人が載らないと負けてしまう、という意味で適任も適任でした。地味にDavid Guettaのアルバムにも参加しててダンスミュージック路線にちょくちょくコミットしてたJHUDのひとつの到達点だと思います。Wireless Festivalのラストでロングヴァージョンで演ってくれて(シンガーは別人だったけど)我を(主に疲れと、会場のほとんどが10代〜20代前半のヤングリア充であるという事実を)忘れたように踊り狂ったの、いい思い出になったよ。





下は100位までありますが書きません。
20位まで(+その他もろもろ)は今年もecrn awardに一票入れさせていただきましたので
見たい人はそちらで見れます。
それにしても今年は俺わりとちゃんと”ダンスミュージックリスナー”してたんじゃね!?と
自分のシングル・アルバム10選を見ながら思いました。
年内の更新は以上!
2016年もいい曲にたくさん巡り会えますように!
posted by Skedge at 12:07| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

10 Albums Of 2015 GC Choice

毎度。
今年から年間ベストは年が明ける前に書くぞ!と決心したので
まずはアルバム部門から。
作品によって文の量が違うのは調節する気がなかったからだ!
シングル部門はまあ明後日くらいには。








Caracal.jpg

#1 Disclosure "Caracal" (PMR / Island)


sophomore jinxというのを特別信じてる方ではないんだけど、それを抜きしても実はあんまり期待はしてなかったDisclosureの2作目。なにせ1stが出来過ぎていたし、それであれだけ売れてしまった以上まだUKガラージがどうのこうの言ってはいられないだろう、って。発売に当たってアナウンスされたゲストは一気にメジャーな方々が増えたし、UKガラージ出のポップスターが「メジャー」に合わせようとするとどうなるか、というのはCraig DavidやKaty Bで既に見てきてしまったくらいには歳も取った。ついでに言うと最初のシングル2曲(「Bang That」と「Holding On」)も全然好きじゃなかったし。てか気に入ったネコの品種がアルバムタイトルって適当すぎるだろ、みたいな。

結果的にUKガラージ感は予想通りやや後退して「メジャー化」したものの、引き換えに手にしたこのクールで陰鬱な色艶ときたらどうですか。The Weekndを起用したオープニングにして事実上のタイトルトラック(歌詞中に"caracal"という単語が登場する)「Nocturnal」が本人の『Beauty Behind The Madness』のどの曲よりも出来がいい、という時点でもうこのアルバムの年間1位は決まってしまったようなものだった。全体的にベタっとしたビートの感触がとにかく艶めかしい。彼らが火付け役になり、今あの時よりもかなり陳腐な形になってより巨大化、チャートを席巻するようになったディープハウスブームと距離を取りつつ、それでも「Omen」や「Hourglass」で聞こえるベースの使い方は間違いなくフューチャーガラージのさらに先を行った彼らなりの進化形。今年はこのアルバムだけ別次元でしたわ。






anybody wanna buy a heart.jpg

#2 K. Michelle "Anybody Wanna Buy A Heart?" (Atlantic)


こういう「本格派ソウルシンガー」のアルバムって得てして大した起伏のないつまらない印象になることが多くて、1〜2曲気に入った曲があってもこうして年間ベストに入れることってあまりなかったりする。K. Michelleは1stもきちんと買って聴いたんだけどその感想がまさに上記のとおりで、「V.S.O.P.」だけ突出して好きだったんだけどアルバム全体の印象は特に残ってなかったからこの2ndはリリースされて後しばらくスルーしていた。というか出たこと自体いまいち知らずにいた。そんなに頻繁に話題になる人でもないし。そしたら2014年の年間ベストにとある方が選んでいて(12月というギリギリのタイミングで出たやつだけどその人は対象に含めていた)、それで改めて聞いてみたら貴女。

こんなに、こんなに歌の上手い人でしたっけ…。

いや、上手かったんですよ最初の最初から。なにせR. Kelly御大にフックアップされたのが業界入りのきっかけなんだから。けどなんだろうこの「歌ぢから」は。声を聞いてるだけでめちゃくちゃ幸せ。圧倒される。前回と何が違うんだろう。オーセンティックなR&B路線はそのまま、特に大きな変更はない。もしかしたらヴォーカルがより前面に出るミックスでもしてるのかな、とは思う。それくらい彼女の声、声、声がひたすら耳に残る。あとはとにかく曲の良さ。今回はそこまで突出した曲がない代わりに驚くほど粒が揃っていて、ここまで良曲揃いのR&BアルバムはMariah Careyの『The Emancipation Of Mimi』以来ではないかと思うほど。こんなに「タネも仕掛けもない」、歌詞の意味もシンガーの経歴も分からなくてもただただ曲とヴォーカルの素晴らしさだけで魅了してくれるアルバム、ちょっと記憶にない。





in colours jamie xx.jpg

#3 Jamie xx "In Colour" (Young Turks)


twitterなんかで僕個人が観測してた範囲の話ではあるんだけど、今年もっともいろんなジャンルの音楽クラスタに刺さったアルバムではないかなあと。僕別にThe xx聴いたことなかったけどこれは「分かった」し、本来こういうのが好きそうな人以外にも結構いろんな人が話題に出してて興味深く思っていた。実際どのメディアでもシングル、アルバムともに上位に置いてるし、「ロック、R&B/ヒップホップ、エレクトロの、インディーを軸にした融合」という2010年代のトレンドを統合するような立ち位置の作品だと思う。その意味では、ダンスカルチャーの歴史においてブレイクビーツからハウス、ニューディスコ、エレクトロ、チルアウトまでを2004年時点で一点に集約してみせたMyloの『Destroy Rock & Roll』や、同じく2007年時点でのアーバンミュージックの見本市のような作りだったRihannaの『Good Girl Gone Bad』に似た感触がある。

ただこっちは影響を及ぼす範囲がほとんどポップミュージックの全ジャンル。そもそもこのアルバム以前にJamie xxという人が、The xxというバンドが、ここ数年の音像の傾向を作ってきたんだという話もあるけど(言ってたのは澤田太陽さん)、バンドの方は実はきちんと聞いたことがないので置いておくにしても、このアルバムが吸収してひとまとめにした世界の広いこと。こういうアルバムは向こう数年のシーンのトレンドを映し出す試金石でもある。なにぶんインディーベースなので、万人から見て分かりやすい影響力があるとは言えないけど、「2010年代中盤のサウンドってこうだった」という良質なサンプルとして10年後にさらなる真価が発見される日が来ると思う。






2014ForestHillsDrive.jpg

#4 J. Cole "2014 Forest Drive" (Dreamville / Roc Nation / Columbia)


去年の暮れギリギリに出て、その時は2014年の年間1位にしようかとも思ったんだけどさすがに全然聴きこめてなかったから2015年分に繰り越すことにしてなんだかんだで4位。「Work Out」のデビューヒットを他ならぬ憧れのラッパーNasに批判され、セールスとセルアウトの狭間で悩み抜きながら辿りついたのは、シングルヒットなしで30万枚超を売り上げて初登場1位、というそれこそNasのようなヒット形態。このサクセスストーリーに全俺が泣いた。リリース当初は気の早いアーバン系メディアが2014年の年間ベストに選んでたところもあったと記憶してるけど、1年経つうちにDrakeのミックステープやKendrick Lamarの歴史的傑作に完全にかき消された…と思いきやJanetの復活作「No Sleeep」の客演に抜擢されたり、今になってこのアルバムから「No Role Modelz」がシングルヒットするなど地味ながら案外存在感を保ったまま走り切りました。謝辞をそのまま曲にしてしまった14分にも及ぶラストの大曲「Note To Self」だってKendrickの架空2Pac対談なんて魔球さえなけりゃより多くの人の記憶に残ったはずだし、ほぼ全曲自作してしまうトラックメーカーとしてのセンスももっと評価されていい。ハイ・ファイ・セットなんてどこで見つけたんだよ。






to pimp a butterfly.jpg

#5 Kendrick Lamar "To Pimp A Butterfly" (Top Dawg / Aftermath / Interscope)


正直分かっとらん。出た瞬間から今年の音楽メディアで年間ベストを総なめすることが誰の目にも明らかな作品だったし、もっと言えば去年のシングル「i」の時点でもう期待しかなかったから、言葉で、情報として「すごいアルバム」だと分かってはいる。ただ感覚がまだついてきてない。Kanye Westの「My Beautiful Twisted Dark Fantasy」を年間ベスト選に入れた時も同じような気持ちだったけど、まあこういうアルバムの凄さを本当に分かろうと思ったら理解すべき背景情報が多すぎるし今はこんなもんでいいだろう。それでもジャズやファンクの伝統をさらに刷新するようなトラックメイキングとそこに乗っかるパーカッシヴなライミングを聞くだけでいかにこの人が孤高のポジションにあるかは十分嗅ぎ取れる。Wireless Festivalのステージで見せたはにかむような笑い方に、ああこれが"good kid in the m.A.A.d city"か…と感慨を覚えました。生「King Kunta」最高だったぜ、羨ましいだろー。






fifty shades of grey ost.jpg

#6 V.A. "Fifty Shades Of Grey (Original Motion Picture Soundtrack)" (Republic)


ここんとこ妙に充実したサントラが多いような気がするんだけどこれはピカイチ。映画の方はどうもエロ描写がぬるかったとかで悪評の方を多く聴くんだけど、サントラではそれに不釣り合いなくらいの危険でヒプノティックな色気に満ち満ちててすごい。特に「Crazy In Love」のリミックスはあの曲をよくこう再構築したなと舌を巻く出来。The WeekndとEllie Gouldingの大活躍でシングルチャートでも抜群の存在感があったけど(欲を言うなら「Love Me Like You Do」を歌ったのが作者Tove Lo本人だったらもっとよかった)、Jessie WareやLaura Welshなんて通ぶったとこやStonesやSinatraみたいな大御所も絶妙に配置しててトラックリストの厚みがすごい。これだけ充実したラインナップのド頭に持ってくるのがAnnie LennoxのScreaming Jay Hawkinsカヴァー、という時点でこれは選曲担当者の勝ちでした。







tuxedo stones throw.jpg

#7 Tuxedo "Tuxedo" (Stones Throw)


2013年以来のブギーリバイバルがまさか極東の日本でこんな形で花開くとは。このユニットもアルバムもWikipedia英語版に記事のひとつもないくらい国外ではマイナーなのに、よりによってこんなのが日本のラジオでがんがんかかるなんてねえ…。たぶん世界で一番売れたのが日本なんだろうなあ。そもそもフルアルバムが出るだけでびっくりしたのに。「Designer Drug」(これがそもそも2013年)あたりで明らかになったMayer Hawthorneのディスコ趣味をこれでもかと全開にしたアーリー80's仕様のファンクアルバムで、SkyyとかInner Lifeを聴いては「ああこんな時代に生まれたかったよう!」などと喚いていた若いころの自分に聴かせてやりたい。John Moralesに長尺12"ミックスを依頼するなど、他のディスコ再生組がなかなかやってくれなかったところまで丁寧に当時をなぞってみせたのもとても好感でした。






beauty behind the madness.jpg

#8 The Weeknd "Beauty Behind The Madness" (XO / Republic)


この際だからはっきり言っておこう。ミックステープ3部作→1st→これと、作品を重ねるごと、時が経つごとにつまらなくなっている。これが今までと大して変わらないセールスだったらたぶん10枚からは外した。けどこれがバカみたいに売れちゃったもんだから話は別。いやいやいや、売れると思わないでしょこういう人。「こういう人がメインストリームで売れたら面白いのに!」とはめっちゃ思ってたけど、実際にこんなにバカ売れするとこを見せつけられてしまうとすんごい戸惑うね。「Earned It」や「Can't Feel My Face」だけならまだ分かんなくもなかったけど「The Hills」なんか1位取っちゃだめだろこんな曲。ちょっと前まで女性を自宅軟禁(&たぶんクスリ漬けに)した"This〜is〜a happy house〜♪Oh this is fun fun fun♪"とか超怖い歌うたってた人だぞ。いいのかこういう人を堂々とラジオやテレビで流して。

セルアウトと言えばセルアウト。けど、正直この程度の味付けで、逆に言えば、ここまで持ち味を残したままでこんなに売れてしまう余地があったなんて想像もつかなかった。それに「Earned It」が出るまで、「Often」や「King Of The Fall」あたりの単発シングル群も「今までと何が違うんだよ」という感は否めなかったので、ここでテコ入れしたこと自体は大正解。絶対売れたる、という本人の強固な意志(これが一番びっくりした!売れる気あったのかい!)に基づいて、Ariana Grandeとの共演→大作映画の主題歌→自前の曲でNo.1というこれ以上ない綺麗な出世街道をリアルタイムで追えただけで、すごいもの見せてもらったなと思います。来年のRihannaとBig Seanとのジョイント公演、やっぱ見に行くしかないな。







we the generation.jpg

#9 Rudimental "We The Generation" (Asylum / Atlantic / Black Butter)


この人たちがハウス方向に行ったのがたまらなく愛おしい。いや、もともと1stの時点で、というか1stが出る以前の段階からこの人たちはドラムンベースと4つ打ちをほとんど半々でやってきてて、前者ががんがん売れて名が知られるようになったという経緯だったわけで。それが今回後者の路線を強めに打ち出して、結果アルバムは1位になるもシングルはEd Sheeranパワーがないと売れない、というあまり嬉しくないことになってるんだけど彼らは何を思ってこうしたのか。その決断が「UKアーバンカルチャーの一翼を担う存在である」という自覚から来るものであってほしい、と思います。ダンスミュージックはいつだってストリートのものだから。Andy CやDJ Freshみたいなサイバー寄りのDnBが嫌いというわけじゃないけど、僕はやっぱりこういう土埃を巻き上げながら響くようなマットな音の方が愛おしい。





american-beauty-american-psycho.jpg

#10 Fall Out Boy "American Beauty / American Psycho" (Island / DCD2)


もう何年も何年も何年も言い続けてるけど、ギターロックというものがおよそメインストリームのヒットチャートからほぼ絶滅しかけたこの世界。そんな今の時代に、こういう曲調で全米Top10シングルが出せる人なんて誰がいるよ、と考えたときに、今のFall Out Boyを絶対に見過ごしちゃいけないはずなんだよ。何やってんの世界のロックメディア。「売れた」、ただこの事実だけでとりあえずリストアップする価値がある。

2007年の全盛期、某氏の言い放った「今一番過大評価されてるバンド」というコメントに笑い、大いに頷きました。およそロックというものに興味がなく、ましてその下のサブジャンルのエモなんて知ったことかという感じで、とりあえずやたらヒットチャートに登場する若者好きするバンド、くらいにしか思ってませんでしたよ。登場時点で「エモブーム末期に出てきた異形」と見なされて古参エモファンからは相手にされず、ロックファンからはロックとすら認められるか怪しい扱いで、やがて人気も落ちて活動停止。ところがなぜか2年前にひょっこり復活、Patrick Stumpは激太りからいつのまにか激ヤセイケメン化し、気が付いたら同業でトップ争いをしてたMy Chemical Romanceはじめエモ連中が全滅するかエセEDM化する中、こいつらだけまだ当たり前のような顔してギターロックやっててきちんと現役のヒットメイカーです。しかも昔の焼き直しじゃなくてちゃんと彼らなりに進化もしてて。こういうの、同世代としては無性に応援したくなる。




以上Groove Cruiseの選ぶ2015年アルバム10選でした。
10枚分書き切ったの何年ぶりだー!!
posted by Skedge at 07:18| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

Albums Of 2013 GC Choice #10 - #5

迷っててもどうせ決まらないし考えてもどうせまとまらないんだからと
勢いで決めて勢いで書いた年間アルバムベスト記事です。
今年は上位4枚がめちゃめちゃ良くて、


1 2 3 4 >>>>> 5 6 7 8 9 10

という感じで上位4枚は正直どれが1位でもいいや、
10位から5位の6枚も気分でいくらでも入れ替わりそう、という感じなので
とりあえず5位までの6枚を一気に載せます。






続きを読む
posted by Skedge at 20:57| Comment(2) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月31日

Grooove Cruise Top20 Year-End 2013

年が明ける直前だけど俺チャートの年間記録だけでも書いとくわ。
集計がめんどくて、他にもう一つ上げたい記事があったんだけど手が付けられなかった。
アルバム選考は大体固まってる(というか以下のメンツでほぼ推測可能)けど
1月末まで引っ張るつもり。




Most Played Tunes 2013

#01 [112] Bruno Mars - Treasure (#1/1wk)
#02 [111] Justin Timberlake feat. Jay Z - Suit & Tie (#1/8wks)
#03 [107] Daft Punk feat. Pharrell Williams - Get Lucky (#1/4wks)
#04 [104] Rudimental feat. MNEK & Sinnead Harnett - Baby (#1/9wks)
#05 [ 94] A$AP Rocky feat. Drake, 2 Chainz & Kendrick Lamar - Fuckin' Problems (#1/3wks)
#06 [ 85] Disclosure feat. AlunaGeorge - White Noize (#2)
#07 [ 81] Justin Timberlake - Mirrors (#1/3wks)
#08 [ 80] Mayer Hawthorne - Designer Drug (#1/2wks)
#09 [ 79] Lil Wayne feat. Drake & Future - Love Me (#3)
#10 [ 76] Drake feat. Majid Jordan - Hold On, We're Going Home (#1/3wks)

#11 [ 75] Justin Timberlake - Take Back The Night (#1/4wks)
#12 [ 75] Frank Ocean - Pyramids (#1/1wk)
#13 [ 70] Le Youth - C O O L (#3)
#14 [ 67] K. Michelle - V.S.O.P. (#1/3wks)
#15 [ 62] Chromeo - Over Your Shoulder (#1/4wks)
#16 [ 60] Daley feat. Jessie J - Remember Me (#9)
#17 [ 59] Phoenix feat. R. Kelly - Trying To Be Cool (Remix) (#3)
#18 [ 57] Lana Del Rey - Young And Beautiful (#4)
#19 [ 56] Aloe Blacc - Love Is The Answer (#1/3wks)
#20 [ 55] Daft Punk feat. Pharrell Williams - Lose Yourself To Dance (#5)



週間では1週しか1位になってないBruno Marsが僅差でJustinとダフパンを交わして年間1位。
シングルカットのずっと前から聞いててプレイリスト残留期間が長かったのと、
あと前年12月の再生回数を該当年と翌年の両方に計上するという
大変めんどくさい俺チャート年間集計ルールに助けられました。
(↑年をまたいだ曲が年間で思い切り順位を下げてしまうことに対する救済措置)
アルバム買ってすぐヘビロテしてたんですが、当時はまさか2013年が
こんな大ディスコブームになるとは思いもしなかったなあ…
この曲なんてシングルになるとすら思ってなかった。

とにかく今年は空前の俺得イヤー、それっぽいディスコ/ソウル系が大量エントリー。
(ちなみに「Blurred Lines」はぐっと落ちて年間63位/再生回数35回)
クラブ系からもLe Youthが見つかったのは収穫でしたね。
しかし「Pyramids」とか「Mirrors」とか、
こんなくそ長い曲よくも70回80回と聞いてたな…。
ちなみに100位はWale feat. Rihanna「Bad (Remix)」、
邦楽は今年は例年以上に弱くて最高位はPerfume「1mm」の30位、
次点でtofubeats feat. 森高千里「Don't Stop The Music」の42位でした。




Reccurent Top20

#01 [17] Michael Jackson - You Rock My World
#02 [15] Skinny - Friday [Going Out]
#03 [12] Drake - Headlines
#04 [10] Jennifer Lopez feat. Jadakiss & Styles - Jenny From The Block
#05 [10] Simon - Zoo Rock
#06 [ 9] Eric Prydz - Pjanoo
#07 [ 9] Music Soulchild feat. Swizz Beatz - Anything
#08 [ 8] Groove Theory - Tell Me
#09 [ 8] Trey Songz - Can't Be Friends
#10 [ 7] Aeroplane feat. Kathy Diamond - Whispers


今年メインのプレイリストに一度も入らなかった、要するに旧譜のみのチャート。
1位のマイコーが17回再生で年間175位。いかに僕が旧譜を聴いてないかがわかるチャートです。
メインの年間以上にアーバン色が強く出るのは毎年のこと。
今年になってから買ったりレンタルしたりしたのが強い(MJ、Skinny、J-Lo)わけですが、
ちょっと自分で見てびっくりしたのが5位のSimon。
ここ見てる人だとあんまりわからなそうだけど、日本のラッパーです。2012年の年間88位。
確かにカラオケで歌う率は高いですが(くっそ似合わないです)。
その年めっさ聴いた曲に交じって、こういう当時はそこまで聴いてなかった曲が
案外ぽっと上がってくるのが我ながら面白いです。
まあこんな数回程度の差で変わっちゃうチャートなんで、
シャッフル再生のいたずらが結構大きく影響しちゃったりもするんですけど。



Artist Of The Year

#01 [398] Justin Timberlake (9)
#02 [336] Drake (13)
#03 [253] Disclosure (6)
#04 [249] Daft Punk (5)
#05 [229] The Weeknd (7)
#06 [220] Rihanna (7)
#07 [190] Rudimental (5)
#08 [138] Bruno Mars (2)
#09 [137] Mayer Hawthorne (3)
#10 [103] Daley (2)


再生回数10回以上の曲(227曲)をアーティスト別に集計したチャート。
客演作品もポイント半分とか3分の1とかで参入してあります。
まあこの並びはほとんどアルバムベストとかぶりますね、どうしたって。
1年で3曲1位を出したJustinが大量の客演で稼いだDrakeを引き離して
Artist Of The Yearでございます。これは世間一般的にも異論なかろう。




以上Groove Cruiseによる2013年総括シングル編でした。
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月19日

Groove Cruise 2012年間ベスト シングル/トラック編&アーティスト別編

ようやく重い腰を上げて年間ベスト記事。
まずはシングル/トラック部門。
iTunes上の再生回数を上から並べるだけ…
なんだけどこれ色々集計してて超めんどくさいんですよ。
一部の曲の再生回数を翌年に繰り越したりとか。
ランキング自体は年末既に確定してたけど今まで書く気が起きなかった。
毎年エクセルファイルで100位まで記録に残してるので
今年はそのスクショ貼っつけて終わりにするわ。



2012 Top20.jpg


Drakeの1、2フィニッシュ。
1年で100回を超える曲って年に1曲出るかどうか程度なので
(年を越してからの分も足すとMiguelも超えた)
「Take Care」の140ってのは歴代でも相当上位、なのはいいのですが
なぜに「The Motto」なんてこんなに聴き倒してたのか分からない…
あと調べたらKanye一行の「Mercy」がこんなに上なのに週刊集計では最高5位なのな。
ちなみに2012年の週間1位ソングは2011年からの年跨ぎだったRihanna「We Found Love」と
年明け以降も1位継続中のThe Weeknd以外は全部上位20曲に入ったな。
去年年間1位のEd Sheeranは年明け後は1度も1位になってないけどこの位置です。
2年分合算したらたぶん200回オーバーで歴代ぶっちぎり1位。
日本産では安室以来4年ぶりのNo.1になったPerfumeが年間でも4年ぶりにTop10入りしました。
この次に来るのがLuvraw & BTB(16位)、ギリで外れたのがSalu(21位)。

まあこれはあくまで再生回数だけで並べた順位付けなので
meantimeやecrn awardsの投票の時はこれをベースに色々入れ替えます。



続いてアーティスト別集計。
これが超めんどくさいんだ毎年。(でもやる)


#01 [493p] Drake (12 tracks)
#02 [351p] Rihanna (11 tracks)
#03 [284p] Ed Sheeran (9 tracks)
#04 [283p] Foster The People (7 tracks)
#05 [246p] The Weeknd (6 tracks)
#06 [207p] Chris Brown (6 tracks)
#07 [140p] Miguel (3 tracks)
#08 [136p] Kanye West (5 tracks)
#09 [129p] 安室奈美恵 (4 tracks)
#10 [124p] Azealia Banks (3 tracks)



上位を独占したDrakeが1位。そりゃそうだろな。
12曲というのは、この集計対象になった「再生回数10回以上」の曲数です。
客演ヒットは3分の2とか2分の1とかこれまた面倒なルールで算入している。
ちなみにアーティスト別集計を始めたのは一昨年で
この時もDrakeが1位、Rihannaが2位なんですが
(2011年はDrakeはTop10圏外、Rihannaは3位)
集計方法たぶん変えてないのに再生回数が倍以上になってるんですよね。
なんかだんだん同じアーティスト・似たような曲に好みが固定化されつつあるのかな。
おっさんだし。
曲別の年間上位ももうどこがハウス好きなんだっつーくらいアーバン系ばっかりだし、
週刊集計見返しても、昔はロックやJ-Popはもちろん
ワールドものとかクラシックも時々聴いてたんだけど今は全然だもんな。



次は頑張ってアルバム考えます。
どうせそんなに聞いたわけじゃないしもう適当に選ぶわ。
posted by Skedge at 22:42| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月11日

2011年にたくさん聞いた曲(←やる気ないタイトル)

あけま(以下略
更新サボってましたがこれをやらなきゃ2012年は始められない、年間総括記事。
まずはiTunesがせっせとカウントしてくれた再生回数をそのまま並べた
シングル年間Top10。本当は100位まで毎年記録取ってるけど流石に載せる気になれない。
[ ]内の数字は再生回数。
年跨ぎで集計が分断されちゃったんで
本当はもっと上位の曲とかあるけどそれはナシの方向で。



Groove Cruise Top100: Year-End 2011

01 [149] Ed Sheeran - You Need Me, I Don't Need You
02 [144] Dr. Dre feat. Snoop Dogg & Akon - Kush
03 [94] Katy B feat. Ms Dynamite - Lights On
04 [93] Chromeo feat. Elly Jackson - Hot Mess
05 [86] Afrojack feat. Eva Simons - Take Over Control
06 [86] Foster The People - Helena Beat
07 [85] Aeroplane feat. Chromeo - [She's A] Superstar
08 [80] Kanye West - All Of The Lights
09 [79] Jason Derulo - Don't Wanna Go Home
10 [77] Rihanna - We Found Love


上2曲がぶっちぎり、というか、これ歴代再生回数記録の1位と2位だったりします。
何故か年の前半ずーーっとDreを飽きずに聞いててとんでもない数字になってたため、
これを超える曲が秋になって出てくるとは思わなかった。
そもそも1年のうちに100回を超えた曲が数えてみたら7曲しかなかった↓(2006年以降)。


#1 [149] Ed Sheeran - You Need Me, I Don't Need You (2011年)
#2 [144] Dr. Dre feat. Snoop Dogg & Akon - Kush (2011年)
#3 [139] Timbaland feat. Justin Timberlake - Carry Out (2010年)
#4 [127] Crystal Kay - Kirakuni (2006年)
#5 [125] Breakbot feat. Irfane - Baby I'm Yours (2010年)
#6 [102] Jay-Z, Rihanna & Kanye West - Run This Town (2009年)
#7 [100] Timbaland feat. Keri Hilson & D.O.E. - The Way I Are (2007年)

年跨ぎで集計されなかったのを足したとしてもたぶん10曲前後だろうなあ。
確かにここ数年、新しい曲を探すよりも気に入った曲ばかり
集中的に聴くようになったような気はするけどはっきりそういう傾向。
時期的に例外的なクリケイは、ちょうどこれが好きだった頃タイ旅行に行って
こればっかり聴いてたという事情もあって当時としてはぶっちぎりの数字になった。



ちなみに1位のSheeranのメイン曲は100位以内では他に「The A-Team」(54位)のみ、
Dreに至っては全くなし、つまり「I Need A Doctor」は圏外。
つうか買ってないしそもそもこの曲が今年だということを全く忘れていた。
まあ結局『Detox』出なかったし他はどうでもいいや。
どうもSkylar Gray絡みの曲は、いいとは思うんだけど何でかいまいちハマれず、
Diddy Dirty Moneyに提供した出世作「Coming Home」が100位とネタっぽいところにいる。

反対にChromeoがTop10だけでダブルエントリーしてますが、
よく考えるとRihannaも事実上ダブル(Kanyeの「All Of The Lights」でサビ歌唱)。
というかさらに考えると「All Of The Lights」にはElly Jacksonも一応参加しているので
彼女もダブルとなる。La Roux嫌いを公言してはばからなかった俺が何故。
でもそれよりもJason Deruloをこんなに聴きまくってたことが一番ショックです。
なんで週間4位の曲がこんなに上にいるんだよ!(4位だと普通年間40位あたり)
Deruloが好きなんじゃなくて「Show Me Love」が好きなんです。信じてくれ。



ぼちぼちアルバムレビューも考えます。
まずはとりあえず選外の何枚かをまとめて記事にしようかな。
posted by Skedge at 21:50| Comment(2) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

Albums Of 2010 GC Choice #1

Up On The Ridge
#1 Dierks Bentley "Up On The Ridge" (Capitol Nashville)



2003年のセルフタイトルのメジャーデビュー作でいきなりプラチナ・セールスを記録する上々のデビューを果たし、2009年発表の前作『Feel That Fire』からも2曲のカントリーNo.1ヒットを放つなど、そのルックスもあり安定した人気の中堅イケメンカントリー歌手というイメージのあったDierks Bentley。ただ2000年代の特に中盤ごろは「イケメンカントリー」の人って結構いて、その頃本格ブレイクを果たしたKeith Urban(Nicole Kidmanの旦那ね)は今でも第一線、もうちょい音楽的な評価もついてきてそうなBrad Paisleyや、いい加減年喰ってるがKenny Chesneyなんかもこの括りで捉えられなくもないし、今ではすっかり失速したけどディケイド中盤えらく人気のあったRascal Flattsなんかも含めて「ルックス人気を兼ね備えたカントリー男Vo.」ってDierks以外にもいくらでもいる(いた)ので、この人に特段目立った印象はなかった。カタカナ的にやたらカッコいい名前以外。(すごく表記しにくいがたぶん”ダークス・ベントレー”でいいと思う)



続きを読む
posted by Skedge at 00:00| Comment(4) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

Albums Of 2010 GC Choice #2

Aphrodite
#2 Kylie Minogue "Aphrodite" (Parlophone)



オーストラリアの誇るポップ・クイーンの、原点回帰、と見せかけたアルバム。


そもそも「エレクトロ+R&B」なんて図式、彼女は『Fever』(9年前!)や『Body Language』で彼女なりの完成形を既に提示していたので、世の中がこんなことになっとろうとそこをさらに追及する必要も意思も無かったんでしょう。周りがエレクトロだのダンスミュージックだのこんなに言い出すはるか昔、2003〜2004年くらいの時点でRadio Slave、Alter Ego、Myloといったとんでもないリミキサー人選をかましていた人です。MadonnaやLady GaGaほどは目立つ存在ではないのできちんと評価している人がこと日本やアメリカでは少ないですが、アイドル/ポップ・アクトとしてのKylieの先見の明、目の付けどころの鋭さは同業他者の軽く数年先を行っています。僕がKylieを好きなのは単純に曲が好きな以上に、明確なコンセプトを持って活動を続ける姿勢に心打たれているからです。そうでなければ僕の中のKylieはUSリスナーにとってと同じく『Fever』で止まっていたはず。


そんな彼女(と彼女をずっと支え続けてきているであろう一流のブレーンたち)が、エレクトロニックな音がチャートを支配する今提示する「ダンスポップ」の形とは何か。

正直、先行シングル「All The Lovers」の気の抜けたサウンドと、ゲイのファンに色目を使いすぎた気色悪いビデオを見たときはガッカリした。当初はリミキサーがCalvin HarrisやDavid Guettaら既に評価を確立したビッグネームばかりになるとの情報もあり(どうもガセだかポシャっただかしたみたいですが)、もうシーンのトレンドを鋭く切り取る「イケてるカイリー」は見られないんだと悲しくなった。


が。
「シーンのトレンドを鋭く切り取る」ことをあえて放棄したような今回の路線が、アルバム全体ふたを開けてみたら全く以って吉と出ているじゃないですか!そうだよ!こんなに安いダンスものが溢れかえるようになっちゃった今のシーンに切り取るべきところなんか最初からなかったんだよ!

アルバム全体の指揮を取るのはStuart Price。Madonnaの名盤『Confessions On A Dance Floor』を任されて一躍セレブ御用達になった元赤毛の王子様、ということでマッジとの比較は避けられないところなのですが、僕当時から『Confessions〜』って嫌いでして。シングルとしては「Hung Up」も「Sorry」も「Get Together」も「Jump」も全部好きだけど、ああいう突破力のある曲で埋め尽くされたアルバムはマッジの「47歳(当時)になってもイケてるアタシ自慢」が延々続く感じですげー疲れるんですよ。

彼女の遺伝子を受け継ぐGaGa、そのコピーキャットのKe$ha、あるいはFergieとかも入れちゃっていいと思うんだけど、アメリカの女性ポップアクトってなんかどいつもこいつも「男の精気吸って生きてます」みたいな雰囲気がほとばしってて(マッジは本当にそうでしょうけどね。ガイ・リッチーって今でもちゃんと生きてるんですか?)、存在感あってカッコいいんだけどあんまり真剣に向き合うとこっちがヘナヘナになるじゃないですか。全員タチかお前ら。みたいな。


そこでやっぱりKylieなんですよ。ビジュアル的な観点から僕の好きなKylieを力説すると、彼女が一番魅力的なのは「Love At First Sight」での溌剌とした笑顔であったり、ベビーピンクのシャツで街を闊歩する「Come Into My World」でのビデオであったり。「大人の女性にしか出せないかわいさ」が彼女のアイコンとしての一番の魅力だと思っていて(だから僕は「Can't Get You Out Of My Head」とのエログロっぽい姿や、ライヴで羽根飾り付けてマッチョなダンサーとABBAを歌い踊る姿なんかはあまり好きじゃありません)、今回のアルバムではそこがかつてないほど上手く引き出されている。

Stuart Priceは、Les Rythmes DigitalesやZoot Womanでの活動からも分かるように元々エレポップ〜ニューウェイヴ属性の人。『Confessions〜』でこそドンドコした音をやってましたが、ああいうUSアクト向きの、ハウスやヒップホップっぽいドンシャリ感覚の人では本来ないはずなんですよ。もっとこう「ピッコピコ」だったり「ほへ〜ん」だったりする方が絶対好き。このアルバムでもそういう中音域を強調した浮遊感あふれる音作りを志向していて、それがKylieの自然体な魅力にものすごくマッチしている。それ考えると「All The Lovers」ってアルバムの先行シングルとしては間違ったチョイスじゃなかったんだな、と思うんだけどあれがアルバム12曲中一番つまらない曲です。


ここまで曲の粒がそろい、テンションの上げ下げも含めたカラーの付け方がばっちり決まった(中盤で一旦スローダウンするんですよこのアルバム。KeaneのTim Rice-Oxley作の隠れ名曲「Everything Is Beautiful」が絶妙のタイミングで流れる)アルバムは、こと「ユーロ・ダンス」というカテゴリーではこれ以上のものは作れないんじゃないかという完成度。シングルが弱くていまいち印象に残らないし後続シングルのビデオも相変わらずキモかったりして気付きにくいかもしれませんが、アルバムとしては『Fever』と同等かひょっとしたらそれ以上じゃないかという傑作です。原点回帰どころじゃありません、これはこれで他の誰もまだ到達してない高みに一番乗りしてますよ。



ひとつ文句をつけるなら、すごい完成度とは言ったものの肩の力を抜いて楽しめるダンスポップ作品なので、こんな仰々しいジャケ(すげー綺麗だけど)やタイトルじゃなくてこういうの↓が良かったなー。これで御年42歳。50になった時に確実に『Believe』のときのCherや『Confessions〜』のMadonnaとは違う価値観を世に示してくれるよ、この人は。



I Believe In You.jpg
ベスト盤からの新曲だった「I Believe In You」のジャケ。
僕はこのリミックスでMyloの存在を知りました。
言っとくけど「Drop The Pressure」が全英チャートでヒットした直後くらいのタイミングだぞこれ。
posted by Skedge at 00:01| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

Albums Of 2010 GC Choice #3

My Beautiful Dark Twisted Fantasy.jpg
#3 Kanye West "My Beautiful Dark Twisted Fantasy" (Roc-A-Fella / Island Def Jam)



Kanye Westのラッパーとしての5thアルバム。
なわけですが、これは「制作・総指揮 Kanye West」もしくは「Kanye West presents My Beautiful Dark Twisted Fantasy Project」ですね。

フィーチャリングクレジットのないままコーラスとかで参加しているメンツが異常に多いのですが(Nicki MinajやBon Iverなど、曲によってクレジットされたりされてなかったりする人もいて意味不明)、それ以外にも楽器担当(日本人女性ヴァイオリニストも参加)だのミキサーだのサンプリング元だのとクレジット表記が大変なことになっていて、ハリウッド超大作のエンドクレジットじゃないかというくらい膨大な量の文字が溢れるinlay(ブックレットの代わりに入ってるポスター型のやつ)は一見の価値あり。


当初はもっとコムズカシイ作品なんじゃないかと思っていまいち買う気がせず、「1st・2ndと3rd・4thのちょうど間っぽい」「長い曲ばっかだけど聴きやすい」といった周囲の評判を聞いても、あれとあれの中間とか、この暗さで聴きやすいとかそんなことが起きうるのか?と思ってたんですが実際聴いてみて納得した。掛けた手間と人手の分、華やかかつ圧倒的なスケール感です。だからこれが「ラッパー、Kanye Westの5th」と言われてもピンときません。作り上げた世界観がデカすぎて蟹江のライムとか正直もうどうでもよくなっている。

元々ラッパーとしての力量が取りざたされてきたわけでもないし、そもそもこの人はどこまで行ってもプロデューサーなわけで。これだけのアイデアとメンバーをハンドルして一つの作品に落とし込んだ手腕こそが評価の対象なのであり、デラックス盤に同梱されたショートフィルム(やべ、まだ見てなかった…)に象徴されるように「すごく映画っぽい」アルバム。今回の蟹江はアクターであると同時というかそれ以上にディレクターです。

そう言う観点で行けばこれがヒップホップであるかどうかももはや論点として重要ではないんでしょう。ロック系メディアは時々自分の視点の広さを誇るためなのかテクノやヒップホップやワールドミュージックを持ち上げたりしますけど、これに関してはもはやヒップホップなのかどうかもよく分からない、という前提の上での、変な下心なしの『Spin』『Rolling Stones』両紙の年間1位、インディー系批評サイトPitchfolkでの100点満点etc.といった評価なのではないかと(本来ロックとして評価すべきカテゴリーが昨年はよほど不作だったという事情もあるみたいですが)。


ただ僕個人としてはそこまで考えた上での選出ではなくて。正直よく分かんないんですよコレ。なんかすごそうだとは思ってるんですが、聴き手である僕のキャパを超えちゃってるのでもう数年寝かさないとこれが本当にすごいのかどうか、すごいならどれくらいすごいのかをきちんと理解できない気がします。大体買ってからひと月も経ってねえし。とりあえず今年のベスト選考でこれを漏らすわけにもいかないと思ったので、既に確定してた上位2枚の下にとりあえず置いてみた。『bounce』紙のトップ選出の出嶌先生の言い訳――「何かまだよく分かんないけど1位っぽい風格があるんで1位で」――が自分の気持ちを一番よく代弁してくれている気がするよ。
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

Albums Of 2010 GC Choice 4位から10位の7枚

あけましておめでとうございます。
年明けからいきなりパーリスにこのtweetがリンク貼られてすげえびびりました。
書こうとしてたことを一字一句同じで先に書かれたって、
そりゃそもそもがパクリですからすいませんすいません。
(追加tweetでも言ったけど元は「オゥてめえら、左耳聞こえなくて可哀相なワシのニューアルバム買えよゴルァ」)
なんで見つかっちゃったのかとドキドキしてます。
あんな有名サイトで自分のことが言及されるとはびっくりですよ。
ちなみに「離婚しちゃってかわいそうなワシのニューシングル買えやゴルァ」なら
既に宇多田さんがやっちゃってるんだよね。(「Flavor Of Life」発売数日後に離婚発表)
芸能界って大変っ!(棒読み)




シングル(トラック)の年間ベストを一応あげたので今度はアルバムですが、
今年は相当無理があるわこれ。買うだけ買ってまともに聴いてない、は毎年だけど
今年は買ってすらいない。数えてみたら、レンタルとか
既に売却済みとかフリーのMixtapeとかまで含めても30枚行ってないよ。
そこから10枚選ぶとか。
上位3枚はまあいいのですが、それ以外はほんとまともに並べられないので
とりあえず今は「4位〜10位に入れる7枚」としてまとめて書きます。
meantimeやecrn awards用に月末までには並び考えておかないと。
今年は遂に邦楽1枚も入らなかったなあ。





続きを読む
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月31日

Groove Cruise Top100: Year-End 2010

年末なのでこのテの記事を書いておきます。
iTunes/iPodでの再生回数順にただ上から並べて作られた
Groove Cruise年間シングルチャートです。
なんか週ごとにやってるやつよりこっちの方が恥ずかしいのは何でだろう。。。




#1 [139p] Timbaland feat. Justin Timberlake - Carry Out
#2 [125p] Breakbot feat. Irfane - Baby I'm Yours
#3 [93p] Drake - Find Your Love
#4 [87p] Selena Gomez & The Scene - Round & Round
#5 [86p] Rick Ross feat. Drake & Chrisette Michele - Aston Martin Music
#6 [86p] Maxwell - Pretty Wings
#7 [85p] Kanye West (feat. Dwele) - Power
#8 [83p] Lady GaGa feat. Beyonce - Telephone
#9 [80p] The Chemical Brothers - Swoon
#10 [77p] Pryda (Eric Prydz) - Niton (The Reason)



例年100回を超える曲は1曲あるかどうか、くらいなので今年は大記録だ。
が、こんなしょうもない曲がダントツ1位だもんなー。
meantimeの投票とかはちょっとバイアスかけ直さねばならん。
「Carry Out」、好きは好きだがいい曲だとは全然思っとらん。

でもこれを聴きまくってしまったのはちょうどアメリカのR&Bチャートで
地味なスロウ〜ミディアムばっかり1位になってたのと気持ちは一緒で、
要はメインストリームのアップがみんな電化してるのにいい加減辟易してるんですよ。
ガガとか普通に聴いてるし好きだけど、あまりにそれ一色過ぎる。
ああいうを避けてアーバン系のアップが聴きたいと思った時の選択肢が狭すぎるんだよねえ。
これ、ものすごく時代遅れ感漂わせてるトラックだけど
こういうのが心地いいのはやっぱり自分が00's育ちだからだろうし、
それだけの理由でここまで愛聴しちゃってるのは年寄りみたいで何だか嫌ではありますが。

2位のBreakbotも新しさじゃなくてもう自分の中で完全に確立しちゃった好みに
ばっつりハマりすぎたが故のヘビロテだし、なんか気持ちが保守的になっちゃってるのかな。
ある意味Gomezたんが一番トンがったチョイスです、自分的には。
いやまさかこんなのにハマる日が来るなんて思わなかったんだよ…


以下圏外から、あんまり今まで言及してこなかった曲を適当に摘む。




続きを読む
posted by Skedge at 00:00| Comment(6) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

Albums Of 2009 GC Choice #1

If On A Winters Night Sting
#1 Sting "If On A Winter's Night..." (Deutsche Grammophon)


実はSting好きだとはこれまでもちょくちょく書いてきてるのでこれ単なるファンびいきでの選出だろうとお思いの方もいらっしゃると思うのですが、実際その通りであります。3年ぶりのオリジナルアルバム。大いに盛り上がって散々儲けたと思われるThe Police再結成ツアー以降では初の作品であり、前回が17世紀の英国王室付きリュート奏者John Dowlandの作品集という浮世離れにも程がある一品だったので今回揺り戻しがあるかな、と思ったらまだあっちの世界から帰ってきてなかったよ…。Allmusicで星1.5、The Guardian紙で星1つ(笑)などを筆頭に批評受けが良いわけでもなく、こんなの本当にStingが好きでたまらないファンだけ買ってればいいと思うのですが、コンセプトを「冬」に絞ったことでシーズン需要があったか商業的にはアメリカで6位(早速ゴールドディスクに認定)、イタリアやポーランドでは何故かマルチ・プラチナとなんだか意外なくらいのヒットになっています。



続きを読む
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

Albums Of 2009 GC Choice: #5-2

Mi Plan
#5 Nelly Furtado "Mi Plan" (Nelstar/Universal Music Latino)


以前この記事でちょっと書いてるのでそちらをご参照。というかこれ実はそんなに前提知識もなく、あれ以上あんまり書けることありません。

先行シングル「Manos Al Aire」は北米出身者としては初めてBillboardのラテンチャートで1位を取るなど一定の成功を収めはしたようですが、それでも全米アルバムチャート39位という結果からして非スペイン語リスナーには全然届かなかったのね、というのはちょっと残念ではあります。このアルバムが出て早々、今度はポルトガル語作品に取り組んでいるという話も伝わってきてましたが、どうやらTimbalandと再度組んだ英語アルバムが先になるようで5月のリリースだと本人も名言(早っ!)。なんだか最近Timbo自身が斜陽気味なので若干心配ではありますが、今年はまたメインストリームで活躍する彼女が見られることを期待してます。


[Groove Cruise Top20 Entries]

#2 Manos Al Aire
#4 Mi Plan (con Alex Cuba)
#11 Bajo Otra Luz (con Julieta Venegas y La Mala Rodriguez)



Fleet Foxes LP
#4 Fleet Foxes "Fleet Foxes" (Sub Pop)


日本盤が出たのが2009年なので入れてしまうけど、これが2008年のアルバムとして扱われるべきなのはもちろん分かってるので自重して4位。2008年のうちに知ってたらこれが1位だったかも。日本盤発売時にも散々書き倒されてた通り、2008年英米の音楽メディアを総ナメにしたSUB POP発のフリーフォーク(?)バンド。実は一番聴いたのって『Fleet Foxes』の方じゃなくてその前に出てたEP『Sun Giant』(日本盤ではアルバムに丸ごと収録)に入ってる「Mykonos」なんだけど。実際このバンドにたどり着いたのも、各誌年間1位という結果を受けて1st+EPの体裁でUK盤が再リリースされた際にUKチャート下位にこの曲がひっそり入ってきたのがきっかけだったし(53位。これは一応今年のヒットなんだからmeantimeのNon-Top40部門には容赦なく入れましたよ俺は)。肝心の内容の方は、そもそも自分はこういうのってこれまで全然趣味じゃなかったので何をどう書いたらいいのかさっぱり分からない。ただひたすら幻想的で美しいメロディにはまりました、とかしか言えない。歌詞をきちっと読みながら「White Winter Hymnal」のド輪唱聴くと、ああfolkってそういや「民俗音楽」って意味だったんだっけ、とか今更のように思い出します。

ところでこれ、上記の再リリースの後でUKでは3位まで上がってたけどUSではどんくらい売れたんだろう?と思って調べたら36位。やっぱUSではインディーな人たちはいくらプレス受けが良くたってこんなもんだよねー、と思ってたらVampire Weekendがいきなり1位取ってびっくり。


[GC Top20 Entries]

#1 Mykonos
#5 He Doesn't Know Why
#14 Your Protector
#12 White Winter Hymnal



Blueprint 3
#3 Jay-Z "The Blueprint 3" (Roc Nation/Atlantic)


The Moments「Love On A Two-Way Street」のピアノサンプルを敷き詰めたゴージャスなトラックにアリキーのヴォーカルを起用した世界一格好いいご当地ソング「Empire State Of Mind」(これを地元賛歌として受け取れるニューヨーカーすげえ羨ましい!)、ギリシャのサイケバンドにサンプリングソースを求め、自らが送り出してまぎれもなくシーンのトップに立つまでに至った後進たちを引き連れてのセルフボースト「Run This Town」。今年のmeantime Top40シングル部門、1位・2位はこの2曲を選びました。こんなのが2曲連続で入ってるってだけでもうこのアルバムの価値は決まったようなもの。終盤がやや弱いという印象はあるものの(やたら評判のいい「Young Forever」も元ネタに対する思い入れがないからなのか全然いいと思わない)、それを補って前半、「A Star Is Born」あたりまでの充実度は凄い。とにかく音に華がある。トラックや客演頼みだと言われようと、この音とこのメンバーをこうして従わせられるのはこの人だけだなと思わせるだけの圧倒的な貫禄と、ベテランの矜持がある。

前作『American Gangster』がアルバム単位ではヒットしながらもシングルの成績がさっぱりだったのでもう一線からは退いちゃったかな、という感もあったのですが、今回はキャリア最大のヒット連発状態。ここの夫婦は揃って、特に流行りの音を出してるわけでもないのにチャートど真ん中に居座ってるんだから凄いよな…。ヒップホップがチャートにあふれ返った2000年代半ばには候補が多すぎてはっきりしなかった「で、誰がシーンのキングなの?」という疑問の答えはもう確定させてよさそうですね。


[GC Top20 Entries]

#1 Run This Town (feat. Rihanna & Kanye West)
#1 Empire State Of Mind (+ Alicia Keys)
#6 Off That (+ Drake)
#17 What We Talkin' About (+ Luke Steele)



mixmag oct09
#2 V.A. (Mixed by Armand Van Helden & A-Trak present Duck Sauce) "Mixmag (Oct. 09)" (Mixmag)


MixCDなんてこのテの選出では反則みたいなもん、しかもこれなんて雑誌の付録…。それでも今年一番聴いてて楽しかったのはこのCDだったのでしょうがなく選びました。Armand Van HeldenとA-Trak、世代がちょうど一回りくらい違うのですがどちらもヒップホップのセンスを兼ね備えたクラブミュージック人。この二人がユニットを組んで突然90年代フィルターディスコ復古運動に乗り出したようです。Alan Braxe「Vertigo」なんて問答無用のクラシックも差し挟みつつ、実は今の時代結構量産されていたフレンチタッチなトラック連発の15曲45分。おっさんのノスタルジアでしかない気もするんですが、ひたすら楽しかったです。

彼ら自身が関わった収録曲は2曲のみで、残念ながらDuck Sauce名義のトラックは未収録なんですが、このMixCD(というか雑誌)が出た時にはすでに12"で評判になっていた「aNYway」(Final Edition「I Can Do It (Anyway You Want)」のまんま使い)は後にDATAからCDでもシングルカットされてUKチャート22位を記録と、思いのほかオーヴァーグラウンドに届くヒットになりました。この流れ、本国たるフランスでは2、3年くらい前からPuziqueやStrip Steveといった若手がオリジナルフレンチタッチへのリスペクト丸出しなトラックを発表するという形で起きてはいたようなんですが、今年は是非もっとまとまった動きとして盛り上がってほしいなあ。しかしフィルターハウス全盛期に「You Don't Know Me」を大ヒットさせてたHeldenはともかく、その当時はまだバトルDJとしての勇名を轟かせてからあまり経ってない頃と思われるA-Trakがどうしてこの音に足を踏み入れてきたのか気になるところです。


[GC Top20 Entries]

#8 Titan - Bruxism Groove
#10 Mr Oizo - Gay Dentists
(#5 Duck Sauce - aNYway)



年末の対談企画で既に1位は半ばネタバレ済みなのでもったいつけることもないんですが、思わぬ長文になってしまったため別記事にて。
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

Albums Of 2009: #9-6

10位の記事で「小出しにします」と言ったものの
小出しにしてたら今の更新ペースから言って
1位載せるのが夏とかになりかねないのでやっぱり小出しはやめます。
でもこの次の5位にあたる記事が全く書けてないので9位から6位まで。


Evacuate the dancefloor
#9 Cascada "Evacuate The Dancefloor" (Zooland)


アルバム単位で評価するような作品じゃないことは分かってるけども、やはり世紀の名曲「Evacuate The Dancefloor」を収録した同タイトル作、というだけで年間10枚のうちの1枚くらいには選ばざるを得ない。2ndでもRascal Frattsがカヴァーヒットさせた「What Hurts The Most」を1stシングルに選ぶくらい「私たちもっとポップチャートで売れたいです!」な野心が思いのほか強いことは分かってましたが、ここまであからさまにメインストリームにアプローチして再ヒットを出すとは。こんな事例、少なくとも90年代以降のユーロダンス史では初めてのはず(それもUK/EUだけならまだしもUSでも売れた。80年代以前の事例を探すならDonna Summerが該当するのかも?)。

アルバム全体も本来の芸風だったジャーマントランス路線から逸脱した曲が過半数を占めており従来のファン離れも起きたことでしょうが、1st収録の「Bad Boy」あたりに顕著だったように彼らはメロディラインの強度がこのテのユニットとしては極めて高く、ジャーマントランス全般を毛嫌いしてきた自分としてはアレンジが変わったことで楽曲そのものの良さを素直に受け止めやすくなったことも評価のポイント。「Why You Had To Leave」がもしcapsuleの曲だったらニコ動とかで絶賛されてるでしょ。


[GC Top20 Entries]

#1 Evacuate The Dancefloor
#12 Why You Had To Leave
#11 Fever
#18 Dangerous



Ultraviolet
#8 Kid Sister "Ultraviolet" (Downtown/Fool's Gold/Universal Republic)


「今までの女ラッパーももちろんリスペクトしてはいるけど、ちょっと攻撃的すぎて引いちゃったりもするのよね」などという発言含め、2009年一気に盛り上がったヒップスター型ラッパーの女性版としての面白さもあるんでしょうけど、僕としてはとりあえず、ヒップホップの本場アメリカの人がヨーロッパのクラブ系人脈使ったトラックの上で当たり前にラップしてる、というだけでなんかOK。「Pro Nails」のリリースから時間が経ち過ぎてお蔵入りの臭いがプンプンしてたのでそもそも出ること自体にあまり期待してなかったんですが、蓋を開けてみたら想像の斜め上を行く面々がブックレットに名を連ねておりました、という事実だけで盛り上がって8位。

A-Trak総指揮になるかと思っていたのでこれだけ外部の人間が大挙して関わってきたのにも驚きましたが、またそっち方面から連れてきたのがSteve Angello & Sebastian Ingrosso、Herve & Sinden、Rusko、Yuksekなど手加減一切なし、それでいてそれぞれ微妙に畑違いという絶妙な采配。1曲1曲取り出して聞くと実はそんなに面白くなかったりもするんですが、イントロを挟まずにパンチの効いたトラックが次々繰り出されて40分少々で終了、というミックステープ的な作りのおかげでアルバム全体では個々の曲から感じられる以上の勢いがあって気持ちよく聴き通せました。

tippeeさんがレビューで書いてたように曲数の面で少々食い足りない部分は確かにあるので(しかもマイスペとかで公開済みの曲も多かったようで)、ボートラ扱いで「Beeper」(The Count & Sinden feat. Kid Sister名義)やリミックスをいくつか拾うくらいのサービスがあってもよかったな。ちなみに全くの余談ですが、「Pro Nails」のUK盤シングル収録の"Album Version"は冒頭で蟹江のべしゃりが入るのですが、実際のこのアルバム収録に際してはカットされています(笑)


[GC Top20 Entry]

#8 Big N Bad



Past Future Rated R
#6 安室奈美恵 "Past<Future" (Avex Trax)
#7 Rihanna "Rated R" (Def Jam)


なんとなくこの2枚は並べて置きたいのです。こういうと本当のファンから怒られそうですが、この二人は二人とも、本人自身のパフォーマンス能力(ダンスや歌唱力)だけを言うなら決して他を圧倒するような才能の持ち主ではなく。しかし徹底したイメージコントロールと楽曲の質、本人の志の高さetc.で以って、実力では自らの上をゆく相手も含めたそこらのアイドル/ポップ歌手とは格の違う高みにいる、という点が共通すると思ってまして。しかもそれぞれの前作、これは当時も過去ログのどっかで書いたはずですが、『Play』と『Good Girl Gone Bad』が共に、リリース時点までのアーバンミュージックの流行をとことんおいしいとこどりしたような内容だった、という点でも較べてしまうのです。

その二人が、ほぼ同じ2年半という空白期間を挟んでほぼ同じ時期に次なるオリジナルアルバムを発表。これもまたそれぞれに、これまでのエレクトロ〜ダンスミュージック路線を突き進むという選択から離れて「次の一手」を打ち出した内容。今回もNao'ymtとT.Kura & Michicoのツートップ体制か思いきや若手や着うた大魔王(Jeff Miyaharaのことです)までも含めた日本アーバン界総動員的な布陣を揃えてきた安室、Ne-YoやThe-Dreamといったこれまでの貢献者を続投させつつもChase & Statusを核に据えるというサプライズ抜擢でアルバム全体のトーンを劇的に刷新したRihanna、と人選の新しさでも重なる部分があります。

ひとつ面白いのは、RihannaがChase & Status経由でアンダーグラウンドのヘヴィーな音に新しさを求めた一方、安室はAmy Winehouse以降のレトロスタイルやダンスホールっぽいリズムなど、エレクトロ以前の流行だった音を参照元にしてそこから新しいものを生み出そうとしている、という、メインストリーム・エレクトロとの距離の置き方に差が出たことでしょうか。どっちもカッコいいことこの上ないのですが、しかしそのカッコよさは音そのものというよりは本人たちのアティテュード・立ち振る舞いに因るところが大きく、どうしても「流行ど真ん中!」な華やかさのあった前作ほどは気持ちが乗れてないというのが正直なところではあります。というわけでポップミュージックらしいキャッチーさと時代謳歌してます感を買って安室が上(しかしジャケ写パクリ騒動はいただけない)。今後この2枚がどうシーンを規定するのかしないのかは10年代最初の見ものですね。


[GC Top20 Entries]

#3 Wild
#16 Dr.
#9 Fast Car
#20 Love Game

#3 Hard (feat. Jeezy)
posted by Skedge at 00:00| Comment(4) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

Albums Of 2009 GC Choice: #10

毎年アルバム選考はこじつけで無理やり10枚出してる部分があるので
今年はもうほっとこうかと思ったんだけど
書き出してみたら一応それなりにまとまったコメントが各作品に
つけられそうだったのでなんとかやってみることにした。
こないだの対談で既に半分ネタバレしてることだし
もったいつけずにちゃっちゃと出していきたいところだけど
最近更新間隔が空きすぎてるので姑息に小出しします。



Idiosyncrasies
#10 Kris Menace "Idiosyncrasies" (Compuphonic/New State)


Lifelike & Kris Menace名義で出した「Discopolis」(06年)の絶賛モードは一体何だったの?というくらい忘れられたというかさっぱり話題にならなかったKris Menaceの1st。「Discopolis」以降Kris Menaceは名前買いが常という最も信頼するリミキサーであり続けてきたのですが、この1stはそのリミックスワーク集も含め殆どが既発表曲(「Discopolis」ももちろん収録)。ただし3枚組でフツーの値段というとコスパ高すぎるフォーマットで来ました。

リミックスではシンセの厚塗り上等な、Stuart PriceがThin White Duke名義でやる感じのニューロマンティック系アッパーハウスといった作風が目立つので実際そういう人だと思っていたのですが、このアルバムで聴くまで殆ど未チェックだった自己名義作からするともうちょいNu Disco寄りの人だ。Stuart Priceで言うとLes Rythmes Digitalesっぽい。Daft Punk一派の天才Alan Braxeと組んだクラブヒット「Lumberjack」(07年)だってアッパーハウスとかフィルターハウスとかいうよりもむしろ素敵なハイエナジー(←特定の曲名を言っているわけではない)。このまま次にAngie GoldとかPhyllis Nelsonとか繋げられるって。

去年はLindstromの1stを年間選考で2位に選びましたが、あの辺の人たちが80年代ユーロディスコを解体・再構築した上で今の音としてアップデートしてるのに対して、Kris Menaceは割と”まんま”。この界隈の音はどれも小難しく、敷居が高くて困ってるのでこんぐらいベタなアプローチの人がいるとありがたいです。アラフォーディスコダブ。


[GC Top20 Entry]

#9 Metropolis
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月08日

09年の一番iPodとかで回った曲的なリストを

明けたね。(年始のご挨拶)
こっちは年明けからいきなり仕事トチりまくってヘコんだりしてたので
ますます更新意欲が失せる一方です。
とりあえずリハビリ的に2009年のiTunes年間再生回数Top10を書き出しておきます。
画像もビデオもなくてごめん。
とりあえず上のボイルさんでも眺めとけ。

あくまで2009年の1年間の再生回数のみの順位なので、
meantimeとかの投票では多少並び替えするつもりです。
年跨ぎの曲なんかは当然下位に沈んでますし。
ちなみに曲名あとのカッコ内は1年間の通算再生回数とチャート順位。




#1 Jay-Z feat. Rihanna & Kanye West - Run This Town (102/#2 US, #1 UK)
再生回数的にはこれが1番なのか。
ビデオがカッコよかったので解禁後に再生回数が伸びてた気がする。
なんか「マイアヒライフ」とかとの格の違いを見せつけられた感がある。
アルバムヴァージョンは何で微妙に早回しなんだろう?


#2 Keri Hilson feat. Kanye West & Ne-Yo - Knock You Down (98/#3 US, #5 UK)
ブレイクアウトでは5点しかつけてない曲なのに。
UKの『Now』買ったら入ってたのでなんとなくプレイリストに入れてたらだんだん気に入り、
カラオケ練習用にヘビロテしてたらこんなことになってしまった。
やけに長いけどアルバムヴァージョンの方が好き。


#3 Madonna - Celebration (95/#71 US, #3 UK)
Paul Oakenfoldの本気。もうただひたすらにキャッチー過ぎ。
ビデオに使われたBenny Benassiのはあんまりいいと思いません。
これUSでは圏外だと思ってたら一応100位以内には入ってたのね。
2009年はトランス復権の年だと思ってたのにイマイチ煮え切らなかったなぁ。


#4 Kaskade & Deadmou5 - Move For Me (92)
虚ろなクラブライフを描いた歌詞が気になりだしてから
再生回数が伸びた曲。しかしこれは無駄に伸びすぎた。
こういう当たり障りなくて気持ちいい曲は意味もなく数字稼ぎがち。
ちなみに逆クレジットの「I Remember」も年間16位。


#5 Cascada - Evacuate The Dancefloor (91/#25 US, #1 UK)
これはやっぱり世紀の名曲と言わざるを得ない。未だに飽きない。
このノリのままアルバム買ってはしゃいでたけどこれ以外の曲は
どれも結局そこそこ止まりだったので(100位以内だと他に62・82位と計3曲)
やっぱりこれが突出していたということで。


#6 Magic System & Khaled - Même Pas Fatigué!!! (84/#1 France)
今年の夏はこれと「Cette Soiree La」(32位)とでただ一人Rai 'N Bフィバってた。
こういう面白い異色作をもっともっと聞きたいと思ってるけど
ちっとも見つからない。やっぱりこれは奇跡の1曲なんだろう。


#7 Beyonce - Sweet Dreams (83/#10 US, #5 UK)
最初は「今回のアルバムでようやく初めていいと思える曲が」程度の認識だったのが
気が付いたらどんどん回数が伸びてしまい、普通なら5〜8週あたりのところを
登場21週目で俺チャート1位ゲットはぶっちぎりのスロークライマー記録だった。
今自分以外の全人類にどうでもいいことを書いた。


#8 Fleet Foxes - Mykonos (82/#53 UK)
去年のアルバム、のさらに前に出てたEPの収録曲だけど
新装盤がUKで出た際に改めてシングルカットされたらしく一応今年のマイナーヒット化。
アーティストごとに再生回数集計したら今年はこのバンドが1位のような気がするんだけど
これが好きならやっぱりAnimal Collectiveも買うべきなんでしょうか。


#9 Jay-Z + Alicia Keys - Empire State Of Mind (81/#1 US, #2 UK)
年が明けてもまだ数字伸びてる最中なので
年間投票では上方補正をかける予定。
世界一かっこいいご当地ソング。
トラックを作ったAl ShuxがSway周辺人脈だったのが驚いた。


#10 Drake - Best I Ever Had (81/#1 US)
今年の新人賞はもう文句なくDrake。
ヒップホップ界はDrakeバブルとGucci Maneバブルに湧きました。
頼むから実はハイプでしたなんてオチはやめてよ!
2010年期待するアルバム、まずは2月のDrakeから。




ついでに。
今年一度もプレイリストに入れなかった曲(つまり週間チャート対象外の曲)
だけを抜粋した年間リカレントチャートTop10。
カッコ内は再生回数と総合での年間順位。
こっちの方が一過性じゃない本当の好みを反映してる気がする。

#1 Estelle feat. Kanye West - American Boy (26/#117)
#2 Craig David - 7 Days (21/#152)
#3 Jason Mraz - The Remedy (20/#157)
#4 Kanye West (feat. Chris Martin) - Homecoming (20/#158)
#5 Christina Milian feat. Joe Budden - Whatever U Want (19/162)
#6 Joss Stone - You Had Me (18/#162)
#7 Justin Timberlake - Rock Your Body (18/#163)
#8 Rihanna - Don't Stop The Music (17/#167)
#9 T.I. - Why You Wanna (17/#168)
#10 Mark Ronson feat. Ghostface Killah, Nate Dogg & Trife - Ooh Wee (16/#175)


アルバム10選の方はどう記事にするのか、
つかそもそも書くのか書かないのかは未定。
まだどの10枚にするか自体があんまり決まってません…。
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

Albums Of 2008 GC Choice: #1 Coldplay

Viva La Vida Or Death And All His Friends
#01 Coldplay "Viva La Vida Or Death And All His Friends" (Capitol / EMI)


なんか無駄に引っぱってしまいましたが、今年の1位はこんなどメジャー音源。日本でもとうとう洋楽年間売り上げ1位達成。EMI英本社的にはまだ不本意な売上だったと思いますが(結局オリコン1位も取れなかったし)、それでもようやく日本の外と中での人気格差が埋まったと言えそうです。SMAPLAY。

今まで好きでも嫌いでもない、果てしなくどーでもいいバンドだったのですが、これは買わざるを得なかった。多くは語りませんし語れる知識も筆力もないしまあみんな知ってるからいいよね。なんかもう参りました、としか言えない感じで。ちゃんと理由を自覚できないままこういうのを突然絶賛しだすのって盲目的に新興宗教の教祖崇めてるみたいで気持ち悪くてヤなんだけどなあ。『Prospekt's March EP』はうっかり買い逃してしまいました。しまった。



==================

#1 Coldplay "Viva La Vida Or Death And His All Friends"
#2 Lindstrom "Where You Go I Go Too"
#3 Amy MacDonald "This Is The Life"
#4 The Last Shadow Puppets "The Age Of The Understatements"
#5 Pendulum "In Silico"
#6 V.A. "Things Don't Change" (Mixed by The Kickdrums & The League)
#7 blanc. "New World"
#8 Kanye West "808s & Heartbreak"
#9 Gym Class Heroes "The Quilt"
#10 Bumblebeez "Prince Umberto & The Sister Of Ill"

※meantime投票用 (#6と#7を抜かして)
#11 Jazmine Sullivan "Fearless"
#12 Reel People "Seven Ways To Wonder"


ColdplayとLindstrom、どっちを上にするか迷いましたが、シングルヒットの多さと時代性を買って前者にしました。
こういうのはリアルタイムで聴いたからこそより価値があるってもんよ。
Lindstromが1位だったら4年連続で寒いところの人のアルバムがベスト、になるところだったんですが今年はそうはなりませんでした。

というわけで今年のアルバム10選でした。
で、これ書いてる間にうまいこと成田の入管の隙をついて日本に舞い戻ってきました。
だからといって何をどう変えるというもんでもないですが今後ともよろしくです。
毎日湯船に浸かってる!!!
posted by Skedge at 00:00| Comment(8) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

Albums Of 2008 GC Choice: #8-10

808s & Heartbreak
#8 Kanye West "808s & Heartbreak" (Roc-A-Fella / Def Jam)

『Graduation』で突然俺内確変した蟹江さん、期待と不安に胸を膨らませた新作。前作の時点でも既にヒップホップの枠からかなりはみだした音にシフトしてたけど、今回は自ら歌い出してオルタナエレクトロヒップソウル(?)みたいな作風を開拓。と書くとすごい大胆な路線変更のように感じるけど、「ラッパーが歌う」「ヴォコーダー」ってアイデア自体はOutkast(のAndre)、T-Pain、Snoopあたりでとっくに既出なわけで、それをあんまり感じさせずに新鮮に聴かせられるだけの力量と、メインストリームから浮きまくった音でも一定以上のセールスを挙げられるアーティストパワーあっての1枚という気がする(良くも悪くも)。先行シングルの「Love Lockdown」がとても凄みのある曲だったのでああいうのがもっと揃ってたら良かったんだけど、なんかアイデアばっかり先走ってうまく昇華しきれなかったような曲が多いというのが正直な感想。あんまり急がないでもうちょい練ってから出してもよかったんじゃ。



The Quilt
#9 Gym Class Heroes "The Quilt" (Fueled By Ramen / Decaydance)

(The Black Eyed Peas + Maroon 5)÷2。売れ線ど真ん中な気がするんだけどなんでこんなに売れないんだろう。今となっては出世作の「Cupid's Chokehold」が一番つまらないくらいで、その後の「Clothes Off!!」、今作の実質的な先行曲「Cookie Jar」、Estelleとの「Guilty As Charged」といったシングル群はどれも上出来で、サンプリングやゲストの使い方で話題のとっかかりも作ってあるのにびっくりするくらいヒットしていない。今回はまともなシングルヒットが出なかったことでアルバムの売り上げも散々のよう(UKでは「Clothes Off!!」と「Cookie Jar」もTop10ヒットにはなっている)。なんかロック、ヒップホップ、ポップすべてのリスナーから見放されてるっぽい感じがひしひしと。ロックやヒップホップとして通用しないのはともかくポップチャートでも全然ウケてないのは、マンガ顔のフロントマンTravis McCoyがFergieやAdam Levineよりセックスアピール的な意味、セレブ人気の面で劣ってるということなのか。きちんと作ってあってかつ分かりやすいポップソング満載なのになあ。



Prince Umberto & The Sister Of Ill
#10 Bumblebeez "Prince Umberto & The Sister Of Ill" (Modular)

豪MODULAR発の兄妹or姉弟デュオ。たぶんガチでアホだ。エレクトロやらインディーロックやらヒップホップやらファンクやらレゲエやらマイアミベースやらチップチューンやら、とりあえず自分の知ってる音楽は全部ぶち込まないと気がすまない!と言わんばかりの気合はいいのだけど、それがちっとも整理されてない。整合性が取れてれば「おもちゃ箱的」と評するとこだけど、こりゃガラクタ入れだ。カラフルなんだけど用途不明のプラスチック片とか変な形のキーホルダーとかそういうのがごっちゃり詰まった感じの。だから1曲1曲取り出してラジオで通用させられるようなクオリティの曲は全くないのに、全体を俯瞰してみるとやけにポップアートじみていて楽しいのです。若者が集まるストリートマーケットの猥雑な楽しさを音像化したような1枚。
posted by Skedge at 00:00| Comment(0) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

Albums Of 2008 GC Choise: #5-7

5位以下はダンゴなんで3枚ずつ纏めて。



In Silico.jpg
#5 Pendulum "In Silico" (Atlantic / Breakbeat Kaos)

ドラムンベースmeets産業ロック、もしくはサイバーメタル。再発されてたインディー時代の1st(前作)『Hold Your Colour』もあとで買ってみたら、ドラムンベース耐性ゼロの僕が聴いてもすごくカッコよかった。あれがアングラ基盤なのに15万枚も売れたというから、そこから入ったファンからすれば確かにこれはないだろうな。アルバムの半分を占めるインストモノも、悪くないんだけど前作収録の「Slam」や「Tarantula」を知ってしまうと物足りないし、「Granite」や「Propane Nightmares」みたいな曲でブレイクされても古参は苦々しいだけだろう。何も先入観のないままヴォーカル曲で素直に感動出来たのはラッキーだったと思う。前作であれだけトガった音作っておいてこんなメジャー志向の曲も書ける、ってとこはもっと評価してあげるべき。
ものすごく大味故にB級スレスレのところに着地してる(ビデオが特にそう)点を愛してあげられるかどうかで好き嫌いが分かれそうです。




Things Dont Change.jpg
#6 V.A. (Mixed By The Kickdrums & The League) "Things Don't Change" (?)

基本的に年間ベストではオムニバスは選ばない方針なので(まあそこまで印象に残るものは例年ないんですが)、ミックステープは微妙だな、しかもフリーダウンロード(@公式ブログ)ものだし…とも思いつつ入れちゃう(meantimeの投票では対象外にするつもり)。全く背景の分からないアーティストなので何にも書くことがないのですが、どうやら蟹江周りと交流のあるヒップホップ・プロダクションの人らしく、でも選曲はエレクトロ〜ニューレイヴ的。A-Trakみたいなもんでしょうかね。以前紹介したことのあるKanye「Love Lockdown」のLMFAO Remixをはじめ、The Ting TingsやSantogold、MGMT vs Justice vs Kanyeというメンツのマッシュアップ、抜け目なく飛び出してくる「Pjanoo」ネタやLil Wayne「Lollipop」のロック風リミックス(これがScrunk=Screamo + Crunkってヤツか?)のほか自己作品も大量に投入して、パキパキポップな2008年の時代感をヒップホップ的な感性で以ってファンキーに纏め上げてます。すっごい日本人ウケしそう。




New World
#7 blanc. "New World" (Cutting Edge)

モマジのお兄ちゃんソロ1st。AVEXの年度末対策と思しきリリースでしたが(笑)、今年はバンド本体の動きがあからさまな売れ線狙いでゲンナリしたので(その割に売れてない)その埋め合わせにはちょうどよかったです。バンドのメジャーデビュー以前からこの名前でFreeTempoやSoul Source Productionらの作品に参加してたのでプロモーションでもクラブだのハウスだの言ってましたが(レーベルがバンド本体のBINYLじゃなくてCUTTING EDGEなのもそれが理由か)、エレクトロニカ〜ラウンジ志向がちょっと入っただけのSSWものと言った方が実体に近いでしょう。いつも帽子かぶってたのを取ったら坊主頭で、しかも黒縁のメガネをかけた今作のアー写はMobyとカブりまくってるのですが、音のサラっとした感触も近いかも。あっさりしすぎていていまいち聴きごたえがないんですが、1曲目のタイトル曲とラストのボッサジャズ風な「Morning Departure」は名曲です。三十路過ぎた男にしか出せない大人の色気。
posted by Skedge at 00:00| Comment(2) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

Albums Of 2008 GC Choise: #4 The Last Shadow Puppets

The Age Of The Understatement.jpg
#4 The Last Shadow Puppets "The Age Of The Understatements" (Domino)


Arctic Monkeysの「I Bet You Look Good On The Dancefloor」は最初のあの盛り上がりにすごい勢いで取り残されてたけど、しばらくしたら好きになった。だから「Brianstorm」は発売と同時にちゃんと飛びつけた。でもアルバム自体はよく分かんなかったし俺ロックの人じゃないし、てことでファンとまでは行かず。そんな立場だったので、Alexが盟友バンドRascalsのヴォーカルと組んだこのサイドバンドの存在はリリースされるまで知らず、どんなもんかと先行シングル「The Age...」のビデオをYouTubeでチェックしてみて、翌日凄い勢いでアルバムを買いに走った。

いやあ久しぶりでした、「早くあのCDを買いに行きたい!」っていうあの感覚。僕の中ではNickel Creek(の『Why Should The Fire Die?』)→Neko Case→Amy MacDonaldって流れの「枠」でして(もっと言えばAmy WinehouseやらアギレラやらPipettesやらのレトロ枠でもある)。Amyの方が大衆向けで分かりやすかったのでAmy>ラスパペ、になっちゃってますが、こっちもアレンジこそ60年代サイケフォーク風?(←よく分かってない)ながらメロディ自体はArctic Monkeysのときに比べて格段にポップだし、総合的なカッコよさで言ったら断然こっちですね。Alex惚れた。しかしまさか自分がArctic Monkeysみたいなバンドの新作を楽しみに待つ日が来ようとは。




The Age Of The Understatement
posted by Skedge at 00:01| Comment(2) | 年間ベスト選考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする